Takepuのブログ

中国旅行記とか、日ごろ思ったことなどを書きたいと思います

西貢で海鮮

2011-06-15 23:29:52 | 中国旅行
香港第2日目は、東部の海沿いにある西貢へ行って海鮮ざんまい。

事前に調べたとおり、ホテルから地下鉄で九竜側へ、油麻地で降りA2出口から彌敦道(ネイザンロード)を右へ、登打士街を進み、女人街を超えたところに「西貢」と行き先が書かれた赤いミニバスが停まって客待ちをしていた。ちょうど満員になり、待たずにすぐに出発。14.8香港ドル(約200円)。途中、九竜城近くの彩虹駅前を通ると、ここからも西貢行きの緑のミニバスが出ているようだ。九竜でちょっと渋滞に巻き込まれ、出発から30分ほどで西貢の運動競技場脇のバスセンターに到着した。バスは十数台停まっていて帰りも大丈夫そうだ。

埠頭が2つあって、観光船のような小さな船が客引きをしている。離島に行く船遊びもあるようだ。魚や海老でいっぱいのボートのような船もある。海沿いにはいくつものいけすを並べた店が客引きをしている。客引きはセットメニューを書いたプレートやビラを持ち、客に声をかけまくっている。
バスセンターから近い順に通記、洪記、全記と三軒並んでいるが、この日は全記という店が一番客でにぎわっていたので、ここに決めた。一番安いセットメニューにシャコ(椒塩瀬尿蝦)を加えてくれ、と交渉した。店とメニューを決めてみると、メニューに書いてあるすべての料理がでてくるわけではなく、この中から4つ選べ、と言われた。まあ、書きようだな。これを全部食べらるとは当初から思っていなかったが。

で、まずアワビがでてきた。直径長いほうで10センチぐらいか、長い楊枝で殻からはずして食べる。日本で言うところのトコブシというところか。歯応え十分で味も濃すぎずうまい。

続いて、追加注文したシャコがでた。九竜の旺角(モンコック)などではもう少し小さいものが皿一杯に盛られるが、これは長さ30センチぐらいのを一尾。ニンニクの油で揚げて4つに切ると、こんなものかあ、という分量。

大好物の魚の蒸し物(清蒸魚)。香菜も当然かかっていて、悪くない。この汁を後でご飯にかけて食べるのが醍醐味。自分でも作る。ネギ、ショウガを乗せた魚にしょう油とオイスターソースと紹興酒をかけて蒸す。魚のエキスと調味料が混ざっておいしいタレになる。

最後の大物は伊勢エビのチーズかけ。これは銅鑼湾(コーズウェイベイ)の先の競馬場地区(ハッピーバレー)にあった「竹園海鮮飯店」という店が抜群にうまかった。全記のはチーズがちょっと柔らかくて、チーズをかけて焼くというより、中華鍋の中でまぜこぜしている感じ。クリーム系スパゲティが好きな身としては、下にあるスパゲティをたくさん食べてしまった。アルデンテではなく、かなりやわらかかった。これはスパゲティ(意太利麺)ではなく、中国の麺の感覚だ。

ところで、バスセンターわきに広場があり、抗日行動や対日戦争を伝える新聞で折った船のようなオブジェを浮かべた池がある。どうやら西貢は、香港を植民地化した日本軍と大規模な海戦があった場所らしい。共産党の根拠地もあったという。抗日英雄記念碑もそばにあったらしい。われわれは海鮮を食べただけですぐ撤収してしまったのだが。

4年半ぶり香港

2011-06-15 14:01:56 | 中国旅行


07年12月以来、3年半ぶりの香港。ますます大陸化して、大陸からの旅行者であふれていた。以前あった店がなくなっていたり変わったところも多く、変わっていないところは懐かしかった。
午後7時過ぎにチョップラックコック空港着。最も早く中心部に着く選択枝で、空港特急列車で香港駅へ。やっぱり香港は蒸し暑い。6月に行ったのだから当たり前。

懐かしい中環(セントラル)の街中を突っ切って、まずは●(金へんに庸)記へ。北京ダックではなく、アヒルを焼いたものが名物。予約していないので整理券をもらって45分待ちと言われ、愚直に待つ。途中で待っている人たちに豆乳を配ってくれた。
待っている間に周辺をパトロールということで、すぐそばの蘭桂坊(ランカイフォン)を偵察。香港の六本木とも呼ばれる繁華街で、外国人御用達のバーが多い。「1997」の看板も健在だったが、王家衛監督の映画「重慶森林(恋する惑星)」で、王菲(フェイ・ウォン)が働いていた軽食売り場「ミッドナイトエクスプレス」はなくなって、コンビニ「セブンイレブン」になっていた。

映画のワンシーン。トニー・レオン(梁朝偉)演じる警官が、王菲の働く売店でジュースを飲む。

店に戻って、最初にピータンを持ってきた。黄身が濃厚でトロっとしていて美味。紅生姜もよくあう。

続いて、待ってました。このために来たといっても過言ではないグース。ジューシーで味も甘過ぎずショウユが辛すぎることもなく、やっぱりうまい。

このほか、ホタテのニンニク炒めとか、チャーシューとか鶏そばとかを食べて初日の食事は終了。

蘭桂芳経由でセントラルの元職場付近を回り、セントラルから地下鉄でホテルに帰った。映画「金枝玉葉」で袁詠儀(アニタ・ユン)がレスリー・チャン(張国栄)の面接を受けるレンガ造りの建物「外国人記者クラブ」(FCC)も健在だった。