ぼやき、ぼやき、ぼやき(^^;)

元助監督で映画キャスティングマンの

今頃、録画DVDで鑑賞 「キューブリックに魅せられた男」 2017年

2020年11月30日 | 映画の光と影
今頃、録画DVDで鑑賞 「キューブリックに魅せられた男」 2017年

「バリー・リンドン」への出演をきっかけにスタンリー・キューブリック監督の専属アシスタントになった俳優レオン・ビターリにスポットを当てたドキュメンタリーでした。監督にとって、演技力のある俳優が、側にいる事はとても助かると思うし、それがだんだんとエスカレートしていくのがよくわかりました。人間が人間に仕える事、人間が天才に仕える事、本当に人間ってすばらしくもあり、面倒な存在(笑)

今頃、録画DVDで鑑賞 「キューブリックに愛された男」 2016年

2020年11月27日 | そんなご舞台な2020
今頃、録画DVDで鑑賞 「キューブリックに愛された男」 2016年

キューブリックに雇われた運転手のドキュメンタリーでした。最初はたんなる運転手でしたが、だんだんと執事みたいな役割になっていきます。キューブリックは彼のことを、とても気に入って、愛し信頼していたようです。それも、どっぷり(笑) キューブリックの映画監督でない一面を見られておもしろかった。天才でも、狂気の人でも、気の弱い人間性を持ってるんだなぁ(笑) ただ、映画製作が3年も続くなんて、信じられない世界でした。

今頃、録画DVDで鑑賞 「オリオン座からの招待状」 2007年

2020年11月26日 | 映画の光と影
今頃、録画DVDで鑑賞 「オリオン座からの招待状」 2007年

出演:宮沢りえ・加瀬亮・宇崎竜童・中原ひとみ・原田芳雄・田口トモロヲ・樋口可南子

この映画を、もし私が若い頃見たら、たぶんあまり楽しめなかったかもしれない。でも、この年になってくると、なんだかとても落ちついて見る事が出来ました。若い頃はきっとこの映画に反発しただろうなぁと、苦笑しながらも最後まで楽しめました。「無法松の一生」を彷彿させるような、加瀬亮。わかるよわかる、その気持ち。年をとると、その気持ちよくわかるのよ。高校時代憧れていた少女に、何も言えなかったあの思い出。それを、出演者みなさん方から感じました。テンポが遅いシーンとか、ロケ現場に不満とか、いくつか文句言いたくなりますが、そんな事どうでもよくなりました。

今頃、録画DVDで鑑賞 「聖女」 韓国映画 2019年

2020年11月12日 | 映画の光と影
今頃、録画DVDで鑑賞 「聖女」 韓国映画 2019年

ボクシング韓国代表という異色の経歴を持つ女優イ・シヨンが主演。この人、とってもよかった。セリフを減らし、その分十分に顔の表情で気持ちが伝わる。好きです、こんな女優さん。ストーリー的には、ラストは予想できます。絶対に負けません。アクションは見事でした。でも、妹は、かわいそすぎ。その極端さは、日本映画より振り幅が大きく、国民性が違っうなぁって思いました。その振り幅の違いは、韓国のコメディー物にも、クライム物にも私は感じます。その「振り幅」を違和感なく見られるか、気になるのかは、見る人個人の資質ですね。さて、私は・・・(汗)

今頃、録画DVDで鑑賞 「喜劇右向けェ、左!」 前田陽一監督 1970年

2020年11月11日 | 映画の光と影
今頃、録画DVDで鑑賞 「喜劇右向けェ、左!」 前田陽一監督 1970年

出演:堺正章・犬塚弘・田辺靖雄・小松政夫・なべおさみ・藤村有弘・いかりや長介・井上順之

渡辺プロダクションが制作、東宝が配給。ドリフダーズの犬塚弘が初主演の映画。下着メーカーのさえない社員たちが、外国課部門に異動になって、なぜか自衛隊に体験入門することになるというドタバタ。堺正章が、あいかわらずのノリで、さすがうまい。

今頃、録画DVDで鑑賞 「雨のニューオリンズ」 1969年

2020年11月10日 | 映画の光と影
今頃、録画DVDで鑑賞 「雨のニューオリンズ」 1969年

この頃は、ロマンチックな映画のタイトルがいっぱいありました。この映画は見てはいませんでしたが、このタイトルが好きでした。ナタリー・ウッドとロバート・レッドフォードの、美男・美女ですから、きっと素敵なラブストーリーだと思っていましたが、なんと、ロマンチックをぶち壊すようなストーリー展開で、ほとんどニューオリンズは出てこず、雨も映画の中では80%は降りません(笑) そして、自立したいけど、家族に巻き込まれてなかなか、自分の道を進めない女性の物語で、悲しく、辛い話でした。原題が、「This Property Is Condemned」 「没収財産」というのですから、とても「雨のニューオリンズ」というロマンチックなタイトルとはかけ離れています。すっかり日本語タイトルにだまされました。しかし、このような日本語タイトルを付けた理由も、映画を見るとなるほどと理解出来ます。

今頃、録画DVDで鑑賞 「鉄砲玉の美学」 中島貞夫監督 1973年 ATG作品

2020年11月08日 | 映画の光と影
今頃、録画DVDで鑑賞 「鉄砲玉の美学」 中島貞夫監督 1973年 ATG作品
(出演者)
渡瀬恒彦、杉本美樹、森みつる、碧川ジュン、小池朝雄、松井康子、荒木一郎

私の青春ど真ん中、20才の映画でした。「鉄砲玉」そんな言葉に自己陶酔していた大学生でした。私は、別に鉄砲玉になりたい訳ではなく、先が見えない、目標がない将来にたいしての不安感を「鉄砲玉の美学」という言葉に、酔っていました。この映画、絶対見たはずですが、何も覚えていませんでした(汗) おそらく私は、鉄砲玉という言葉に酔っていただけで、こんな男にはなりたくありませんでした。こんな風に死んでいきたくはなく、きっと、何かをしたいという希望があったので、この映画に酔いしれる事はなく、酔いしれたふりをして、ただ「鉄砲玉」というタイトルに心引かれていただけ、だったと思います。