わまのミュージカルな毎日

主にミュージカルの観劇記を綴っています。リスクマネージャーとしての提言も少しずつ書いています。

村上勧次朗さん

2007年03月25日 | 俳優情報
村上勧次朗さんは07年6月9日-24日THEATRE1010に於いてミュージカル「蝶々さん」にご出演の予定です。

(以下、敬称は略させていただきます)
作   市川森一
音楽 島  健
台本・作詞 忠の仁
演出 荻田浩一

主なキャスト
蝶々さん  島田歌穂
コレル夫人  剣幸
アービン宣教師  戸井勝海
書生(木原君)  山本匠馬
ケイト夫人  小野妃香里

詳細はTHEATRE1010のHP

広田勇二さん

2007年03月21日 | 俳優情報
広田勇二さんは07年6月1日-10日東京芸術劇場・中ホールに於いて「アイ・ラブ・坊っちゃん」にご出演の予定です。
その後7月22日まで全国公演の予定です。

キャストについてはまだ確定ではないそうです。
坊っちゃんは「泣かないで」で吉岡役を好演した吉田朋弘さんで決定のようです。
音楽座のHPに情報がアップされていくようですので、ご覧になってみて下さい。

詳細は広田勇二さんのブログもご覧下さい。

サイド・バイ・サイド・バイ・ソンドハイム

2007年03月18日 | 観劇記
2007年03月18日午後1時   ミノトール2

 昨年9月にも観ました「サイド・バイ・サイド・バイ・ソンドハイム」の再演を観てきました。

出演者:池田紳一さん、さけもとあきらさん、やまぐちあきこさん、河合篤子さん
ビアノ:井福小枝子さん

 そのときにも観劇記を書いたつもりでいましたが、ブログにアップしていませんでした。いろいろ思うことがあったためと思われます。

 ソンドハイム氏の音楽は、全体として、聞き流せない心地よさにその特徴があると私は思っています。ここのところ流行している「癒し」の音楽は耳から入ってきて体をすり抜ける感じがします。体の力が抜けるので、確かに「癒し」には良いと思いますが、私は音楽としては勿体ないような気がしています。音楽は心に残ってこそという気持ちがどうしても私にはあるのです。

 「聞き流せない心地よさ」と言ってみましたが、もっといえば、ザラザラした心地よさですね。ところが、そのザラザラがゴツゴツではまずいんじゃないかと、ソンドハイム氏の音楽を聴くときよく思うのです。

 演奏者側になると、心地よいハーモニーではないし、変な転調はあるし、音域は広いし、相当ご苦労があるのだろうと、私のようなお気楽な聞き手でも予想がつきます。しかしながら、この「SSS」は出演人数も少ないですから、精鋭で作る舞台でなければならないと思います。また、私もそれを当然として会場へ出掛けているのです。

 こういう話は、良くなったから出来る話なのですね。先程「いろいろ思うことがあった」のは、まさにこのことでした。
 前回、昨年9月の際に、どれほどの準備期間があったのかわかりません。私が聞いた限りでは、ソンドハイム氏の楽曲の難しさからすると、少し準備が足りなかったのでは、という感じでした。
 さけもとさんはどんな難曲も平然とこなされてしまうので、あまりそれを感じてはいませんでした。池田さんも雰囲気でそれなりにこなされているように感じました。河合さんはきっちりと、そして美しい色気でかなりこなされていたと思います。が、やまぐちさんにはかなり?でした。「ウエストサイド物語」の『あんなおとこ』はとてもよかったと記憶していますが、他の曲は他の3人の方からすると、音程自体がとても不安定でした。ゴツゴツしてしまっていました。ご自分が得意となさる音域ではしっかり歌えるのに、少しでもそれを出てしまうと不安定になってしまうのかな?と思いました。微妙なハーモニーも求められるナンバーも多いので、少しイライラする場面があったのは確かです。
 本当に、申し訳ないのですが、やまぐちさんはそういう歌い手さんかな・・・と私の記憶には残ってしまいました、その時点では。

 それから、約半年。やまぐちさんの歌声を聞いて、「あれ、全然違う!」と思いました。「カンパニー」の『過ぎ行く人々』でその思いを確信しました。この曲はとても早口で、不安定な旋律の繰り返しで、多分その繰り返しが微妙に変化していくのです。まさに「ザラザラ」の典型の曲です。正確な音程、美しい歌詞は勿論のこと、その歌にこめられたメッセージも伝わってきました。その後の、『バディーズ・ブルース』もすごく楽しめましたし、『ブロードウェイ・ベイビー』では圧倒されました。『心揺れている』は私がとても好きな曲だけに、前回はとてもがっかりしたのですが、今回は惚れ惚れしました。
 しかし、こんなに変わるなんて、どんな努力をなさったのでしょう?かなり緻密な声のコントロールをなさっているなと感じながら聞いていました。一曲一曲どころか一フレーズずつ、どう歌うのかをきっちり突き詰めて練習なさったのでしょうか。
 ソンドハイム氏の曲の難しさが、やまぐちさんを悩ませたのだと思いますが、それをほぼ完璧にこなされたやまぐちさんはすごいなぁ、と思います。是非、これからもその美声、豊かな声量で、私たち観客を楽しませていただきたいと思います。

 私も大いに反省です。歌い手の力量をある程度は見抜けると思っていましたが、努力しても無駄な力量なのか、努力、あるいは、時間をかければ可能性がある力量なのか、全く見抜けませんでした。しかし、どこに違いがあるのでしょうか?なんだかミュージカルに何度も挑戦する歌の下手な役者に出会うたびに、「誰か、はっきり言えばいいのに」と思ってしまいます。でも、もう少し時間をかければ・・・なのでしょうか?基礎が違うのだと私は思いますが、どうなんでしょうか。

