風の雑記帳

平凡でもかけがえのない毎日が過ぎていく。
風景や触れ合い、心の断片を切り貼りして綴ってみる。

静岡県 12/47

2024年01月06日 | 18きっぷで行く『日本製』

18きっぷで会いに行く『日本製』第12弾は、静岡県伊豆市修繕寺。

JR三島駅乗り換え、伊豆箱根鉄道駿豆線 修善寺駅から徒歩14分。

町づくり、町おこしがテーマの「ドットツリープロジェクト」を訪ねた。





NPO法人サプライズさんの「新しい地方の暮らし方」を提案するこの場所は、

住居とオフィスをセットで貸し出している賃貸物件で、一業種一社限定が条件。

NPO法人代表者ご自身もこの場所に住み、入居者の広報アドバイスや

ビジネスマッチングなどのサポートを行い、広場でランチミーティングや

休日にはバーべキューをしたりして情報交換や懇親を図っているという。

 

  

 

募集当初は、数倍を超える入居希望者があったというが、現在はひっそりとしていた。

 

 

ここには、プロジェクト内や修善寺に住む子供たちが作っている雑誌「KURURA」

があるというので手に入るか期待して行ったが、手に入れることは出来なかった。

「KURURA」kurura (izukurura.com)

 

小学5年生から中学2年生までの子供たちが、手書きの絵なども入れて作っている小冊子。

基本的には子供たちがみんなで取材先を決め、アポイントを取り、インタビューから

原稿の執筆、写真の撮影、編集までやり、大人たちがそれをサポートしているという。

 

また高校生は、ゴミ拾いをしているという。

活動2016 - NPOサプライズ 伊豆サテライトオフィス (surprizu2012.jp)

「清掃甲子園」と書かれたユニフォームは、裾のジッパーを閉めるとエコバックになるという。

 

 

伊豆は広いけれど人口は減り始めていて、東京ドームの観客席数にも満たないという。

今までは若者に「外に出ないで、行かないで」とやっていたが、問題はそこではなくて

活動を通して伊豆を知ったうえで、どんどん出て行きなさいと言う風に変わったという。

 

伊豆箱根鉄道駿豆線から見える富士山は、とてもかっこよくて感動的だった。

修善寺には何もないなんて、まずこの風景が宝ではないかと羨ましくなった。

 

NPOサプライズの代表者さんが仰るには、「全てはトライ&エラー

色々な事にトライして、その知見をみんなに渡して行ければ良い。

だから、失敗するのが僕らの仕事です」って、柔軟な考えが素敵だなと思った。

 

来るときは町の中を歩いてきたが、帰りは土手沿いを歩いて帰った。

ねこが、土手で待ち伏せ。「よく来たね!!」って言われた気がした。

 

   

 

   

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