週末は写真家気分で

yamtoの週末お出かけ記録

冬に逆戻り 深渕自然公園

2013年04月21日 | 風景写真

 桜のシーズンが終わる頃、いつも訪れたくなるのが三加茂町から東祖谷にぬけるルート。いろいろと思い出のある、お気に入りのルートである。今年も遅い春の訪れを見つけに出かける。

 6時出発。いつものようにコンビニで朝食と昼食を調達し、R32-県道17-R438へと進む。山合いに霧がかかっているのを見て、少し寄り道。サンライズヒルズCCの手前にある備中池に。
130421_065154  最初から寄るつもりだったら、もっと早く出なくてはならない。雨模様だったので期待していなかったが、微かに朝霧を確認。条件がうまく合えば、不思議な情景を見せてくれると聞くが、どんな条件が良いのか、まだ分かっていないので、時折訪れてみようと思っている。
 今日の撮影では、魅力の一端を見ることができたように思う。
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 再びR438で三頭トンネルを抜け徳島県側に、R192を西進して三加茂駅を越えたところで山中に向かう県道44号へと進む。

 沢沿いの山道は霧が濃く、視界は時折5mくらいになる。いつもは絶景の桟敷峠からの眺望も今日はなし。この天候では、期待薄かと思うが、逆に思わぬ物が見られるかもと、逆に期待したりする。

 松尾川ダム湖畔にでると、深渕自然公園の入り口。タイミングが良ければここで満開の桜が迎えてくれるのだが、今年は今ひとつ。終わったのかと思ったが、まだ蕾の樹もあるようだ。花は残念だが、やはり霧の中での桜は雰囲気が違って見える。
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 霧の中、ひときわ目を惹くヤマツツジ。道がダム湖から離れる辺りには、魅かれるシーンが多い。3年前、買ったばかりのCROSSROADで最初の遠征がこのエリアだった。その時には、流れの脇にある桜を狙ったのだが、今年は今ひとつさえない。周囲を探してみると、淵に降りられそうなので、滑らないように降りていく。この構図は初めてである。何度も来ているエリアなのに、初めてを経験出来るというのは、楽しいものだ。
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 更に進んで行くと、おなじみの桜滝。
 20m下の滝がかすんで見えないほどの霧だが、これもまた風情を感じて面白い。名の由来となる桜は、わずかに咲いているように見えるが、殆どの枝には蕾すらない。毎年来ているわけではないが、やはり年々弱っているように思える。来年のこの時期はどうだろう。

 今日は滝下に降りるまでもなさそうだ。この先の落合峠は積雪注意となっていたが、ここまで来ると本当に寒い。車載の温度計に表示は0℃。まさか凍ってはいないと思うが、GWに吹雪にあった場所である。注意して先に進むことにする。

 つづきます。

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H25春 ダイヤモンド讃岐富士

2013年04月15日 | 風景写真

14日にアップしたはずが、エラーだったようで再アップです。

そろそろダイヤモンド富士の時期かなと思っていたら、新聞に紹介記事が出ていた。15日以降は天候が崩れそうなので、14日が最後のチャンスかも。

早朝4時出発し、宮池に到着したのは4時半。すでに3台の車が停めてある。堤防で三脚をすえているのは3名ほどだが、池の南側から何人か歩いてきているようだ。

場所を決めて、三脚を2台セットする。今日はD300sに16-85mm、D5000に28-300mmをつけ、構図を変えて同時撮影の予定。

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晴れているように思ったが、星がうっすらとしかしか見えないので、薄い雲がかかっているようだ。少しづつ明るくなってくると、すでに30台以上の三脚が立てられているのがわかる。どうやら私の陣取った位置は、最南端のようだ。常連さんなら、場所がよくわかっているはずなので、移動しようと思ったが、もうすでに場所はない。自分の勘にかけてみるしかないようだ。

