ぼやき、ぼやき、ぼやき(^^;)

元助監督で映画キャスティングマンの

舞台64 「俺の骨をあげる」 @池袋サンシャイン劇場

2018年08月31日 | そんなご舞台な2018年
舞台64 「俺の骨をあげる」 @池袋サンシャイン劇場

いつもそうだけど、肉体と魂が揺すぶられました!最近の「鹿殺し」の中では、一番好きです(^^) あそこまで走り回り、肉体を酷使して、ラストまで怪我のないよう祈ります。楽屋にいくと、やっぱり氷でアイッシングしている出演者がいました。

録画DVDで鑑賞 「美しい星」

2018年08月28日 | 映画の光と影
今頃、録画DVDで鑑賞 「美しい星」

美しい星⭐️見終わりました。すごい、すごい、傑作だと思います。今年の異常気象を体験すると、もしこの映画が2018年の今年公開されれば、ヒットしたかもしれないと想像もします。出だしが、もう少しエンタメ感があったら印象が全然変わったかもしれませんね。ともかく、何か伝えたい作者の気持ちがよく伝わってきて、失礼な言い方すれば珍品かもしれない。でも映画がヒットするための縛りを乗り越えて作った感が大好きです。去年の映画のベストじゃないかなあ。展開が、単調なので、ついつい見逃してしまいそうですが、作者からの信号がビンビン伝わってきました。観客の感情移入先として、リリー・フランキーさんではないし、すべての登場人物の目線を拒否する作りが、観客を遠ざけたかもしれないですね。

舞台63 「My Way」 Mカンパニーvol.1 @下北沢小劇場B1

2018年08月27日 | そんなご舞台な2018年
舞台63 「My Way」 Mカンパニーvol.1 @下北沢小劇場B1

魂が震える感動の舞台でした。仕込みなしのカーテンコールダブルが、観客の反応でした。素直にこの舞台はよいと思います。ただ、「悪い人」が出てこないのが、リアリティーとしてどうかなとは言っておきます(笑) そこが作者の人柄のよさなんだと思います。

本格焼酎 百(ひゃく)

2018年08月24日 | こらむ
本格焼酎 百(ひゃく)

木箱入りで、かなり高級な焼酎「百」をいただきました。お酒に関しては、日本酒もワインも焼酎も、あまり味がわかっていない私ですが、この焼酎は確かに「うまい」「うまいよ」「おいしいよ」とつぶやいてしまいました。後でネット検索したら、その評価にびっくり。熊本の小林P、ありがとうね <(_ _)>

映画 「万引き家族」 (ネタバレ注意)

2018年08月23日 | 映画の光と影
映画 「万引き家族」 (ネタバレ注意)

万引きで生計をたてるらしい、そんな前情報で見てしまいましたが、となると、どうしてもあの名作大島渚監督作品の「少年」と比べてしまうなぁって、思いながら見ました。でも、前情報とは違っていて、「万引きで生計」はたてていませんでした(^^  この家族はさみしがり屋さん達で、その家族のつながりのために「万引き」をしていました。さみしんぼう達がつながっている。ネット社会と同じですね。現代が「万引き」という約束事で見える、素晴らしい作品でした。大島渚監督作品の「少年」には、車に当たる事をしなければ、「死」の影が見えました。そんな時代でした。コンビニもなく、カップラーメンもない時代、「当たり屋」という仕事をしなければ生きていけない、その時代背景がありました。しかし、この「万引き家族」にはまったく、その「死」の影はみえません。加齢による死の影しかありません。そんな現実の違いをはっきりと映画で見せてくれました。見事に現代を描ききっていると思いました。

今頃、録画DVDで鑑賞 映画「ヤンヤン、夏の思い出」

2018年08月22日 | 映画の光と影
今頃、録画DVDで鑑賞 映画「ヤンヤン、夏の思い出」

子供のヤンヤンが主人公で、子供らしい目線で映画が語られていくのかと思ったら、大間違いでした(笑) 父の浮気、娘の初恋、祖母の死、母親の宗教など、いくつかの人生エピソードが、たんたんと語られていく。おもしろい。品がいい。そう、この品の良さはとても大事だと思わせる映画でした。

