A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

「パリの4月」・・・フランス人はどう感じているのか?

2008-05-01 | MY FAVORITE ALBUM
The New I Love Paris / Michel Legrand

新生ベイシーオーケストラのヒットアルバムとなった「April In Paris」。このApril In Parisが録音されたのが1955年。
この曲の素性を改めて知っておきたいと思い、ちょっとネットの紹介記事から拝借してきた。

邦題『パリの四月』。1932年のレヴュー『ウォーク・ア・リトル・ファスター』用に書かれた曲。1952年ドリス・デイ主演の映画『エイプリル・イン・パリ』でも主題歌として使われた。コーラスガールのドリス・デイは、間違って国際フェスティバルの招待状を受け取り、船に乗ってパリに向かう。その航海途中、国務省の役人ウィンスロップと遭遇。彼には婚約者がいたが、二人をくっつけようとするフランス人が現れて・・・という恋物語。作曲家のデュークはガーシュウィンのお弟子さんで、『ニューヨークの秋』など季節ものが得意。

どうやら52年のドリス・デイの映画がこの曲をポピュラーにしたようだ。ベイシーの録音の前年には、サラヴォーンがあの有名なクリフォードブラウンとのセッションでも歌っている
アメリカ生まれのこの曲。パリの4月をアメリカで思い浮かべてヴァーノンデュークが作ったのであろう。
季節というものは、国はもちろんそれぞれの土地で捉え方が変わる。
日本では4月といえば本格的な春の訪れ。桜の季節と入学式、そして年度の初めというのが通り相場であったが。最近では、桜も3月に移りつつあるし、4月のイメージも時代の変遷とともに変化しつつある。

この曲を、地元フランス人はどう解釈するのか興味が沸く。
フランスのジャズにも深く係わるミュージシャンというとミシェルルグラン。このルグランも「April In Paris」を演奏している。
“I Love Paris” という、パリにちなんだ曲を集めたアルバムを作って大ヒットした。1954年ルグランが22歳の時のアルバムであり、800万枚を売り上げたとか。これがルグランの出世作となった。
ジャズというよりは、イージーリスニングのはしりのような作品だ。大ヒットしたこのアルバムであるが、レコードがステレオの時代になって新たにステレオ録音でリメイクされたアルバムがこの”The New I Love Paris“だ。

アメリカ生まれの曲もフランス生まれの曲も、ルグランの感性にかかると単なるイージーリスニング以上のルグランの感じるパリの世界が生まれる。

1. I Love Paris from Can-Can
2. Mademoiselle de Paris
3. Paris
4. Autumn Leaves (Les feuilles mortes)
5. Under the Bridges of Paris (Sous les ponts de Paris)
6. La Seine
7. Paris in the Spring from Paris in the Spring
8. April in Paris
9. A Paris
10. La vie en rose
11. Under Paris Skies (Sous le ciel de Paris)
12. Paris je t'aime (Paris, Stay The Same)
13. The Song From Moulin Rouge
14. The Last Time I Saw Paris
15. I Love Paris (Reprise) from Can-Can

Michel Legrand Orchestra

Recorded in 1961


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