ぼやき、ぼやき、ぼやき(^^;)

元助監督で映画キャスティングマンの

今頃、録画DVDで鑑賞 「妻は告白する」増村保造監督 1961年

2020年08月13日 | 映画の光と影
今頃、録画DVDで鑑賞 「妻は告白する」増村保造監督 1961年

大学生の頃、新宿のロマン劇場で見た記憶があります。その後、池袋の文芸座でも見ました。でも、ほとんど記憶がなくて(^^ゞ 妻(若尾文子)が夫(小沢栄太郎)と愛人(川口浩)の3人で山岳登山に行き、滑落して宙づりになった夫を、ザイルで切って墜落させ死亡させてしまうという事件がモチーフです。今見てみると、確か2年ぶりの登山といっていたのですが、2年ぶりであんな高くて危険度高い山に行くだろうか?とか、裁判中に妻と愛人がコソコソ逢い引きするだろうか?いろんなリアリティーの甘さが見えてしまいました。当時はマスコミも静かだったんだろうか?そんな事はなさそうだし、若尾文子を描こうとするあまり、私には勇み足が多すぎたように思いました。あと、白黒の色が重くて、気持ちも重くなるなぁって感じました。それはそれで狙っているんでしょう。