わまのミュージカルな毎日

主にミュージカルの観劇記を綴っています。リスクマネージャーとしての提言も少しずつ書いています。

怒涛の観劇

2014年06月30日 | 雑記
6月も今日で終わりですが、いやぁ、今月は劇場に行きましたね。
6月4日に「シスター・アクト」帝国劇場。
6月7日から数日「ウレシパモシリ」ザムザ阿佐ヶ谷。
6月22日に音楽座ミュージカル「泣かないで」東京芸術劇場。
6月29日に「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」シアター・クリエ。

時間があれば、また、ゆっくり書きたいと思いますが、「ウレシパモシリ」以外の簡単な感想を。

「シスター・アクト」
ものすごく楽しかったです。そして、シスターたちの歌声を聞いただけで、不思議に涙があふれ、人間の歌声の素晴らしさに感動したのでした。
キャストも素晴らしかったです。汗っかきエディの石井さん。シスターの鳳蘭さん。特筆すべきお二人でした。
時間があれば是非もう一度観たいと思っています。

「泣かないで」
数年前に観たときと、かなり演出が変わっていたのか、復活病院でのミツの生活の場面が短くなっていたように思いました。
もっと重い印象でしたが、かなりすっきりしていました。もちろん、遠藤周作氏の原作がすばらしいので、作品は素晴らしいのですが、それを今回のキャストはちょっと消化しきれていないように感じました。

「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」
これも楽しかったです。ただ、ミュージカルという舞台だとすると、どうなのかな?と思う点がいろいろありました。
全キャストが、舞台狭しと駆け回り、全力投球のすばらしい舞台なのです。
しかし、というか、フランクのセリフ通り「ショー」なのです。ショーの域を超えていないのです。
ミュージカルとしての芝居の部分、セリフとしての歌が弱いですね。
歌詞が聞き取れないのです。どうも、英語やフランス語がかなり織り込まれているようで、どこが日本語で、どこが外国語がよくわからないのです。そうなると、ショーと割り切らないと筋においていかれます。まあ、おおよそがセリフで筋はつかめていて、心情を歌で表現するという進行なのですが。
全力投球はよいのですが、全場面がそうとなると、結構見ているだけなのに疲れます。一場面も長いことが多かったのです。
もう少し、メリハリをつけて、さっぱりと2時間ぐらいにまとめてもいいのになぁ、と思いました。



こんなに詰め込んで観劇してちょっと思ったこと。まあ、よく思うことなんですが・・・
歌も演技も上手い、見た目もステキ、だからといって必ずしも心に残るわけではない。
なぜか?
長くなるので、また、そのうちに!

それでは、また。

「ウレシパモシリ」千秋楽 終演後イベント・レポート

2014年06月16日 | 観劇記
千秋楽 終演後イベント・レポートと銘打ったものの、相当出来の悪いレポートでございます。穴だらけです。穴埋めして下さる方がいらっしゃることを期待してアップしました。


通常の終演となりました。いつもはそこで「本日はご来場ありがとうございました。・・・」みたいなアナウンスですが、阿部義嗣さん登場。「ここに集まれるキャストを呼びたいと思います。」と言うと、出入り口から、あるいは客席からキャストが舞台上に大集合。
「ウレシパモシリ」を会場全体で歌いました。
以下、「 」内はキャストの皆様のコメント概要です。ところが、全然思い出せない方もいらっしゃるのです。本当にごめんなさい。あと、「ありがとうございました。」とか「再演したい」とかはほぼ省略しています。順番も違っているかもしれません。
( )の中は、私からのコメントです。

阿部義嗣さんから挨拶
「全69回公演、無事終了しました。本当にありがとございました。
5月の稽古から始まり、大先輩に囲まれ、胃が痛くなったり、気持ち悪くなったり、いろいろ大変でした。」
(義嗣さん、本当にお疲れ様でした。ほとんどの公演でお客様の案内をして下さいました。いつも背中をぴんと張って、物静かなそのたたずまいに心惹かれていました。この方なら、きっと悩みながらも、カンパニーを引っ張っていくことが出来たんだろうと思っていました。少し、やつれられたようで心配しました。少しゆっくり休養なさって下さいね。)

阿部裕さんからコメント
「義嗣さんの胃が痛くなったのは、私が原因です。とても好きな作品なので、言いたいことは全部言わせてもらいました。」
(義嗣さんがやつれたのは、裕さんのせいか・・・と。でも、こう言えるのは、義嗣さんへの強い信頼があってこそ。よい作品にしたいという強い思いがあるからこそ、ですね。裕さんの古市、本当に好きでした。作品への、古市への愛情がヒシヒシと伝わってきました。)