 作品としても、今回の方がハーモニーの美しさも楽しめ、よかったと思います。

 が、私の伺った回は、ちょっと河合さんの早口の冴えがちょっとなかったですね。以前、ソンドハイム氏の歌はちょっとでも気を抜いたら総崩れになる、と聞いたことがあります。持ち直していらしたので、河合さんは曲にかなりなじんでいらっしゃるのだとは思いますが、もう少し緊張感があってもいいのではと思います。もしかしたら、緊張し過ぎ、もあったのかも知れませんが、前回の「冴え」の印象が強かっただけに今回は残念でした。しかし、ライトナンバーの『私は生きている』には本当にぐっと来ました。
 昨年末から、正直、舞台への情熱、これは私が使う言葉ではないですね・・・ええ、観劇への情熱、こちらのほうですね、この情熱がわかなくなってしまっている私にとって、こういう舞台(歌詞は映画ですが)へ、人生をかけている人の心に触れることは、とても辛く、怖く、また、申し訳ない、と複雑な感情がうごめく厳しい時間です。河合さんの『私は生きている』は、私の閉ざされた心を少し開いて下さったようでもあります。

 相変わらず、厳しすぎるぞ、と言われそうですが、感じたままを書いてみました。

 しかし、さけもとさんはミスしませんね。本当に憎らしいぐらいです(笑)。別に粗探しのために聞いているわけではないので、楽しめればそれでいいのですが!
 今年が明けてからライヴ、「スウィーニー・トッド」、そして「SSS」とさけもとさんの舞台が続きました。ライヴなどは公演中でしたが、歌詞を覚え切れなかった、ぐらいで、ミスらしいミスもなく歌われていました。本当に、歌の神様がそこにいる、という感じです。

 同じ曲を聴いても、そのときの聞き手の感情によって、その曲はいろいろな顔を見せてくれます。そして、その変化の可能性がとても大きいのがソンドハイム氏の曲のような気が私はするのです。ですから、何度聞いても飽きることがありません。
また、「SSS」の再演も楽しみです。が、これはソンドハイム氏の初期の作品からの曲なので、「SSSパート2」とかが出来ると面白いと思っています。ちょっと曲想も変わってきていますし。まあ、どの曲を選ぶかで相当苦労しそうです。だって素晴らしい曲が多すぎるから!

それでは、また。お読み頂き、ありがとうございました。

副作用・動悸編

2007年03月17日 | 雑記
今回の体調悪化が長引いた理由として、薬の副作用がかなりありました。
薬と毒は紙一重ですから、副作用はある程度覚悟しているのですが、やはり辛いですね。

気管支を拡張する薬があまり合わないことはわかっていました。お医者さんもそれはわかっていたのですが、咳を抑えるには一番だからと言って処方してくれました。
どう合わないかというと、動悸が激しくなって、立っていられない感じになってしまうのです。ですので、半錠にして飲むことになったのですが、それでもこの激しい動悸が時々出ました。飲んで一時間でもゆっくり出来ればいいのですが、昼間は忙しくてそんな悠長なことは言っていられません。
飲み続けた4日間、この動悸と咳からの開放を天秤にかけた日々でした。

これは、副作用を覚悟して飲んだ薬でしたが、予想しないことも起こりました。
続きはまた今度。


越智さん・原さん

2007年03月15日 | 俳優情報
越智則英さん・原慎一郎さんは、07年11月-12月青山劇場に於いて「ウーマン・イン・ホワイト」にご出演の予定です。

(以下、敬称は略させていただきます)
作曲  アンドリュー・ロイド・ウェバー
作詞  デヴィッド・ジッペル
脚本  シャーロット・ジョーンズ
演出  松本祐子
翻訳・訳詞  滝真知子

主なキャスト
笹本玲奈  神田沙也加  別所哲也  石川禅  光枝明彦  上條恒彦

なんとなく・・・

2007年03月10日 | 雑記
風邪が抜けきらない私です。

元気だけがとりえの私と子供たちでしたが、そのとりえもどこやらへ・・・

もう3週間ほど、風邪やらインフルエンザやらに取り付かれ、悲惨な毎日です。

先月17日に国本武春さんのライヴに下の娘と行く予定でしたが、前日の夜、娘が突然高熱を出しました。それから、二人で風邪やインフルエンザの移し合いで、いまだになんとなく風邪っぽいのです。

花粉症がひどくて、喉まで痛いと思っていました。
そしてついに、朝起きると、声が出ない!出るのは咳だけ!となり、呆然。
すぐに、医者に行って「何とかして下さい!」と叫び、いえ、囁き、午後から何とかなったのですが、咳がひどくて数日大変でした。
そして、薬の副作用もすごくて、浮腫むは、皮膚感覚は低下するは・・・
お風呂に入っても、熱いって感じないのです。怖いですよね。
その副作用からもやっと抜け出し、咳もだいぶ良くなったなぁと思ったら、学校から娘がインフルエンザを持って帰り・・・
予防注射をしていたので、軽くはすんだのですが、体力が低下しているので、かかってしまいました。

咳も、一進一退です。
観劇の予定が全くない時期でよかったです。
18日に予定しているので、それまでには治そうと思うのですが、娘が今度は思い切り鼻風邪になっていまして・・・

私も、娘も、ここ数年、具合が悪くても一晩寝たら治るという、体力と健康にだけは自信がありました。医者にも予防注射に行くのみでした。
それが、年明けてから、ここ数年のご無沙汰を取り返すがごとく通いまくっています。
もっと楽しいところに通いたいね、と言いつつ娘と二人でもう少し医者通いとなりそうです。