今頃、録画DVDで鑑賞 映画「クーリンチェ少年殺人事件」

2018年08月21日 | 映画の光と影
今頃、録画DVDで鑑賞 映画「クーリンチェ少年殺人事件」

有名な映画ですが、今まで未見でした。有名な映画だとしか情報を持たず、まさか4時間近くも上映時間があるとか、こんなラストになるとは途中まで思いませんでした(笑) ガラスの写りとか反射とか、かなりテクニカルな撮影をしてましたね。台湾の空気がすごく感じられました。私には登場人物が多すぎて、少年達の対立構造の見極めがよくわからないままでした。でも、しっかり最後まで見たいと思わせる、力のある映画だと思いました。

舞台62 「いろいろなおんな。」vol.2 @下北沢オフオフシアター

2018年08月20日 | そんなご舞台な2018年
舞台62 「いろいろなおんな。」vol.2 @下北沢オフオフシアター

4話からなる、女子達12人のお話しでした。こういった短編集みたいなものは、それぞれの物語が単独だったり、関係性を持っていたりしているので、それをその都度見極める作業が観客としては必要で、かなり頭をつかってヘトヘトになったりもします。そんな真剣に見てないか(笑) テントウ虫の石澤美和さん、お得な役でしたね(^^)ぴったりでした。ただ、いるだけでいい。その存在感、十分でした。あと、アシスタント役の佐藤有里子さん、本当に疲れている感じで、芝居だとは思いましたが、心配になりました(笑)

舞台61 「散ッと舌を突く凍えそうな悪夢」 劇団ムーチョ・モーチョ@吉祥寺シアター

2018年08月09日 | そんなご舞台な2018年
舞台61 「散ッと舌を突く凍えそうな悪夢」 劇団ムーチョ・モーチョ@吉祥寺シアター

舞台の途中で、主宰の方は相当な映画好きという事がわかって、ニヤリとさせられる。前作「突破もん!」も「仁義なき戦い」へのオマージュだった。今回は、アメリカ映画「マッシュ」の挿入歌を使い、構成は1966年製作のフランス映画「まぼろしの市街戦」を下敷きにしていた。
「まぼろしの市街戦」に気がつく人は、相当な映画好き。それを舞台に持ってくるとは、その気持ちはよくわかる。ただ、私はワークショップでよく言うのだが、酔っ払いと精神を病んでる役の設定は、難しいからやめてくださいと(笑) やはりこの舞台の、精神病患者役をこなすのは、なかなか難しく、出演者の力量の差がハッキリ出てしまったように見えました。本当は難しい企画だったと思います。

今頃録画DVDで鑑賞 「君の膵臓をたべたい」(ネタバレあり)

2018年08月07日 | 映画の光と影
今頃録画DVDで鑑賞 「君の膵臓をたべたい」(ネタバレあり)

知らず知らずのうちに、最後まで一気に見ました。押さえた芝居の、小栗旬がいい。大人が深くかかわって来ないところがいい。難しい役の北村匠海がいい。難病に見えない浜辺美波がいい。結婚式にあんな手紙を持って行って、○○を大泣きさせる小栗旬のバカヤロー(笑)

舞台59 「消えていくなら朝」@新国立劇場

2018年08月06日 | そんなご舞台な2018年
舞台59 「消えていくなら朝」@新国立劇場

ワンセットドラマで、ほとんど動きもなく会話だけで進んでいく。グイグイ来る。すごい。蓬莱竜太の脚本がすごい。梅沢昌代さん、すごい。登場人物全員が傷をなめ合うようにして会話が進んでいくが、そこに、ユーモアとエスプリが絶妙にバランスよく配合させてある。今年見た舞台の中ではベスト5に入ると思った。