佐山陽規さんからコメント
「普段のミュージカルと違い、役柄がなくて歌うので、とても不思議な気持ちを体験しました。また、12曲歌うのですが、12公演休みがなかったことがあり、144曲歌いました。死ぬかと思いましたが、意外に大丈夫で自信になりました。」
(12公演!10回目を聴いたようです。さすがにお疲れかも、と心配になっていました。ところが休み明けにお聞きしたら、二日休んだからか復活していらして、なにか、さらに突き抜けた感じになっていて驚愕いたしました。)

田中利花さんからコメント
「朝、話したくない人、って聞かれたときに「はい」って一番に手を挙げたのに、あてたわね。」
(上のコメントが面白すぎて、本文を忘れてしまいました。本当に申し訳ありません。占い師は、とても個性的でした。コメディな場面なのかと思いきや、この作品で一番大切な、そして心に響くセリフを担当するのです。このあたりが、この作品の脚本のよくできているところだなぁと感じます。)

キム・スンラさんからコメント
「もうすぐ50歳になるのですが、この「ウレシパモシリ」の歌を歌えて本当によかったし、この歌を歌うために50年歌ってきたのかもしれないと思います。ことばは物足りない感じです。どうやってこの思いを伝えればいいのか。とにかくありがとうございました。」
(一度も舞台を拝見せず、申し訳ありませんでした。コメントをお聞きして、次の機会があれば拝見したいと思いました。)

宮川浩さんからコメント
「海に行こうと思ったのですが、「ウレシパモシリ」の千秋楽と聞きつけてやってきました。」
(本当に海に行くような服装でした。オレンジのシャツに、半ズボン。帽子にグラサン。若い!!!宮川さんと呼ばれなかったら、気が付きませんでしたね。この人が殺し屋古市を演じたとは信じられませんでした。羽根渕さんはキャストの衣装、阿部さんは黒っぽい服装ですよ。もう、宮川さんの服装だけで大爆笑でした。というわけで、本文忘れました。)

羽根渕章洋さんからコメント
「最後の回に舞台に立てたこと、そして、この作品に出演できたことに心から感謝しています。」
(もう少し、コメントがあったと思うのですが、すみません。一番小柄な古市でありながら、存在感たっぷりでした。ジェルマンが「古市さん悪くない」というセリフが一番しっくりきたのが羽根渕古市でした。)

じゃいそんさんからコメント
「僕も海に行こうと思っていました。ではなく、昨年も出演したのですが、今回もオーディションを受けました。義嗣さんに、「受かったらどんなジェルマンを見せてくれるの?」と聞かれたので、昨年よりよいものを見せます、と答えて今回も出演できました。来年再演したらもっといいジェルマンを見せますので、また、出演したいです。」
(日本語がすごく上手くて、びっくりしました。宮川さんとほぼ同じような服装でしたが、宮川さんほどの衝撃はなく、コメント記憶していました、苦笑。あのカタコトの日本語は役作りだったんですものね。5月に拝見した時と、6月に拝見した時で一番印象が変わったのがじぇいそんさんでした。このカタコトの日本語は、ジェルマンの役作りのハードルを高くしていますよね。コトバで伝えられないことを演技でなんとかしなくてはならないからです。それが、すごく伝わるようになっていたのです。)

「ありがとう」を会場全体で大合唱。
最後はキム・スンラさんの提案で「ウレシパモシリ、ありがとう」と替え歌!
「光の子どもたち」で締めくくってお開きとなりました。

「ウレシパモシリ」に出会ったことで、また、私の舞台に対する思いが変化したように思います。また、再会できることを祈りつつ、出来の悪いレポートを締めくくりたいと思います。最後までお読み頂きありがとうございました。

「ウレシパモシリ」雑感 パート3

2014年06月16日 | 雑記
千秋楽のレポの前に雑感パート3を。といっても、作品の話ではありません。まあ、ちょっと千秋楽レポに関連があるところも書いていますが・・・

「ウレシパモシリ」はザムザ阿佐ヶ谷という100人でいっぱいという小劇場で上演されました。実際には、キャストが動き回るので、95名ぐらいで止めていたようです。
キャストは、普段は大きな劇場で活躍なさっている実力者ばかり。贅沢すぎる空間でした。
千秋楽はもう満杯。熱気で、冷房が効いていないのではというほどでした。

