乙女の靴音

    
    〜 一歩・二歩・山歩 〜

  
          

利尻・礼文山旅紀行 2 ~利尻山にアタック~

2015-09-06 | 北海道の山
8/30(日)微笑む利尻山 1721m

「最北端の日本百名山」はピーカン



3 時過に目覚め、3:55 ロビーに集合後、朝食のおにぎり弁当を受け取り
中のバナナを1本だけ即、チャージして登山モードに切り替え
ガイドの渡辺さんのワゴン車で
鴛泊登山口になっている北麓野営場に到着

トイレを済ませスタンバイ
4:10 ヘッデン装着、標高205mからスタート



歩き始めは夜明け前の樹林帯の静かな雰囲気
コース入口では外来種の進入を防ぐため「靴底洗い場」で洗浄
登山口から10分で3合目、利尻山唯一の水場の甘露泉水(日本名水百選の湧水)を補給
おっと、不思議なご縁でこんな橋から入山



4合目(380m)「野鳥の森」
明るくなったので軽く朝食



6合目第一見晴台に出た



幻想的な太陽の光



礼文島もくっきり



清々しい眺望



利尻山の登山には
山にやさしい登山が義務づけられている
自然環境保護のため3つのマナー

◎携帯トイレを利用
◎ストックにキャップを付けること
◎植物の上に座らない、踏み込まないこと

携帯トイレの持参が必須
トイレブースは、6合目・8合目・9合目の3箇所に設置



1回目使用後、渡辺さんのアドバイスで
木陰にデポし下山時に回収することにしたが
盗難に合わないかちょっと心配?・・・
そんな物好きは、、、と思いきや



ここまでは楽勝、ここから



青い空と海のグラデーション



標高が上がるごとに変化する雄大な眺め
第2見晴し台



ハイマツ帯に入り







8合目長官山



眼前に利尻富士が聳え



心躍る





トリカブトの仲間 リシリブシ(利尻附子)
ヨモギの葉に似てるから
間違って命を落とした人もいるらしい



8:40 避難小屋に到着
ここにもトイレブースがあり男性の小はペットボトルを使用



ルートを彩る可憐な高山植物
シュムシュノコギリソウ(占守鋸草)



シコタンハコベ(色丹蘩蔞)



世界でこの山にだけしか咲かない利尻山の固有種
リシリヒナゲシ(利尻雛罌粟)にもご対面





9合目広場



輝く水平線とお伴のロケーションにルンルン気分
滅多に味わえない利尻の醍醐味



ミソカワソウ(味噌川草)



イワベンケイ



リシリヒナゲシ





崩壊のためトラロープが張ってある危険地帯



火山礫で滑り易く



足元注意



一歩一歩慎重に



ローソク岩



山頂直下から



カメラポイント
ピーク目前



でっかい三角点にタッチ!!



10:23 ついに登頂!!!



息を呑む



ぐるり大パノラマの絶景に



宿のおにぎりが最高
渡辺さんから熱いお茶を頂いて寛ぎランチタイム



天空からオホーツクへダイビング





上機嫌の利尻の神様にご挨拶して



名残惜しいが



11:10 下山開始



どこまでもクリアビュー
ヤッホー! ヤッホー!



ここにも見っけ



避難小屋でトイレ休憩中
シー・・・木陰でお昼寝タイム

ここで、若い3人グループの登山者と触れあい
その中の一人の方が学会のため来月、来熊
なんと、「火の国ハイツ」に宿泊予定
是非、阿蘇にお越しをとアピール

別れ際に「ご安全に」と挨拶され、初めて耳にする言葉に戸惑うが
業界用語で「お互いに相手の安全を願い、自分も気をつけよう」という意味の
普通の挨拶らしい...
「ご安全に」いいね!



忘れてはいけない6.5 合目の携帯トイレ回収地点
トップの渡辺さんが「カラスにやられた』と一声
まさか、と近づくと袋が破れ中身も多少露出
もう、笑うしかないハプニングにあたふた
事後の写真は・・・

そんなものより
クロツリバナ(黒吊花)の真っ赤な実が可愛い
一瞬、シマリスにも出会い



エゾマツ、トドマツなどの原生林に
遊ぶ小鳥の声を探しながらお散歩気分で



16:00 甘露水に無事ゴール!!
「ご安全に」のメンバーもほぼ同時



皆さんお疲れさまでした




今回は「HIS 利尻山登頂と礼文感動トレッキング4日間」
愛知県から参加のご夫婦と城主家族の計5名

利尻自然ガイドサービスガイド・「レラモシリ」の
オーナー渡辺敏哉さんのご案内

山を安全にそして丸1日楽しむことを第一とし
通常のコースタイムよりスローペース
花を観察したり写真を撮ったり
たっぷり時間をかけての山歩きがコンセプト

ずばり、12時間どっぷり、たっぷりと山歩きを堪能
渡辺マジックにかかったようだ

にっぽん百名山「利尻山」[BSプレミアム]にも出演
登山中もあちこちから声がかかる

最高のロケーションに位置する



マルゼンペンション「レラモシリ」に3連泊



毎年1月に東京ドームで行われる全国ご当地どんぶり選手権で
2011、2012年と2年連続のグランプリを受賞した食堂丸善の「うにめし丼」



今宵もおいしい利尻の海の幸で乾杯!








明日は礼文島トレッキング
さ~寝よう!











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