A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

プレッシャーのかかるホール

2006-05-16 | SHOT OF THE DAY
ホールによって、ティーショットにプレッシャーのかかるホールと、第2打にプレッシャーのかかるホールがある。そのホールは、ティーグラウンドが丁度見晴台のようになっていて、後ろを振り返ると視界が180度開けて最高のパノラマが楽しめる。

しかし、コース側を向くと、レイアウトは、左前方は斜面を下って池、右はティーグラウンド前からグリーンまでずっと谷底。右にドックレッグしながら、2打地点からグリーンは打ち上げ。距離自体はBlueから335Yでそれほどないものの、右に斜めに曲がっている馬の背のフェアウェイに第一打を落とさなければならない。さらに、グリーン手前は、中央がえぐれて深いグラスバンカーになっていて、第2打の距離感が迷う、超難ホールであった。

表と裏で同じホールでも、「柔和」な顔と、「厳格」な顔が混在して、設計者の意図がうまく織り込まれている。

特に、その日は左から右に多少アゲンスト気味の風が吹いており、第一打の狙いどころが非常に難しかった。トップバッターは、前のホールをパーで上がって調子にのっているBさん。ナイスショットと思われたが、風に乗っかり右の谷へ。思いの外風が強い。2番手でティーグラウンドに上がったが、自然と狙いは左になる。良くつかまったナイスショットでフェアウェイ左ギリギリを風の影響を受けずに一直線に行く。一瞬左への付き抜けを心配したが、残り110Yのラフに無事着地。もう少し左であったら池に転がり落ちるところだったがまずまず会心のショットであった。

第一打にプレッシャーがかかるホールを旨く切り抜けると、不思議と第2打は欲が出ない。ピンが若干グリーン左目にあるのだけを確かめ、上りを見て一番手上げてセンター狙いの9Iでのフルショット。少し左目に出たボールは、高い球であったが風の影響を受けずに、ピンめがけて真っ直ぐ。ナイスオンであった。グリーンに上がってみると、右手前1mに完璧にON。パットも気楽にできて、ナイスバーディー。
この日のベストショットは、このセカンドショットに尽きる。

初めて廻ったコースであり、グリーン廻りの難しさは、グリーンに上がって初めて気がついた。もしも、これを事前に知っていたら、第2打でもプレッシャーを感じたかもしれない。ビギナーズラックとは、こんなところにもある。

この日、1.5Rやり、またこのホールを廻ったが、左の池、右の谷、手前のグラスバンカーをすべて体験し、スコアは「9」。
ゴルフとは、こんなものである。

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