3月31日 徳島山中桜めぐり のつづきです。
吉良を後に、国道438号を南下。「大鉄山」の看板と鳥居を目印に、久藪地区への細くて急な坂道を登る。ひらけた斜面に出ると、目に入ってくる淡いピンクの大樹。
今回は少し上まで登り、上方から見下ろすアングル。ここも結構電線とかが入り込むアングルが多いので、今回はこの角度のみ。通りかかった地元の方が、「まだ満開でないのが残念やね。けど、年々弱って行くように思えるわ。」と声をかけてくれた。確かにアップで見ると満開少し手前のようだが、この桜は、孤高の一本桜として、風格を楽しめる桜だと思う。また何度でも来てみたいと思う木である。
右の写真は車を置いた近くにあった八重桜?
吉良からここまで来る途中、国道沿いに鳴滝が見えた。水量は少ないが、全景が見えていたので、戻る際にちょっと車を停める。
全部で七段と数えるべきだろうか。落差85mの滝は、こうやって見ると壮観である。
この角度だと、滝前にある展望台が殆ど気にならない。最初に訪れた時にあh、あまり魅了を感じなかった滝だが、何故か訪れる度に、この滝に魅かれていく気がする。
中段に白い塊が見える。望遠レンズに換えてアップにしてみると、桜だった。鳴滝と桜をいい角度で撮るのは、位置的に無理のようだが。
次に向かったのは、柴内桜堂のエドヒガン。
他の桜より、開花が早かったので散っていないか心配だったが、今が満開のようだ。最初は斜面を登って、上方から狙う。
前回は青空バックにこだわって、下方からばかり狙ったが、今回撮ってみて、この角度が一番美しいのかなと思った。手前の木が入らないようにするなど、もっと構図に注意すべきだった。
桜堂は、廃校になった柴内小学校の脇にある。前回駐車する場所がなくて苦労したので、今回は小学校跡の校庭におかせてもらった。
写真を撮りながら見て回ると、道脇に2台分程の駐車スペースが出来ている。そこに停めた車から夫婦らしき二人組が降りてきた。それぞれがカメラバックと三脚を担いでいる。
御主人が道から下へ降りていくので、私も降りていくと、入れ替わりに奥さんが、上に登ってくる。
後から下りて行ったが、アングルを考えていると、三脚を並べて撮影することになる。年齢的に私より少し上くらいかと思っていたが、毎日が日曜日的なことを言っていたので、既に定年を迎えた方のようだ。
満開の時期と晴れを選んで撮影に出かけられるのでいいですねと言うと、実際にはいろいろ都合があって、うまい時期を逃してしまうとか。
やはり風景写真とは、難しいものだと実感する。
下の写真は、ここに来るといつも撮ってしまう、道沿いの桜の幹から突き出した小枝に咲く桜の花。
今日見たなかで、ここが最も華やかだった。撮った枚数も一番多い。
ここを訪れるのは三度目。今まで満足に撮れなかった木の、撮り方が少しわかってきた気がする。次に訪れるときにはもっとうまく撮りたい。
次が最後の目的地、岡見堂のエドヒガン。情報ではこちらも満開の筈。
つづきます。