ぼやき、ぼやき、ぼやき(^^;)

元助監督で映画キャスティングマンの

よいお年を

2011年12月31日 | こらむ
今年一年、本当にお疲れ様でした。

いろんな事がありましたね。あの震災&原発の影響をうけ、10年以上いた渋谷から、事務所を下北沢に引っ越しました。

あの頃は、本当にどうなるかと思いました。首都東京は全滅するかもしれないと、心の奥では思っていました。今も、その危機は残っていますが・・・原発で働いている方々、頑張ってくださいと言うしかありません。

「アウトレイジ2」が延期にもなりました。

そんな中、富山では「RAILWAYS2」を撮影していました。

来年、1月14日公開で、韓国映画「マイ・ウェイ」、「ロボジー」、「ヒミズ」の、吉川事務所キャスティング作品3本が、同日公開されます。こんな事初めてです。本当にありがたい事です。

来年早々に、クランクインする映画が1本。そして、小規模の映画が2本を準備しています。そしていよいよ「アウトレイジ2」が撮影になります。

初めて舞台「素晴らしい一日」のプロデューサーもやります。3月に、下北沢駅前劇場で「素晴らしい一日」という作品です。新しい冒険も始めてみます。

健康に気をつけながら、初心ををすれずに、謙虚になって仕事を頑張りたいと思います。

来年も、どうぞよろしく御願い致します。


舞台81「あしたのイエス」 アキアージュ第2回公演 下北沢OFF・OFFシアター

2011年12月31日 | そんなご舞台な2011
舞台81「あしたのイエス」 アキアージュ第2回公演 下北沢OFF・OFFシアター

2011年の最後に、ステキな舞台を見ました。難しい題材を扱っているにもかかわらず、笑いもあり、余裕もあり、開き直りもあり、すごいなぁと思いました。難しい題材を、小難しく描くのではなく、ユーモア満点でちょっとひねくれた視点が、すっごく気持ちがよかった。投げたいボールがあり、見事ストライクゾーンで受け取りました。

舞台77「スピンドクター」 東京フェスティバル第6回公演 下北沢オフオフ劇場

2011年12月30日 | そんなご舞台な2011
舞台77「スピンドクター」 東京フェスティバル第6回公演 下北沢オフオフ劇場

難しい内容を、なんとかまとめておしろい舞台になっていました。よく調べて書かれているように思いました。やりたいテーマ、投げたい球もよく見えました。ただ、何か物足りなさも感じます。何だろう?・・・・何かがストライクゾーンに入っていない感じがあるのです。最後の裏切りだけで、終わっていいのか、もうひとつどんでん返しがあってもいいのではないか、例えば、総理大臣の裏切りとか、朝倉さんの裏切りとか・・・ストーリーがラストに向かって、うまく向かいすぎていたのかもしれませんね。

舞台76「うつくしい世界」 こゆび侍第10回公演 サンモールスタジオ

2011年12月29日 | そんなご舞台な2011
舞台76「うつくしい世界」 こゆび侍第10回公演 サンモールスタジオ

なかなかしっかりとしたストーリーを作り上げていました。小さなこの劇場で、よくここまでの世界を構築したと思います。第10回公演という事で、かなり力が入っていました。それは、劇団ろりえ「三鷹の化け物」と同じようなパワーがありました。ただ創り上げた世界が、ちょっと寓話すぎる感じもありました。あとひとつ、何か「触媒」が加われば、それは大きなエネルギーになったかもしれません。でも、投げたいボールがある事は、はっきりとわかりました。それはとても大切な事だと思います。

舞台75「びわ湖商業スワンボート部 強制コント大全」 下北沢スズナリ

2011年12月28日 | そんなご舞台な2011
舞台75「びわ湖商業スワンボート部 強制コント大全」 下北沢スズナリ

なんで小劇場の俳優達が、コントをするのかよくわからないけど、ともかく爆笑の連続でした。こうなると、俳優とお笑い芸人区別がつきませんね。そんな区別する必要もないのでしょうか・・・清水さんの高テンションと入江さんの低テンションの違いが、すごくおもしろかった。難しかったのは、女性一人の柳岡さんのテンションのおさめどころ。このおかしな3人男達の中で、どうするか若干、「道」を探しているように見えました。もっと、女王様でよかったのか、無視系でよかったのか・・・
東北の震災以降、日本国民の心の中に、なにやらモモヤとした澱みたいな物が沈殿していて、いまだその気持ちはスッキリしないままです。その中で、「笑えるかなぁ!」と「強制コント」を提出されても、どうも説明できないものがあります。もう少し、日本人の、国民全体の気持ちが癒されてくれば、もっと違った手応えがあったろうと感じました。

2011年12月5日(月)から

2011年12月24日 | ぼやき日誌2011
2011年12月5日(月)
東宝撮影所で、午後から映画の美術打ち合わせ。午後7時過ぎまでびっちり。下北沢で軽く飲んで帰宅する。

2011年12月6日(火)
今日も、東宝撮影所で、午後から映画の美術打ち合わせ。午後5時には終了。外に出たら冷たい雨が・・・夜は下北沢のトリウッドで、自主映画を見る。2本見たが、その中で「壁女」は傑作だった。間の使い方がうまく、とても感心してしまった。

2011年12月7日(水)
事務所で、朝から夕方まで3人のマネージャーさんと出演交渉。そして、俳優さんとの面談。仕事いっぱいした感じ(笑)そして新しい映画の仕事も舞い込む。ありがたい事です。感謝です。夜は知り合いのマネージャーさんと痛飲(笑)