5時半を過ぎると、空の色が変わっていく。光の加減で雲の色が変わってくるのが面白くて時折シャッターをきる。

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6時前になると、堤防に集った人の数は100人以上。手持撮影、コンパクトデジカメ・携帯・スマホ・iPhoneと、スタイルはさまざまだ。
そして飯野山の頂上から、太陽が顔をのぞかせ始める。
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 やはり、薄く雲が買っているのでくっきりした日の出にならないのと、水面の波で逆さ富士もきれいには写らない。

 最後の2枚は2台のカメラで、ほぼ同時に撮ったもの。
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やはり構図を変えると、雰囲気がまったく違って見える。昨夏は、ズーム気味に撮っていたが、tomi3さんのアドバイスで引き気味にしてみて正解だった。

日が昇りきったので皆引き上げ始める。こちらは装備が多い分片付けに時間がかかるが、急いでも車は出せないので、あわてることもない。
車に戻って、スマホで撮った朝日をFacebookに投稿。こういうイベントめいたものは、すぐ投稿したほうが面白いだろう。

1日はまだこれからだが、明日からの出張に備えて今日はこれでおしまい。
ベストの環境とはとてもいえないが、夜明け前や日没後は、風景写真を撮るものにとって最高の時間帯であることを、改めて実感できたダイヤモンド富士撮影行であった。

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咲き分けの桜 桃太郎神社

2013年04月07日 | 自然写真 季節の花

 4月7日は、会社の新入社員歓迎会の為、お出かけはなし。とはいえ、昨日からの雨風で、桜はかなり散ってしまった。今日もまだ時折強い風と雨の為、花見は中止。午前中のボーリング大会を終えた後、少し時間をとっての合間に桜を撮影。これで今年の桜も見納めになるかも。
Dsc_6340  高野山讃岐別院の桜、ここはソメイヨシノではなくヤマザクラ系だと思うのだが、花と葉が半々くらいになってしまっていた。少し奥を覗くと、花弁の絨毯。こういうシチュエーションを期待していたので、すぐにレンズを向ける。撮った結果はイメージとは少し異なるが、めったに会えない景色として、良しとしよう。
Space

 家に戻る前に、一度寄ってみたかった桜を見に、鬼無の桃太郎神社へ。目当ては、稚児桜だったのだが、まだ未開花なのか、それらしい桜を見つけることができなかった。
 散りかけた桜に囲まれた神社の片隅に、濃いピンクの桜を見つけて近寄ってみると、一本の木に、白とピンクの桜が咲いている。咲き分けというものらしい。花の勢いが今ひとつ弱く、散り始めで傷み始めた花ではあったが、綺麗に咲き分けられた花に、自然の素晴らしさを感じることができる。
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 後の予定があるので早々に引き揚げたが、稚児桜を期待してもう少し後に、そして満開の咲き分けを来年に期待しよう。

追記:takahamaさんより、咲き分けの花は桃ではないかとご指摘いただきました。

改めて、桜と桃の違いを調べると、花弁の先が割れているのが桜ということで、これは咲き分けの桃であったようです。

ありがとうございました。

コメント (4)
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2013年 栗林公園 夜桜ライトアップ

2013年04月03日 | 自然写真 季節の花

 昨年初めて訪れた、栗林公園の夜桜ライトアップを、今年も行ってみることにする。
先週末に満開を迎えた桜は、昨日の雨と風で散り始めたかもしれないが、ライトアップされれば、隠されてしまうだろう。

 仕事を終えて、そのまま栗林公園に直行。東門駐車場はさすがに満車だったので、北門駐車場に回る。時間が早かったせいか、まだ空きが多い。スニーカーに履き替え、カメラと三脚を持って、公園の北門をくぐったのはまだ6時45分。年間パスで園内にはいると、夜桜用の見どころマップをくれた。まずは、芝生広場沿いの桜並木に向かう。
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 芝生広場では、酒を片手に夜桜を愛でる人たち。通路にまで漂ってくる酒の匂いが、酒に弱い私には苦痛である。
Photo

 園内を歩き回り、いろいろ撮ってみたが、今ひとつ気に入らない。やはり一樹桜の方が、性に合うようだ。
 回っている間は、思ったように撮れずに不満だったが、帰ってみて見直すと、それなりに気にった絵もあった。特にコメントすることもないので、写真だけ並べてみる。

