A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

還暦を過ぎて、第2の人生をもう一度・・・・

2007-07-31 | CONCORD
JONES・BROWN・SMITH

7月31日はHank Jonesの誕生日。有名なJones兄弟の長兄だ。
1918年生まれなので89歳。まだまだ現役でプレーしている。
70代後半は“Great Jazz Trio”で第一線に躍り出るが、その時すでに60歳の還暦を迎えていた。会社勤めだと定年を迎えるときに。Hank Jonesの経歴では、これからが本格的に活躍して30年経った。人生を2度経験したようなものだ。
団塊の世代の我々も彼を見習えば、新たに活躍の場を作るのにまだまだ遅くはない。

そんな節目の時、ConcordにJonesのトリオの一枚の小品集がある。
顔ぶれを見ると直前にリリースされたアネスティンアンダーソンのバックを努めたトリオと同じだ。ボーカル抜きで同じタイミングで録音されたのかもしれない。

このアルバムの特徴は、Jonesが4曲でFender Rhodes(エレキピアノ)を使っていること。
エレキピアノが世の中に出てから10年経って、Fusionの世界ではすでに不可欠な楽器になっていた。コリアやハンコックにしても、そしてボブジェームスやジョーサンプルなどにとっても。リズムの多様化に合わせてピアノの演奏の仕方も多種多様になっていたし、ジャンルを超えて使われていた。

ここでのJonesのプレーは、正統派のピアノトリオ。別に8ビートをやっている訳ではない。チェンバロやチェレスタを弾くように、ピアノとの音色の違いを楽しんでいるようだ。オーソドックスなピアノトリオでのエレキピアノの音がかえって新鮮な響きだ。
バックにレイブラウンと、ジミースミスを従えたリラックスした演奏。本格的な活動前のウォーミングアップの作品ではあるが、Jonesのピアノのかっこよさがタップリ楽しめる。

YOUE FEET’S TOO BIG
DANCING ON THE CEILING
MY SHIP
SPRING IS HERE
ROCKIN’ IN RYYTHM
BAG’S GROOVE
ALONE TOGETHER
THE GIRL NEXT DOOR

HANK JONES (piano, Fender Rhodes)
RAY BROWN (b)
JIMMY SMITH (ds)

Recorded 1977 (CJ-32)



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