Winding Road

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2010ACLラウンド16 鹿島×浦項

2010-05-13 | 鹿島アントラーズ

去年ほどの悔しさはない。あるのは苛立ちと腹立たしさ。なぜこの期に及んであの程度の戦いしかできないのか。低パフォーマンスで終戦なのか。情けない。

全部後手。前半、相手の前からの圧力に押し込まれる展開。それに加えてイージーミスを連発。競り合いこそ勝てるものの、セカンドボールをことごとく相手に拾われる。とてもホームで戦っているとは思えないチキンぶりだった。そして次第にリズムを掴み始めた浦項が先制したのは必然の流れだった。

後半は引いてカウンター狙いの浦項。去年も2試合このチームを現場で見たが、もともと高い守備力があるのでその気になれば守れる。そうなると攻め手を失う鹿島。交代選手もさしたる見せ場を作れず漫然と単調な攻撃を繰り返すだけ。もっとサイドに起点を作ればいいのにFWが普段ほど外に開かない。

パスは前に出ず後ろ向き。たまに前に行けば中途半端に奪われて逆襲を食らう。中田のカバーリングがなければ何本やられていたことか。終盤にパワープレーをやるのは良いのだが、皆が前に詰めすぎていて、一歩後ろでこぼれ球を拾おうとする姿勢がない。そんな事は基本のキなのに前に気持ちが行きすぎている。

逆に言えばそれだけのやる気はあった。プロなんだから勝ちたいのは当然だし、やる気がないわけがない。要は敗因はメンタル面には起因しない。相手の戦略の前に屈した。

浦項はまともに戦えば勝つ確率が低い事を謙虚に理解し、それなら勝つためにどうすべきなのかを考えてタスクを実行した。オリベイラのコメントにもあったが、そういうやり方次第でシチュエーションが変わるのがサッカーの面白さ。全北は手が合うタイプだったが浦項は一癖あるやりづらい相手だった。

これでリーグ4連覇を含めた国内三冠は至上命題だ。早々とアジア敗退しておいて国内で結果を残せなかったら許されない。まず名古屋に勝て。それで中断に入ろう。


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