週末は写真家気分で

yamtoの週末お出かけ記録

忘れ物ゆえに 快晴の一日

2012年02月11日 | 風景写真

 天気がよさそうなので、いつものように5時半前に出発、徳島に向かう。
 沖ノ洲についたのは、6時40分。水平線に雲はなく、日の出が拝めそうだが、他のカメラマンの姿はなく、この時期ではダルマは見れないということだろう。
 今日は久しぶりに、120-400mmの超望遠を使用。準備をして堤防に進むと、陽が頭を出している。時間を間違えたようだ。
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陽が昇る位置に島の姿が。来年はもっと時期を調べておかなくては。
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 少し登った日が印象的で、しばらく日の出の雰囲気を楽しんだ。

 本来は、この後徳島の山間部へ行くつもりだったのだが、ザックを忘れ、滑り止めを忘れ…ということで、予定変更。しかしこの時期、手頃で行きたいと思う場所がなく、又明日は大伯父の法要で大阪行きなので、今日はこれで戻ることにする。
 一般道を帰りながら、吉野川第十堰周辺を通過したが、まだこのエリアに菜の花はない。香川県に入ってから、ふと思い立って福成寺の寒桜を見に行くことにした。既に咲き始めているとの情報もあったので、例年のことでもあり、また、この快晴のもと、何もしないのはもったいない。
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さすがにまだ早く、桜は3分咲き程度、メジロも数羽を確認したのみ。先にデジイチを持った親子連れがいたが、どう感じただろうか。
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 おまけにしては、結構楽しいものが見られたので、今日はおしまい。
 最後に家の庭にあったロウバイを。既にかなり傷んでいるが、今年我が家のロウバイは例年よりずっと多くの花をつけてくれた。
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冬なればこそ 母衣暮露の滝

2012年02月07日 | 自然写真 滝

 2月5日 神通滝よりの続きです。

 R193を美郷まで戻り、美郷郵便局から県道250号へ。川田川沿いを奥に進む。ホタルの里で有名なポイントを過ぎると、ほとんど人家がなくなる。昨年はチェーンを装着(実際はオートソックス)したが、今年は雪がない。だからこそ突然出現した氷のオブジェには目を奪われた。「谷で見かけた氷の自然美」

 県道から林道へ入ると、道路上に雪が目立ち始め、ついには道を覆ってしまう。
エスケープゾーンの真っ白い雪の上に付いたスタッドレスタイヤの跡。
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 滝に近づくと、道路に積もった雪は約5cm。四駆なら普通タイヤでも走れる程度だが、帰り道では、ガードレールのない凍った坂道を下ることになる。スタッドレスでよかった。
201202051205_125   
 母衣暮露の滝入口の駐車スペースには、車が3台。うち2台は香川ナンバー。
 再び長靴に履き替え、滝への遊歩道へ。
 雪に覆われた渓谷は、まったく違った顔を見せる。昨年5月に訪れた際は、新緑の渓谷だったっが、真っ白な世界の趣も、やはり美しい。

 遊歩道を数分登り、岩場をまわりこむと、滝が見えてくる。普段は水量が少なく、見栄えのしない滝だが、冬の姿は別格である。

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201202051226_151  展望所の少し手前で、4・5人が固まって話をしている。近づくと、昨年と比較してどう・・・とか話をしているので、1月訪れた際のことを話すと、驚いていた。あのときは、辿りつくのも難しいくらいの積雪だったから、訪れた人は少なかっただろう。

 神通滝同様、この滝も溶け始めている。滝口からは水がほとばしり、所々かけ落ちた氷壁の隙間を水が流れ落ちる。

 岩肌を覆う氷の壁は、昨年ほどの迫力はないが、青く見える具合は、昨年より美しくさえ見れる。溶けかけ、水の伝う氷が美しくて、ここでも滝周辺の写真を多く撮った。

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201202051244_173  滝前で、Canonの望遠を三脚に据えて撮っている人がいた。

近づいていくと、「ごめん、邪魔ですか?」といって場所を譲ってくれる。恐縮してしまった。

 よく見ると、広角レンズを付けたもう一台を持って、交互に使っている。聞くと、高松から来たそうだ。使っているのが白いレンズなので、F2.8Lですかと聞いたら、F4の100-400mmだとの答え。風景中心だと、F2.8より価格的にも使い勝手がいいとか。収差についても語られていたが、私のレベルではまだそこまでレンズの違いは分からない。いつか理解できる時が来るまで、この時の会話は覚えておきたい。蛍石レンズのことも話していたが、これは今のところCanon使いだけの楽しみである。

 この方と出会って、また一つ学んだこと。

私は、滝を下から見上げて撮るのが好きだが、こだわると平坦な絵になる時がある。滝と目線を同じにして、陰影を加えたいと言って、岩場を登って行ったので、私も右岸の岩場を少し登ってみる。やはり違った顔が見えてくる。