本当に最後の一週間はほぼ満員の状況だったようです。が、そうでもない時もあり、そうなるとちょっとした観客の反応、周りの観客へ、最悪が舞台へ影響を及ぼします。

これは、終演後のキャストのご挨拶のときのこと。
終演直後ですから、まだ役柄を抜け切っていないわけです。その方が感動したアンケートの内容を伝えるためにお話が始まったのでした。私も神妙に話に耳を傾けようとしたとたん、「クスクス」。まあ、確かにちょっとその方は噛んだ感じでした。でも、その雰囲気からしたら聞き逃してもいいぐらいだったのです。「えっ、俺何かした?」と挨拶が止まってしまいました。他のキャストが「大丈夫、鷺だよ、鷺のはばたく音」と言って助けて、もう一度最初から挨拶が始まりました。
まあ、千秋楽にあんなラフなお姿で登場なさるぐらいですから、近しい方はあそこで笑わずにはいられなかったのかもしれません。でも、まだ役のままでご挨拶でしたので、残念な出来事でした。

私がすごく気になったのは、隣に座った中年の女性2人連れの反応でした。その反応からどのキャストを応援なさっているのかわかりましたし、多分普段のお付き合いがある方なんだろうとすぐにわかりました。舞台をご覧になった皆様はお分かりになると思うのですが、この舞台前半はかなりコメディタッチなのですが、後半は、人生を考えさせられるような内容へと進んでいくのです。コメディのときは、反応がオーバーなぐらいなので舞台がより楽しくなっていく感じでした。ところが、後半に入っても反応が同じ。応援しているキャストの方の頑張りに「うんうん、頑張ってるねぇ、クスクス」「本当に、クスクス」という反応なのです。休憩時間がなくて本当によかったです。あったら、きっとこういったでしょう。「演劇観るの初めてなんですか?????」
上記の、挨拶中のクスクス事件の後でのことでしたので、ヒヤヒヤしました。
まあ、この方たちは端に座っていたので、この変な反応があまり広がらなかったことは不幸中の幸いでした。

お子さんを連れていらした方も何度もお見かけしました。
ある日、一人はまだ抱っこしていました。もう一人は4歳ぐらいでした。
私は、子ども連れ大歓迎。その昔々、私も子ども抱いてどれほど観劇したでしょうか?私自身も子どものころから劇場に行くことが日常でした。子どもとして、飽きちゃうこともありました。また、親としてヒヤヒヤしながら着席していたこともありました。
ですから、子ども連れは心から応援したいです。子どもの頃から観劇が日常にならないと文化として演劇が根付くことはないと思っていますので。
ただ、座る場所は考えて欲しいです。舞台には近い方が子どもは飽きないのか、最後まで持つことが多いように思います。とはいえ、どうしてもになったら外に出られる位置に座ることは子連れ観劇のマナーだと思います。
この日の親子は、入口から一番遠い場所に座ってしまったんですよね。
4歳ぐらいのお子さんの声でしょう「帰ろう」「こわいよ」とのささやきが何度も聞こえていましたが、俳優の皆さんはプロなので、子どもの少々の場違いな反応で芝居から逸脱ことはないようです。
観客の皆様も、応援しているキャストの皆様の若い(幼い)ファンがまた増えたな!という寛大なお気持ちで、子連れ観劇の親子を見守って頂きたいと思います。
私の子どもというと、私の流した冷や汗の分、観劇の楽しさを伝える側に育ってくれているようです。
座る場所に配慮すると、それだけで周りは協力的になりますから、親子観劇の皆様、よろしくお願いしますね。

舞台は観客も含めて成り立っていくものです。どんな素晴らしい舞台でも観客がいなければ成り立たないわけですから。大劇場でも乗りの良い観客が舞台をさらに成長させることもあります。しかしそれ以上に小劇場は俳優と観客が濃密です。聖の歌う「ありがとう」の場面で、あちらこちらからすすり泣きが聞こえます。大劇場ではこうはなりません。小劇場では観客同士の反応も舞台の印象を変える一因となります。
そう考えると、小劇場の観客となる場合、自分も舞台を作るんだぐらいの意気込みがあるといいのかもしれませんね。そんな観客の皆さんとご一緒できると嬉しいですよね。


