A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

WILL BIG BANDS EVER COME BACK? / DUKE ELLINGTON

2006-09-04 | MY FAVORITE ALBUM
ビッグバンドの歴史はダンスバンド。もっぱら踊ることが目的で演奏を聴くのは二の次だったらしい。
そのうちに、演奏に耳を傾けるファンも徐々に増える。
すると、プレーヤーも、いい演奏を聴いてもらうために一生懸命練習した。
今まで聞けなかったような素晴らしい演奏をすると、ダンスをするよりも演奏を聴くファンが増えていく。
そして、「演奏を聴かせることを主としたBIG BANDが数多く現れた」ということだそうだ。

第2次世界大戦後、このアルバムのタイトルの、「BIG BANDは再来するか?」ということがよく話題になったらしい。
しかし、その問いに対しては、残念ながらスイング時代のようなBIG BAND全盛期が、今日までの間に再来したという話しは聞いたことがない。

この、アルバムはDUKE ELLINGTONオーケストラが、有名BIG BANDの十八番の曲を演奏したもの。有名バンドの有名な曲はどうしてもオリジナルのイメージに引っ張られやすいが、ここはさすがエリントン楽団。
すべてエリントンサウンドに料理している。

メンバーもこの時期は充実していた時。
重鎮、ジョニーホッジスを筆頭に、クーティーウィリアムス、レイナンス、ポールゴンザルベスなどが随所にソロを繰り広げる。

このアルバムは、どの曲も名演でお気に入りを選ぶのも難しい。
カウントベーシーのテーマソングの「One O’Clock Jump」をエリントン風にやっているのも面白いし、ベニーグッドマンの「Good-Bye」をホッジスのアルトで迫るのが最高だ。

ジャケットのデザインもお気に入り。

1. Erskine Hawkins's "Tuxedo Junction"
2. Glen Gray's "Smoke Rings"
3. Stan Kenton's   "Artistry In Rhythm"
4. Wayne King's   "The Waltz You Saved For Me"
5. Woody Herman's   "Woodchopper's Ball"
6. Les Brown's   "Sentimental Journey"
7. Louis Armstrong's "When It's Sleepy Time Down South"
8. Count Basie's   "One O'Clock Jump"
9. Benny Goodman's  "Good-Bye"
10. Fred Waring's   "Sleep, Sleep, Sleep"
11. Paul Whiteman's "Rhapsody In Blue"
12. Duke Ellington's "Don't Get Around Much Anymore"

 DUKE ELLINGTON ORCHESTRA

 Recorded in 1962

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