 やはりいろいろな人の撮り方を見るのは勉強になる。

201202051227_152

 先ほどの方は、私より先に来られて、まだ粘られるようだ。約一時間をここで過ごしていたので、挨拶して先に引き上げる。車に戻って、昼食をとる。目の前は、滝下流の渓谷。雪に覆われた渓谷での食事も、またいいものである。

 13時半、母衣暮露の滝を発って帰路につく。帰宅したのは15時。225km 5,113歩の遠征は、思ったより見事な氷瀑に恵まれ、ラッキーな一日であった。

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谷で見つけた氷の自然美

2012年02月06日 | 風景写真

 2月5日 神通滝の続きです。

 神通滝を訪れたカメラマンは、滝本体だけでなく、周りの氷を撮影していた。
よくみると、氷の塊にもいろいろと表情がある。
Object01

Object03 滝のしぶきが凍りついたもの。
長く伸びる氷柱。
溶け始めて、氷柱の表面を水が伝う。
氷の上に落ちた水が、又凍りつく。
氷の下に水が流れる。

そばで見ると、これはもう芸術である。
氷の裏側を、流れ落ちる水のせいで脈動しているようにも見えてくる。
目の前で、変化していく氷の芸術。

氷の撮影は、AUTOのままでは綺麗に撮れない。いろいろ設定を変えて、撮るたびにプレビューで確認して・・・。
実際に撮影に費やした時間は、滝よりもこちらの方が多かったかも。

Object02

Object04  次は母衣暮露の滝に向かう途中に見つけた面白いオブジェクト。
 散水用のホースが裂け、噴出した水が枯れ枝にかかり、凍りついたもの。周辺には全く氷がなかっただけに、とても目立っていた。
更には近づいてみて、自然の不思議を感じてしまった。

 最後は、コンクリートの壁に付いた苔(?)が凍りついたもの。自然にできたものだが、何かの意思が働いているようにさえ思えてくる。

 私は風景を写したくて、どちらかというと遠望撮影が多かった。滝に近づくにつれ、広角を使う機会が増えた。さらに最近は、マクロレンズを使ったりして、身近なものをUPにする楽しさを覚えてきた。

 こんなシーンに巡り合う度、写真をやっていたよかったと思う。


201202051134_116_2  氷瀑を撮影に来て、違うものに魅せられてしまったが、こんなものを写せるようになった自分が嬉しくもある。

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何度来ても 神通滝

2012年02月05日 | 自然写真 滝

 2月3日は今年一番の冷え込みであったとかで、あちこちで積雪と凍結の情報を聞いたが、氷瀑は今一つだったようだ。昨日は気温が上がったので、かなり溶けてしまっただろうと思ったが、取りあえず、氷瀑目当てで出かける。

 朝5時半出発。星がきれいだったので、朝陽の期待を込めて徳島・沖の洲へ。6時45分、沖の洲到着。しかし、東の空一帯に薄く雲がかかり、朝陽は無理のよう。早々にあきらめて、本来の目的地へ。

 8時頃、神山町エリアへ。昨冬は国道上でも凍結場所があり、ひやひやしながら走ったし、林道に入る前にチェーンを装着したが、今回は滝のすぐ直前まで雪・凍結はなし。さすがに神通滝の駐車場には5cm程の積雪があったが、この程度なら普通のタイヤでも問題なくこれただろう。駐車場はすでに7台程の車で埋まっている。

 神通滝は、私が最初に訪れた氷瀑である。記録を見ると2006年1月、当時は道が崩壊しており、氷瀑ツアーの為に臨時の道が作られていた。その時も、駐車場までは雪がなく、周辺で見た氷柱をすごく新鮮に感じたものだった。

 今日はザックを担ぎ、長靴で出発。遊歩道を10分ほど歩いたあたりで滑り止めを装着。同時にカメラを取り出し、目についたシーンを撮影していく。

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 積もった雪が凍りついた坂を登り切り、岩場をまわりこむと、神通滝が見えてくる。

201202050901_013  

 滝前には既に数人のカメラマンが撮影中。滝本体、氷柱、流れの中にある氷のオブジェ、狙いはそれぞれだが、皆、こだわりを持っているようだ。

 滝壷の凍結具合は、今までで最高かもしれない。氷板を渡って滝下まで行けそうだが、所々割れているところを見て、水の上を渡ることを断念。岩伝いに移動しながら、撮影。

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 ホワイトバランスを太陽光に設定しているため、青みが強調されているが、氷は本当に青く染まって、幻想的でさえある。

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201202051010_103  1時間以上を過ごした後、神通滝を後にする。時間は10時過ぎ。何組もの訪問者とすれ違いながら、道を下っている途中、沢に降りられそうな場所を見つけ、慎重に降りてみる。

 自分でも物好きなものだと思ったが、降りてみると足跡がある。撮ってみると、期待ほどではないが、いい感じの絵が撮れた。

 下の写真は、神通滝下の滝(仮称)とさらに下流にある姫の滝。この滝の前に立つことができれば思うのだが、今のところルートを見つけられずにいる。

 車に戻ったのは10時35分。次の目的地は母衣暮露の滝。昨年1月と同じルートである。

02

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