いぶり自然学校

苫小牧軸足をおきながらも、胆振管内各所・いや日高、十勝・・・各所で活動を展開しています。

麗しのシラカバ樹液

2010-04-10 22:38:29 | うえだんな
今年も、月に一度の大樹町訪問が始まりました。
今回は、実にタイミングが良かった!
そう、4月上旬は、あのシラカバ樹液採取の時期なのです。
インカルシペ白樺の米山さんの採取活動にお邪魔し、
その様子をつぶさに記録してみました。

直径12ミリぐらいの穴を、ドリルで開けます。
地面から30センチぐらいですね。穴の深さは4~5センチというところでしょうか。



首からぶら下げているのは、耳かきのような道具です。
これを使って、穴の中にあるおがくずを取り除きます。

一応、食品ですので、穴の周りをアルコール消毒します。



樹液を受け取るのは、ストーブの上に置く湯沸かし器、とか
蒸発皿、とか言われるものです。
倉庫に、ものすごい数が保管されていました。
さあ、急がないと樹液が流れ出てきちゃうよ。



木の穴に、ホースのジョイント、ですね。それを、げんのうで打ち込みます。
あんまり強く打ちこみと、後で取れなくなるのでご用心。
もう、打ち込んだ瞬間から、樹液が落ちてきます。



透明なビニールホースを、蒸発皿とジョイントに接続します。
蒸発皿の蓋には、ホースがさせるように穴があけてあります。



ジョイントに、あらかじめゴムがひっかけてあります。
そう、遮熱用のビニールを止めるのです。
ジョイントに、ビニールを縛りつけます。

 

そのような作業を、150か所ぐらいにやったとのこと。
(途中で中座してしまいました)

春の大樹町には、こんな風景が広がるのです。



さっそく、今年初めてのシラカバ樹液を頂いてきました。
幸せな舌触りと、のどごしを堪能することができましたよ。

そう、今時期しかできないこの採取活動。
でも、使っている道具は、どれもホームセンターで揃えられるものばかりです。

北海道は、けっこうその辺にシラカバがありますから、
許可が取れるようであれば、ぜひやってみたいものです。
でも、シラカバ樹液はとっても足が速いから、ゴヨウジンですよ。