乙女の靴音

    
    〜 一歩・二歩・山歩 〜

  
          

高野山お礼参り

2013-12-06 | 四国巡礼
12/3(火)荘厳な空気に包まれて

遍照尊院本堂で朝6時よりお勤め



大師様のお蔭を頂けるよう
八十八ヶ所のお砂踏みも勧行

奥の院から参詣
高野山を含む『紀伊山地の霊場と参詣道』の世界遺産
高野山は、平安時代のはじめ日本が生んだ偉大な聖人
弘法大師によって開かれた日本仏教の一大聖地
117の寺院がありそのうち52ヶ所が宿坊を持つ



一の橋から御廟まで約2kmの道のりには
約、20万基を超える諸大名の墓石や、祈念碑、慰霊碑の数々が
樹齢千年を超える杉木立の中に立ち並ぶ



中の橋駐車場から奥之院



「金剛峯寺境内案内人」がご案内



奥之院にはおびただしい数の五輪塔が祀られて
密教の教えでは、宇宙は「空・風・火・水・地」の五つの要素から構成され
五輪塔の形はこれらから形作られているそうである

奥の院で最大の供養塔は駿河大納言忠長の母
(2代将軍秀忠夫人お江(ゴウ)の方)
石塔の材料の石材は瀬戸内海周辺で切り出され
海を渡り紀ノ川をさかのぼり人と牛馬で山上へ運んだ



この御廟橋を渡ると大師御廟への霊域
この橋を渡る人は、橋の前で服装を正し、礼拝し
清らかな気持ちで霊域に足をふみ入れます


弘法大師が御入定されている聖地
御廟の奥の岩室で今も生きて瞑想を続けていると信じられている大師の
存在と同じように 過去と現在、そしてこの世と異世界を超越し
それらが交錯する空間であるとか ・・・・・

奥深く厳かな佇まいのなか
厳粛な気持ちで心を空白にすると
浄土へ導かれるようだが.......



現世に引き戻されて
金剛峯寺(こんごうぶじ)
高野山のすべての土地は金剛峯寺の所有
高野山真言宗の総本山の名称となっている



壇上伽藍
高野山の伽藍は真言宗総本山金剛峯寺の根本道場



真言密教の聖地で1200年を超える歴史や
受け継がれた幾多の伝説に触れながら遍路お礼参りも
最終章となったが、、、

山を下りて
『慈尊院』 女人高野別格本山



弘法大師(空海)が高野山開創に際し
高野山参詣の要所にあたるこの地に表玄関として伽藍を草創し
一山の庶務を司る政所、高野山への宿所、冬期の避寒修行の場所とされ
高野山町石道の登り口

高野山を訪れた弘法大師の母公が、女人禁制のため入山を許されず
翌年にこの地で亡くなったことから、弘法大師は母公のために
弥勒堂(御廟)を造られ弥勒菩薩坐像(国宝)を安置し
それ以来、慈尊院は「女人高野」とも呼ばれ親しまれている


根来寺にも参拝



戦国時代の歴史の中で「豊臣秀吉の根来攻め」で有名なお寺
新義真言宗総本山
高野山僧の間で権勢を奮っていた覚鑁(かくはん)上人は
羨望の的となり教義対立から 高野山を追われ、根来に逃れて
高野山の古義に対して新義真言宗の根来寺を創設した



国宝、多宝塔をはじめ「350万平方メートル」の広大な敷地は見応え充分
ちょっとの時間ではもったいないような錦絵巻に見送られ



帰路となった




    お気軽観光、四国遍路の旅はおかげさまで無事終わったが
         
         人生の旅は道半ば、夢半ば・・・

            人生はいつ何が起こるか分からない?

               覚悟を持って今を生きよう!


                     合掌
                         








コメント (3)
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