などなど、徒然なるままに書いてみました。
こんなこと書いていますが、私は、どんな観客なんでしょうかね。あまり、自分が舞台を作るんだ、という熱い思いはないかもしれませんね。お邪魔にならないように、でしょうか、苦笑。

「ウレシパモシリ」雑感 パート2

2014年06月12日 | 観劇記
前回の雑感はちょっと興奮状態でした。
今回はかなり冷静に語ってみたいと思います。

いろいろな舞台を観劇して思うのは、主役の印象を補う脇役の活躍が重要ということです。

これから私の印象をお話ししますが、どちらがいいという話でありませんので、誤解のないようにお願い致します。

小森役は、劇中で別の役もこなしていらっしゃいます。結構重要なのが、古市の運転手です。
最初観劇した時、小森役は松村曜生さんでした。松村運転手は、帽子を深く被り表情をまったく見せません。話し方も感情を表さずに非常に淡々としています。
何度か目かで高野絹也さんを観ました。高野運転手はサングラスをかけていますが、顔を上げ、比較的表情豊かに話します。
そうすると古市という人物の印象も変わってきます。
松村運転手の印象から、古市はとにかく恐ろしく非情であるという想像ができます。
高野運転手の印象からは、古市は恐ろしいけれど、部下には慕われているのかもしれないと想像します。
想像力がたくましい私は、古市の人生を想像しています。病気に対してのこと、人生のあり様、子どもの頃のこと、いろいろ思いを馳せます。
同じ俳優の古市でも、村松運転手か高野運転手かによって違う古市の人生が見えてきます。
古市という役柄が、古市自身を演じている俳優だけではなく、脇役を固める俳優によって印象が変わるのは、とても面白いと思いました。

主役同士のやり取りももちろん舞台の出来を左右すると思いますが、私は脇役がどう支え、主役がその支えにいかに応えるかに結構興味があります。
これは、スポーツにも結構共通しています。スター選手の華々しいプレーを生み出した地味な選手の隠れたファイン・プレーなんかに気付くと、嬉しくなってしまいます。明日から、ワールドカップ。さて、どんな役者(選手)がどんなプレーをして勝利を呼び込むのでしょうか?

「ウレシパモシリ」雑感

2014年06月12日 | 観劇記
雑感ということですので、かなりくだけた内容です。ご了承の上、ご一読下さい。

とお断りを入れたので、あとは勢いをつけて、笑。

2014年5月17日に幕開けした宇宙劇「ウレシパモシリ」。私は5月18日に初見でした。5月中はとても仕事が忙しく、これ一回のみ。6月に入り坂を転げるように、いえ、上昇気流に乗るように、観劇しております。上演時間が2時間を切るというのがミソで、なぜか何となく行けてしまうのです。劇場が駅からすぐですしね。
そして、6月11日は13時の回を観ようと数日前から思っていました。この回だけ観ようと思っていたわけですよ。ところが前日ツイッターに「16時からの回のチケットをお持ちの方限定で」と前提つきの佐山さんAKIRAさんの超ミニミニライブをやります、と告知が出たわけです。この作品はいろいろイベントがあったのですが、佐山さんはどれにも参加されていませんでした。確かに、「唄1」は相当体力使いますし、一日3公演もあったりしましたから、イベントには参加されないんだなぁ。じゃ、まあ行かれる時に行っておこう、と6月11日は13時の回に予定を入れました。
16時の回!!!!!目が点になりました。
でも、ここで行かなかったら後悔するだろうなぁ、と思い、2回とも観ました、苦笑。
はいはい、観ました。
いいじゃないですか、こういうこともあります。
まあ、予定が本当はあったわけです。宇宙劇だけに、ちょっとワープいたしまして、無事帰還できたことでいやぁホッとしました。

ミニライブ、期待を裏切らない素晴らしい世界観をお二人で作り出して下さいました。

余計な話しかもしれませんが、AKIRAさんはそのまま舞台も観劇なさっていました。佐山さんの歌をYouTubeで聞いたとおっしゃっていましたが、客席でお聞きになってどんな風に感じられたのかなぁ?とても興味があります。

実は、友人をこの舞台に誘っていました。その友人が佐山さんの歌をYouTubeで聞いてくれていたのです。で、観終わって、どうだった?と聞くと佐山さんの歌に関しては、「YouTubeで聞くのとは全然違って、何ていうか、言葉にできないけど、わかって。」と。「包み込まれるような、物理的にありえないけど、後ろからも歌が聞こえているような感じじゃない?」と私が手助けすると、「そうそう360度歌って感じ。」と言っていました。作品自体もすごく感激して、ちょっとフラっと観に来ようかなといってくれました。

