A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

しばらく消息を知らなかったけど、元気にやっていたみたいで・・・

2007-06-29 | MY FAVORITE ALBUM
You know /Mike Melvoin Trio

昔のレコードを聴いていると、そこで演奏しているプレーヤーは今頃どうしているのか気になることがある。有名どころであればニュースや記事で知ることも多い。
元気にアルバムを出し続けていれば別だが、第一線を退いてしまうとその消息を聞くこともほとんどない。
もっとも、最近では訃報で接することが多く、時代の移り変わりを感じる。
自分自身も歳をとったということだが。

最近、Concordのアルバムを聞きなおしていると、スタジオミュージシャンの名前に接することが多い。ただでさえ、表舞台で活躍することが少ない彼らにとって、Concordはたまたま表に出る機会であったが、その後となると大部分はいつもの彼らの生活に戻っていったのであろう。

すでに紹介したアルバムの中にMike MeLvionというピアニストがいる。
スタジオワークが中心で表には出て来なかったプレーヤーだが、彼の経歴を見ると、多くの有名どころとの共演暦を持つ。

JAZZだけでなく、POPS系のアルバムのバックも数多い。

先日、ひょんなことで、比較的最近録音したトリオ演奏のCDがあることが分かり早速買い求めた。

"In 2006 he was awarded the Musician's Musician award from the Friends Of Jazz at UCLA."

という紹介があるように、受賞記念ともいえるアルバムだ。
彼は、元気に活躍し続けていた。

トリオでの演奏は、"The Piano Trio" といってもいいようなお手本のようなもの。オリジナルとスタンダード曲をうまく配して、百戦錬磨の枯れた演奏が円熟味を感じる。派手さはないが味わい深い。
紫煙が漂う地下のクラブより、ラウンジで彼女と一緒に過ごすバックに最高のピアノトリオ演奏だ。決してカクテルピアノではなく、JAZZ PIANOだ。

消息を知らなかったベテランとこのように再会すると嬉しいものだ。
昔を懐かしんで、古いLPを聞き返すのも良いが、こんなきっかけでまた新しい演奏に出会うのもまた楽しみだ。

1. Long Ago and Far Away            Gershwin, Kern 7:40
2. Life Is What You Make It Adamo,          Melvoin 5:55
3. Blue Skies                     Berlin 6:20
4. They Sing the Blues in Kansas City         Melvoin 6:37
5. Giant Steps                    Coletrane 5:07
6. You Know Melvoin,                 Hamilton 5:59
7. Son of the Beach                  Melvoin 4:55
8. This Is the Moment Hollaender            Robin 7:05
9. Exactly Like You Fields,              McHugh 6:55
10. I'll Be Seeing You Kahal               Fain 7:31
11. Luna Negra                     Melvoin 6:53

Mike Melvoin (p)
Tony Dumas (b)
Ralfh Penland (ds)

Recorded 2006

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