脇組公演
SHINGEN~風林火山落日~
2011年11月26日マチネ
シアター1010 10列目センター
最近、なぜか忙しく、何の予習もなく観劇に出かけることが多くなってしまいました。同じ作品を観る場合も多いので、そういう感じになってしまっているようです。
というわけで、この「SHINGEN~風林火山落日~」も、園岡新太郎さんがご出演ということで行ってみようと思い立ち、ストレートプレーなのか、舞踏劇なのか、まったく知らずに出かけました。
あらすじは、武田信玄の弟武田信廉と、信玄の息子武田勝頼を「ハムレット」のクローディアスとハムレットに置き換えた筋書きでした。
基本はストレートプレーです。狂言もありました。
戦いの場面を旗振りが表す開幕の場面から、スピード感溢れる舞台でした。
特に、勝頼が率いる武田軍が、織田信長軍に追いつめられる場面、大立ち回り、殺陣の場面は凄かったですね。
舞台とは思えない、真剣勝負!!!
私が観劇したのは、2公演目だったのですが、すでに声が潰れている俳優の方々がいらっしゃるのはとても残念でした。
ストレートプレーはセリフが聞こえないと、どうにもならないので、是非、頑張って頂きたいと思います。
園岡さんは、信玄の重鎮として、とても重要な役どころを演じていらっしゃいます。殺陣も素晴らしかったです。
殺陣の激しさを観ながら、観客は何を思うのでしょうか。
私は、戦国の世の厳しさを感じていました。
そして、今、も思っていました。
織田信長は、古い「しきたり」を打ち破り、鉄砲の登場により戦いの方法も変えてしまいました。
もし、信長が明智光秀に殺されずに、将軍となり、幕府を開いていたら、今の日本はなかったと思います。
鎖国など、しなかったのではないでしょうか。
新しい道具に新しい考えを持った指導者。
今、私たちはそういう場面に出くわしているのだと思います。
これから、どうしていったらいいのか。答えは見つからないとしても、歴史に参考になる事柄はたくさん刻まれています。
日々の忙しさに押し流されて、自分たちが直面している問題に気付かないまま過ごしているように思います。
劇場という非日常の中で、向き合わなければならない本当の日常を感じたような気がしました。
東京公演は、明日一日ですが、俳優の皆様の真剣勝負に触れられてみてはいかがでしょうか。
SHINGEN~風林火山落日~
2011年11月26日マチネ
シアター1010 10列目センター
最近、なぜか忙しく、何の予習もなく観劇に出かけることが多くなってしまいました。同じ作品を観る場合も多いので、そういう感じになってしまっているようです。
というわけで、この「SHINGEN~風林火山落日~」も、園岡新太郎さんがご出演ということで行ってみようと思い立ち、ストレートプレーなのか、舞踏劇なのか、まったく知らずに出かけました。
あらすじは、武田信玄の弟武田信廉と、信玄の息子武田勝頼を「ハムレット」のクローディアスとハムレットに置き換えた筋書きでした。
基本はストレートプレーです。狂言もありました。
戦いの場面を旗振りが表す開幕の場面から、スピード感溢れる舞台でした。
特に、勝頼が率いる武田軍が、織田信長軍に追いつめられる場面、大立ち回り、殺陣の場面は凄かったですね。
舞台とは思えない、真剣勝負!!!
私が観劇したのは、2公演目だったのですが、すでに声が潰れている俳優の方々がいらっしゃるのはとても残念でした。
ストレートプレーはセリフが聞こえないと、どうにもならないので、是非、頑張って頂きたいと思います。
園岡さんは、信玄の重鎮として、とても重要な役どころを演じていらっしゃいます。殺陣も素晴らしかったです。
殺陣の激しさを観ながら、観客は何を思うのでしょうか。
私は、戦国の世の厳しさを感じていました。
そして、今、も思っていました。
織田信長は、古い「しきたり」を打ち破り、鉄砲の登場により戦いの方法も変えてしまいました。
もし、信長が明智光秀に殺されずに、将軍となり、幕府を開いていたら、今の日本はなかったと思います。
鎖国など、しなかったのではないでしょうか。
新しい道具に新しい考えを持った指導者。
今、私たちはそういう場面に出くわしているのだと思います。
これから、どうしていったらいいのか。答えは見つからないとしても、歴史に参考になる事柄はたくさん刻まれています。
日々の忙しさに押し流されて、自分たちが直面している問題に気付かないまま過ごしているように思います。
劇場という非日常の中で、向き合わなければならない本当の日常を感じたような気がしました。
東京公演は、明日一日ですが、俳優の皆様の真剣勝負に触れられてみてはいかがでしょうか。