佐山さんは、役者と距離を取りつつ、歌って下さっています。その間合いが、ものすごく好きです。でも、やはり役者が違うと、歌の感じも違うように思います。まあ、それは私が勝手に役者さんに感情移入できているかによって、聞き方が違うからかもしれませんが。

今のところ、何回観たのかな?かなりトリプルキャストを制覇しつつあります。
こうなるとやはり好みが出てきます。が、久しぶりに拝見したら、全然変わっているということもあり、舞台って本当に変化するなぁと思います。

実は、前回の観劇記で触れなかったのに、もしかしたらこの役の一番のお気に入りだったかもと思うのが、「井上」役の青木結矢さん。もう一度拝見したかったなぁと思うことしきりです。

青木さんもそうなのかもしれませんが、私は何しろ「声」にすごく惚れ込みます。
久しぶりに「古市」が阿部裕さんだったのですが、阿部さんの古市たまらないです。あんなにがっしりしていて、強そうなのに、すごく切ない感じがするのです。古市がジェルに会いに来るシーンで、唄1が古市に歌いかけるようなシーンがあるのですが、そのポジション取りがいいんですよ。もしかしたら、阿部さんは身長があるからそう見えるのかもしれません。まあ、結局唄1に引っ張られている感想なんですが、苦笑。

中村桃花さん演じられる聖になぜかとてもとても感情移入してしまいます。あまり聖という女性が理解できず、私は、けっこう哲治派なので、聖って冷たいなぁと思っていました。ところが、桃花さんのソロを聞いて、なんで泣いてるんだろう?となっていました。人間の声の力って本当に不思議です。

哲治は怒涛の縄田さん続きだったのですが、縄田さんも最初見たときと今日は随分印象が違いました。口笛は前はちゃんと吹けていたような?かなりオッチョコチョイのお兄様から、見た目はどうであれ、心が広く深い人物であると思わせてくれます。石巻で警察からジェルの行方を聞くあたりから最後のくだりがいいです。こんな哲治だからジェルが頼っていたんだなぁとすごく思えるのです。
でも、密かに、すごく熱を帯びてきた今の舞台に中本さんがいらしたらなぁと思うのでした。

怒涛の観劇と、眠さで、相当いい加減なことを書いておりますが、結局のところ、佐山さんの歌です。本当に、言葉に言い尽くせない、歌声で、劇場を満たして下さいます。
是非、言葉に尽くせぬ歌、そして、不思議で、温かい世界観を体感しに、ザムザ阿佐ヶ谷にお運び下さい。6月15日までです。


治田敦さん「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」

2014年06月03日 | 俳優情報
治田敦さんは、下記の日程で、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」にご出演の予定です。


東京公演:シアター・クリエ  2014年6月21日~7月13日
名古屋公演:名古屋芸術劇場大ホール 2014年7月16日 
大阪公演:梅田芸術劇場ドラマシティ 2014年7月18日~7月20日 


(以下、敬称は略させて頂きます。)

脚本:テレンス・マクナリー
音楽:マーク・シャイマン
歌詞:スコット・ウィットマン&マーク・シャイマン
翻訳・訳詞・演出:荻田浩一

出演者:松岡充、今井清隆、新妻聖子、菊池美香(Wキャスト)、治田敦、小野妃香里、戸井勝海、彩吹真央
    鎌田誠樹、海宝直人、ひのあらた、大音智海、高原紳輔、福永悠二、森山純
    天野朋子、飯野めぐみ、原宏美、平田愛咲、穂積由香、山中美奈


広田勇二さん「泣かないで」

2014年06月03日 | 俳優情報
広田勇二さんは下記の日程で、音楽座ミュージカル「泣かないで」にご出演の予定です。

ホームタウン公演:町田市民ホール   2014年5月24日~5月26日
愛知公演:日本特殊陶業市民会館   2014年6月5日~6月7日
東京公演:東京芸術劇場 プレイハウス  2014年6月13日~6月22日
広島公演:上野学園ホール  2014年6月27日・28日
大阪公演け:シアターBRAVA!  2014年7月10日~7月13日


(以下、敬称は略させて頂きます。)

原作:遠藤周作「わたしが・棄てた・女」
音楽:井上ヨシマサ・高田浩