2011年12月8日(木)
午後から、東宝撮影所でキャスティング会議に参加。いろいろ進展したように思う。その後、携帯電話の不具合でドコモショップ行く。1時間半ぐらいかかってしまう。おなかが空いたので、行きつけのイタリアンでたべようかと思ったが、不景気のせいか今日は臨時休業だった。がっかり・・・

2011年12月9日(金)
朝から雨のような雪のような、寒い天気。今年初雪だ。例年より早いかもしれないな。映画のセット撮影のため、日活撮影所に行く。17時からの、映画の出演交渉のため渋谷に向かう。終わって、赤坂で来年の映画の打ち合わせ。そのまま赤坂レッドシアターで観劇。忙しい一日だった。

2011年12月10日(土)
地元で、妻とスパランチ。夜は、鶯谷で映画村の忘年会に出る。もう30年近くつきあっているメンバー達。映画「デンデラ」で草笛光子さんにいただいた焼酎「草笛」を持って行き、みんなでいただく。終わって外に出たら、なんと月食!初めてちゃんと見たなぁ・・・

2011年12月11日(日)
午前中はテニス・スクール。午後は知り合いと4人で、ガチンコテニス。まだまだうまくなれない。サーブだけ褒められた(泣)


2011年11月28日(月)から

2011年12月19日 | ぼやき日誌2011
2011年11月28日(月)
午前中映画を見てから出社しようと思ったが、寝過ごした・・・事務所でキャスティング作業。夜は紀伊国屋ホールで、「第3舞台」の解散公演を見る。この劇団が30年の歴史を閉じるが、私はこの劇団が最盛期の頃、スクリーン(映画)に恋していて、ステージ(舞台)には目もくれていなかった。紀伊国屋ビルの地下食堂街に行くと、懐かしい「ナガイ」というカレー・ショップ(最初は喫茶店だった)が、違う店になっていた。よく通った「ジンジン」というスパゲティー屋さんで、久しぶりに食べたが、いつもとは全く違った味だった。時が変わっていくのを、舌で感じてしまった。

2011年11月29日(火)
日活撮影所で、ゲスト講師。卒業公演時の自己紹介アピールの、アドバイスをする。事務所に戻って、近くの自転車屋で自転車を買い、それに乗って自宅まで持って行く。約35分で着く。35分間も自転車に乗ると、かなり疲れた。若い頃は、こんな事はへっちゃらだったのになぁ・・・

2011年11月30日(水)
日活撮影所で、映画のリハーサルに行く。緊張するシーンの連続なので、ピリピリとした雰囲気だった。夜は、荻窪ルースターで1986年のヒット曲ライブに行く。8人で行くが、みんなかなり気に入って、結局カラオケに行こうという事になり、深夜カラオケ(^^;)

2011年12月1日(木)
今日は経理の日。早めに事務所に出ていろんな書類を用意する。午後から、マネージャーさんとの打ち合わせが2件。終了後、そのまま東宝撮影所に行き、来年インする映画のキャスティング会議に参加する。17時から20時過ぎまでかかる。何歩かキャスティングが進んだと思う。

2011年12月2日(金)
気がついたら、もう12月になっている。今年は大変な事件がいろいろあったなぁ・・・事務所も下北沢に引っ越したし。午前中は日活撮影所で、ゲスト審査員。終了後、恵比寿に行って映画の打ち合わせ。新しい作品の案件だ。ありがたい事です。夜は、新宿ロフトワンで赤ペン先生のライブに行く。

2011年12月3日(土)
雨の中を電車に乗ってテニス・スクールに行く。練習しないとカンが鈍る。午後は、Jリーグ最終節をTV観戦。まぁFC東京が負け、札幌が勝ち、一緒にJ1昇格という、美しいシナリオ通りになった事に、苦笑い。それにしても、浦和レッズの弱いこと・・・あれでは来年も本気で厳しい事になると思う。ガンバ大阪の来年の監督が、ロペスらしい。なぜロペスになったのか、情報が少ないなぁ

舞台74「約30の嘘」 赤坂レッドシアター

2011年12月16日 | そんなご舞台な2011
舞台74「約30の嘘」 赤坂レッドシアター

うまくまとまっていて、十分おもしろい内容でした。ただ、見終わった印象として、なぜ、今この舞台を必要としたのか、その思いがよくわかりませんでした。どんなボールを投げたかったのか、もしかしたら、とりあえず投げてみただけなのか・・・というのは、今の時代、小劇場にも、時代が求めている「舞台」があるような気がするんです。

「英国のダービーマッチ」 ダグラス・ビーティー著 白水社 2009/10/10

2011年12月14日 | ぼやき日誌2011
「英国のダービーマッチ」 ダグラス・ビーティー著 白水社 2009/10/10

なかなか深いストーリーなので、自分が十分理解出来たとはいえないが、イギリスの歴史をもっと知りたいと思ってしまった。スコットランドやウェールズ、アイルランド、そんな国々のこと、もっと知りたくなった。

舞台70「ノーアート・ノーライフ」 ナイロン100℃ 本多劇場

2011年12月13日 | そんなご舞台な2011
舞台70「ノーアート・ノーライフ」 ナイロン100℃ 本多劇場

あちこちに皮肉・風刺が混じっていて、クスクス笑えてかなりおもしろかった。大倉孝二クンがおかしい。10年前の舞台の再演ですが、私は初演の方は見ていませんでした。パリが舞台になっていますが、もしかしたら、架空の場所の方がよかったかもしれませんね。パリ=東京で、帰国する=田舎の地元 に帰ると置き換えて、画家達=映画好きの青年達とすると、わかりやすいかもしれません。今回の舞台は10年前と同じボールを投げたんだろうか? どうなんだろう? 急速や威力は変わっていないんだろうか? いろんな事を想像させてくれる舞台でした。