いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

「お泊り」の楽しさ

2008-07-03 18:46:01 | うえだんな
今週末の、イエティくらぶ登別校の準備を進めています。
いよいよ川遊びのシーズンですので、
楽しく、安全に活動ができるよう、
いろんな作業を繰り返しながら、
今から頭の中で何度もシュミレーションをしています。

でも、イエティくらぶの楽しさって、
自然体験だけではないんですね。
いろんな子と、同じ釜の飯を食って
みんなで寝る、という「生活体験」が楽しいんだと思うのです。

そんな「お泊り体験」は、実は自然体験と同じぐらい
いろんなメッセージを発信できるような気がしています。

思えば、小さい時に、ばあちゃんのうちに泊まる、なんていうのは
それだけで楽しかったもんな。
もう、何度も泊っているし、泊ったからって
何か特別なことがあるわけでもないし…。
でも、なんか、こう、心に残るんです。

しかも、イエティは、初めて会うような子といきなり泊ったりするわけだから
その子の脳に与えられる刺激は、すごいものになるんだろうな。

もちろん、「自分の荷物は自分で片付ける」とか
「コーキョーシセツでのシューダンセーカツは…」なんて言うのはありますが、
そういう言葉に表しきれない、体の芯に残るような経験ができるような
気がしています。

日帰りのイエティくらぶも面白いですが、
やっぱり、宿泊を伴う活動も面白いです。

登別の1泊2日ですらそうなのだから、
黒松内の2泊3日、とか、
この夏に黒松内や大沼でやる1週間のキャンプ、長期村、
すごいことなんだろうな。
もっと刺激的なんだろうな…。


川遊びは子どものどの力をどこまで伸ばすのか

2008-07-01 18:10:25 | うえだんな
今日、ほぼ一日かけて、ある夏のキャンプのプログラムを
作っていました。
普通に活動を並べるのは、それほど難しくはないのですが、
「この活動は、子どものどんな力をどれぐらい伸ばすのか」
という「活動の根拠」「その効果」を一つ一つ丁寧に適合させていく
作業があったので、かなり頭を使いました。

こういう感じで、自分たちの活動を「形式知」へと変えていく仕事は
とても重要だと思いますし、
大変でしたが、進めていくうちにあいまいなものが整理されていくような
気がしました。
でも、いつもいつもそういうことを気にしてばかりだと
そっちの方にすごく力が吸い取られてしまいますし、
でも、そういう理論武装は重要だし…。

そのバランスが大切なんだろうなあ。

かつて小学校に勤めていた頃、
すべての学年のすべての教科活動を、指導要領の文言と照らし合わせて
カリキュラムを作る、という仕事をしたことがあるのですが、
久しぶりにそんなのを思い出しました。

こういう積み重ねが、
自然体験活動をより広く深く世の中に出すためには
必要なんだろうなぁ、と思いつつ…。
でも大変だぁ、と気持ちが折れそうになりつつ…。

パンクしそうな頭にハチマキを巻いて頑張っております。