昨日、札幌にて、
釜石で立ち上がった「三陸ひとつなぎ自然学校」の活動報告会が開催されました。
釜石。言うまでもなく、震災後私たちが支援し続けた地域です。
その頃は、「ツーリズムの力で、教育のチカラで、どこよりも早く復興を遂げよう」
という言葉を胸に抱いて
スタッフのそれぞれができることをやっていました。
その中で、僕もいろいろとやらせていただいたのだけれど、
実は、ぼくは何ができたのか、どこまで寄与できたのか、
正直感覚が手に残っていないというか、なんともフワフワした感じが続いていました。
いやいや、その時その時は納得し、意義を感じ、熱い使命とともに活動してましたよ。
でも、「とにかくそういうことなんだ」と言い聞かせていたという感じでしょうか。
自分自身が直接被災したわけではないのだけれど、
あの災害はあまりにも唐突で、あまりにも大きかったのでしょう。
多分、その事象を自分という器の中に十分に収めきれていなかったのだと思います。
しかし、昨日、じょいや伊藤さんが発表してくれた報告、
そして何よりも地域の方のメッセージビデオを見たあとは、
とてつもなく熱い思いや激しく揺れる心模様とともに、
何かこう「腑に落ちた」感というか、
「そうそう、これこれ、これなんだよ こういうことなんだよ」
というとってもスッキリした感覚が訪れてきました。
人が苦境に立たされたとき、
衣食住+「教育」があれば、どうにかなる。次が作れる。
だから、人間には「教育」が必要なんだ。
じょいや伊藤さんの話を聞いて、
そんなことを強く実感できたな。
三陸ひとつなぎ自然学校
http://www.fukko-todai.com/santsuna/