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 上の写真は、枝垂桜。この桜は半分ほどが散っており、昼間アップで見るには耐えられないが、ライトアップだとそれなりに見える。

夜桜の背景にビルの明かりを取り込んだのが割といい感じ。
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 最後は、今日一番印象的だった絵。
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 今年の目玉である和船もちらっと見かけたが、桜の前を通ることはなかったので撮ることができなかった。
 かなりの広範囲を歩いたが、一か所での撮影時間が短かったので、1時間半程で一通り回ることができた。時間はもうすぐ8時半。帰り際には来年は来る必要もないかと思ったあのが、写真を見直してみて、又来年も行ってみようかという気になっている。

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徳島山中桜巡り 岡見堂のエドヒガン

2013年04月02日 | 自然写真 季節の花

3月31日 徳島山中桜めぐり のつづきです。

旧・半田町の山中へとすすむ。山腹にはあちこちに桜が咲いているのが見える。廃校となった紙屋小学校のグラウンドに車を停め、見上げると岡見堂のエドヒガンが見える。
Ds3_8726  到着と同時に、まだ生きている校舎のスピーカーからチャイムが流れ出す。正午である。
 グラウンドには工事中の立て札と工事車の跡。岡見堂の下側の崖を補強しているようだ。小学校の少し上手から斜面を登って岡見堂へ行こうとしたら、丁度補強工事の部分が道を分断しており、先に進むことができなかった。

 右の写真はお気に入りのアングルのひとつだが、右下に見える工事個所が道を分断している部分。
 工事部分が入らないで、桜が美しく見える角度を探すが、無理のようだ。
Ds3_8735  岡見堂に上がるルートはもう一つあるが、こちらは民家の敷地内と畑を横切る必要がある。
 勝手に入りこむわけにもいかないので、民家の入り口から桜を見上げて数枚を撮影。それで引き上げようとしたら、家の中から呼びとめる声がする。家の御主人らしき人と、おばあさんが出てきて、桜を撮るならどうぞとおっしゃる。
 厚意に甘え、敷地に入り込んで撮影。「どうしてこんな桜を撮りたがるのか判らん。あっちの桜の方が綺麗だろうに」と御主人はおっしゃるが、写真被写体としては、あちこちにある桜とは格が違うように感じる。
Ds3_8749  
 この桜を撮るために訪れるカメラマンと話をしている内に、自分がスロットにはまり込むのと同じ趣味の世界だと悟った、と語る御主人にお礼を言って、畑の中の道を登って岡見堂へ。

 枝垂れ桜のようにボリュームのある花の付き方ではない。しかし、大きく張り出した枝、年齢を感じさせる幹、この桜の持つ風格は他にはない。一昨年訪れた際の感動を、今回も味わうことができた。

 立て札によれば、岡見堂が建立されたのは1700年頃。この桜もその頃からあるとのことで、樹齢は300年を超える古木である。仁淀川町のひょうたん桜が樹齢500年を超えるとされるが、時を経た古木の持つ風格は、やはりソメイヨシノにはない魅力であり、被写体としてはやはりこちらの方に魅かれる。

 一昨年訪れた際には青空だったが、今回撮ったものの方が、味わいがあるように思う。やはり少し腕が上がってきたようだ。
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 しっかり堪能して、岡見堂を降りる。御主人が見当たらないので、おばあさんにお礼を言って車に戻る。

 桜を見上げながら、おむすびを頬張る。コンビニで買ったおむすびでも、いい景色の中で食べると御馳走に感じられるからいいものだ。

 1時間を過ごして、岡見堂を後にする。今日の目的は果たしたので帰路につくが、早起きした所為で眠い。途中車を停めて30分ほど仮眠したので、帰宅したのは3時過ぎ。

 255km 6,603歩 条件はよくなかったが、桜の撮り方が少しわかってきた気がする。こうやって少しづつ進歩しているのを感じると、やはり同じ題材を狙っていくのも大事なのだと、改めて学習した遠征だった。

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