A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

デジタル放送とコピー

2006-10-05 | Weblog
地上波デジタル放送が全国に展開中です。2011年にはアナログ放送から完全に切り替えるらしいですが、あと5年。長いようで、短いです。
本当に切替ができるのか・・・巷の噂では色々言われていますが。きっと何かウルトラCが出てきそうですが。何が出てくるか、しばらく成り行きを見守りましょう。

デジタル放送の特徴はいくつかありますが、画質を筆頭に今のアナログテレビより機能的には格段に良くなっています。
ところが、今のアナログテレビよりも不便になったのが「コーピーワンス」のルールと仕組み。コピーは一回だけで、他へのコピーは駄目というルールです。

我々ユーザーの使い勝手から考えると、まとめてハードディスクにとっておいたものから、見たり聴いたりしたいものを他にコピーして使うのは、当たり前の使い方になると思うのですが。これが駄目というのは困ったものです。

デジタルの特徴は、コピーしても基本的には機能(画質、音質)が劣化しないこと。きっと、デジタル放送がコピーされないように、著作権の保護がこのルールを作った一番の目的だと思います。

ところが、「私的録画」は今の法律で認められている権利です。個人で楽しむものであれば、その回数は法律上、なんら制限を加えられていません。
1回コピーするのも、100回するのも自分で私的に使うのであれば個人の自由です。
「法律を勝手に解釈して法律違反の仕組みを一部の業界で独自に決めてよいのか?」といった、事の本質の問題提起が行われているのも事実です。

このルールが出来た経緯はよく知りませんが、デジタル放送のコピーが著作権問題をより複雑にするので、コピーの回数を制限しようという単純な発想だと思います。確かに、デジタルコピーの海賊版の問題が著作権侵害で一番大きな問題であるには間違いありませんが。
本来であれば、技術革新で機能が進化すれば、それに合わせてルールを変えていくのが筋だと思います。このルール及び仕様は、逆にその機能を使わせないで殺すためのルールです。こんなルールを作ったために、本来やるべきことがストップしてしまっているのも事実です。実は、今流行の「規制緩和」が、こんな世界にも必要なのです。

デジタル化の時代、その特性を生かしで、どんどんコピーをさせるようなサービスが主流になるのは間違いありません。
今ではすっかり日常生活に定着しつつある「iPod」。
これは、「iTunes」とセットで一つのサービス。要は、iPodにコピーして使うのが基本的なサービスの仕組み。もちろんアナログ放送ならテレビを録画したものもビデオiPodで楽しむことは可能です。しかし、デジタル放送だとこのコピーワンスのルールがあるので難しくなります。

こんな馬鹿げたルールを作ってしまったばっかりに、新たなビジネスチャンスを失っているのに、何で気がつかないのでしょうか。一番被害を受けているのは、実は著作権を持っている人なのですが。
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