5月6日 高瀑行のつづきです。
日の光が徐々に滝に当たりはじめ、飛沫がキラキラと輝くのがわかる。風に巻き上げられた飛沫が、光を弾く霧となって舞う。
食事にしてそれから右岸に上ろうと思い、左岸の崖をゆっくり降りはじめる。その時ふわりと白い布が舞うかのように、飛沫の霧が右方向に流れていく。なかちゃんがいい位置にいるなと思いながらも、こちらは動くことができない。
昼食を終えて、羽織っていたウィンドブレーカーを脱ぐ。滝前に着いた時、日陰なのと飛沫のせいで寒かったので、ザックからウィンドブレーカーを出して着ていた。おいわさんも「寒いね」と言っていたので、やはりこの場所だけ温度は低かったのだろう。
今度は右岸側の斜面を登る。こちらは左岸よりずっと上りやすいが、足の痛みを考えて、無理せずゆっくり上っていく。待っているだけで、光と風のおかげで滝のいろいろな表情が見える。
同じような写真だが、見ていると飽きないので、何度もシャッターを切ってしまう。
久しぶりに露出補正をかけたブランケット五連写のおかげで、今日一日で300枚以上撮影してしまった。後で整理するのが大変だ。
滝前に降りてからも、表情を変える高瀑が楽しめる。
いつものように記念写真を撮ったのは1時前。早く着いたのと、条件が良かったせいでみなしっかり堪能できた。とくにおいわさんは、アケボノツツジを前景にした絵が撮れたことで、大満足のようである。
いつもなら、高瀑下の滝やのぞきの滝に寄るのだが、今日はおいわさんの事情でまっすぐ帰ることに。何度も撮っている場所でもあるし、今のシーズンどうしても寄りたいという気持ちはないので、了解して帰路に就く。
帰りはう回路のほうを通過。往路で旧ルートを通ったため、う回路がかなり大回りに感じるが、それだけ以前は急斜面を渡っていたわけだ。
途中何度も、おいわさんがしゃがみこんで野草を撮影。なかちゃんも続くのだが、私のコンデジではうまく撮れないのでスルーすることが多い。実は下りのほうが足には堪えるので、その間小休止させてもらっていたのである。
丸渕でもほんの小休止だったので、かなり早いペースで登山口まで戻ってきた。
右の写真は、登山口まであと少しというところで目にする赤ノベラ。キラキラと綺麗だったのだが、コンデジではこの程度。
2時過ぎに登山口まで戻ってきて、すぐ車で林道を戻る。諏訪神社に戻ったのは2時46分。すぐに荷物を積み替え、おいわさんは挨拶もそこそこに、去っていく。山歩きを楽しむには、家庭の理解が必要だから、用があるときにはしっかり応えておかなくてはならないだろう。
私もなかちゃんに別れを告げ、帰路につく。今日は明るいうちに帰宅できそうだが、林道を走ったおかげで泥だらけになったCROSSROADを洗車してから家に戻る。
GW最後の日は、好条件の高瀑行。十分にリフレッシュして、仕事に戻る気力も回復できた。
280km 10,773歩は、歩数以上の充実感。
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