高瀑のすぐ下、歩くと10分程度戻ったところにある無名滝。この時期は藪をかき分けないと滝前には出られない。水量が少ない時は見栄えのしない滝だが、昨年いい位置に黄色い花を見つけたおいわさんが、今年もそれを狙って藪の中に踏み入れる。
高瀑の左岸で黄色い花を撮っているとき、Kurenaikaiさんは夏の高瀑は初めてで、黄色い花の存在を知らなかったと聞いた。そういうわけで、今回の黄色い花撮影にもっとも意欲的だったのはKurenaikaiさん。下の写真は、無名滝と、滝をバックにした黄色い花。
のぞきの滝は、登山道から見下ろすことのできる滝だが、滝前に出るためには急斜面をトラバースしながら降りなくてはいけない。急ぐときにはスルーする滝だが、今回は目的がある。
それが「イワタバコ」の花。のぞきの滝を正面に見る岩場の端にやっと数厘咲いていた。
D5000ならもっといいアングルが可能なのだが、これでは全く見栄えがしない。どんな花だったのか知りたい方は、おいわさん・KurenaikaiさんのHPを!
目的を果たしたので早々に立つかと思いきや、おいわさんはいろいろ動き回っているので、こちらも三脚を出して、のぞきの滝撮影。
早めに装備をしまっておいわさんを待つ。いつも装備の片付けに手間取って遅れてしまうので、迷惑をかけないための行動である。
登山口まで戻ったのは15時25分。下りのほうが汗をかいたようで、シャツがびっしょり濡れている。Kurenaikaiさんはすぐ着替えたようなので、私もシャツだけを予備に着替える。諏訪神社までの道は私が先行したが、後ろにKurenaikaiさんがいるのを意識したのか、少しペースが速かったようだ。二人しか乗っていないので下り道は楽になるのも理由の一つ。
登山道にいる間は何とか雨に合わずにすんだが、下界(?)では雨が降ったようで、林道には水たまりがいくつかあった。
16時過ぎに諏訪神社に到着。秋の御来光の滝訪問を約して散会。帰路、新居浜付近で雨に降られたが、香川に戻ると雨はなし。
走行距離270km 11,893歩 水量が少ないのは予想通りで、別の目的を持った遠征だが、滝を含めてしっかり堪能でき、連休の終わりをいい感じでしめくくれた。
同行したお二人のHPも、どうぞ。
出たがりオヤヂのお出かけ日記
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今回の目的は、この時期だけに見られる貴重な黄色い花。剣山ではこの花を撮るための登山者の行列ができたと聞くが、高瀑では悪路と険しい登山道のおかげで独占できる。このままいつまでも、美しく咲きづつけてほしいと願う。