A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

たまにはステックを置いて、自分も歌ってみたいと思うことも?

2007-04-18 | Thad Jones & Mel Lewis & VJO
SING AND SWING WITH BUDDY RICH

歌が旨いJAZZプレーヤー。

ピアノやギターには弾き語りのプレーヤーは多い。
ナットキングコールのピアノプレーは晩年はなかなか聴くことができなかったが、JAZZピアニストとしてもなかなかの腕前だ。オスカーピーターソンのキングコールそっくりの歌というのもあるが。

古くはサッチモが有名だ。最初はトランペットのプレーが中心であったが、晩年は、あの濁声の歌が中心に。すっかり歌手としてのほうがポピュラーになった。
近年ではジョージベンソン。ギタープレーはWESの後継者と思われたが、いつの間にか歌が中心のベテラン歌手になっている。

サミーデイビスJr.のバックを努めたバディリッチ。
コンボでも、BIGBANDでも、そして歌伴でも、そのピタリと決まったドラミングは、単なるスイング以上の独特の煽るようなノリがある。
そのリッチのドラミングも、自分のバンドとなればなおさら前面に出てくる。そして、時に見せる超人的なドラムソロは、ワンマンショーそのものだ。
しかし、他のバンドリーダがやるような、指揮やパフォーマンスをやるような仕草はない。もっとも、普段はドラムを叩いているのでドラム以外で前面に出ることはできないのだが。

歌伴をやると、たまには自分で歌いたくなることもあるかもしれない。
そんなバディリッチが、たまにはステックをおいて、一歩前に出て「自慢の喉?」を披露したアルバムがある。
1955年、JATPを率いていたノーマングランツの企画だ。
バックには、ハーブエリスのいるオスカーピーターソントリオ。ドラムの椅子には、弟分のルイベルソンが座る。さらに、ストリングスを加えた、単なる余興とはいえない本格的なセッションで4曲を歌っている。

もちろん、他のベイシーサウンドのジャムセッションも最高だが。

多少高めの声音で、軽いのりはなかなか本格的だ。
たまには、いつも全身を使って元気いっぱいのリッチの気軽なVOCALも悪くない。

EVERYTHING HAPPENS TO ME
WRAP YOUR TROUBLES IN THE DREAMS
SURE THING
GLAD TO BE UNHAPPY
BALLAD MEDLEY
Over the rainbow
You’ve changed
Time after time
This is always
I hadn’t anyone till you
My heart stood still
THE MONSTER
SUNDAY

BUDDY RICH & HOWARD GIBELING’S ORCHESTRA
Buddy Rich (vol)
Lee Caslie (tp)
Oscar Peterson (p)
Herb Ellis (g)
Ray Brown (b)
Louis Bellson (ds)
Howerd Gilberlin (arr,&cond)
NYC,January,26,1955

Thad Jones,Joe Newman (tp)
Ben Webster,Frank Wess (ts)
Oscar Peterson (p)
Freddie Green (g)
Ray Brown (b)
Buddy Rich (ds)
NYC, May,16,1955


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« QUINCYは、苦難の後のNewport... | トップ | 吸殻に僅かに残る口紅が妙に... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。