2月3日は今年一番の冷え込みであったとかで、あちこちで積雪と凍結の情報を聞いたが、氷瀑は今一つだったようだ。昨日は気温が上がったので、かなり溶けてしまっただろうと思ったが、取りあえず、氷瀑目当てで出かける。
朝5時半出発。星がきれいだったので、朝陽の期待を込めて徳島・沖の洲へ。6時45分、沖の洲到着。しかし、東の空一帯に薄く雲がかかり、朝陽は無理のよう。早々にあきらめて、本来の目的地へ。
8時頃、神山町エリアへ。昨冬は国道上でも凍結場所があり、ひやひやしながら走ったし、林道に入る前にチェーンを装着したが、今回は滝のすぐ直前まで雪・凍結はなし。さすがに神通滝の駐車場には5cm程の積雪があったが、この程度なら普通のタイヤでも問題なくこれただろう。駐車場はすでに7台程の車で埋まっている。
神通滝は、私が最初に訪れた氷瀑である。記録を見ると2006年1月、当時は道が崩壊しており、氷瀑ツアーの為に臨時の道が作られていた。その時も、駐車場までは雪がなく、周辺で見た氷柱をすごく新鮮に感じたものだった。
今日はザックを担ぎ、長靴で出発。遊歩道を10分ほど歩いたあたりで滑り止めを装着。同時にカメラを取り出し、目についたシーンを撮影していく。
積もった雪が凍りついた坂を登り切り、岩場をまわりこむと、神通滝が見えてくる。
滝前には既に数人のカメラマンが撮影中。滝本体、氷柱、流れの中にある氷のオブジェ、狙いはそれぞれだが、皆、こだわりを持っているようだ。
滝壷の凍結具合は、今までで最高かもしれない。氷板を渡って滝下まで行けそうだが、所々割れているところを見て、水の上を渡ることを断念。岩伝いに移動しながら、撮影。
ホワイトバランスを太陽光に設定しているため、青みが強調されているが、氷は本当に青く染まって、幻想的でさえある。
1時間以上を過ごした後、神通滝を後にする。時間は10時過ぎ。何組もの訪問者とすれ違いながら、道を下っている途中、沢に降りられそうな場所を見つけ、慎重に降りてみる。
自分でも物好きなものだと思ったが、降りてみると足跡がある。撮ってみると、期待ほどではないが、いい感じの絵が撮れた。
下の写真は、神通滝下の滝(仮称)とさらに下流にある姫の滝。この滝の前に立つことができれば思うのだが、今のところルートを見つけられずにいる。
車に戻ったのは10時35分。次の目的地は母衣暮露の滝。昨年1月と同じルートである。