2011年1月22日マチネ シアター・クリエ
「アンナ・カレーニナ」
アンナは一路真輝さんでした。
「アンナ・カレーニナ」と言えば、映画や小説の印象が強く、とにかく「暗い」舞台だろうと想像して出かけました。
初演は観ていないのですが、相当前に一路真輝さんのコンサートで何曲か聞いていました。その印象も「暗い」でした。
が、実際の舞台はコミカルな場面も多く、とても楽しく舞台を観ました。
コミカルな場面を担当する、葛山信吾さんや山西惇さんが素晴らしかったですね。
小説も映画も学生時代に触れていました。
かなり理解できていないところがあったように思います。
今、アンナより遥かに年齢を重ね、子育てもして、この作品に出合うと、本当に印象が違いますね。
道徳に外れることをすると、罰を受ける、という主題だと思っていましたが・・・
もちろん、それもあると思います。
しかし、私がとても印象的だったのは、父カレーニンと息子セリョージャとの
心の交流であり、カレーニンがアンナとヴロンスキーとの間の女の子を
喜んで引き取ったようだ、とのくだりです。
親が子どもを育てる、と考えるのが普通かもしれませんが、
子どもと一緒に親も育っているのだと思います。
カレーニンも遅ればせながら、子どもとの時間が自分にどれほど大切なのかに気付いたのだと思えました。
こんなことには、自分が学生だったときには気がつきませんでした。
名作は、読む(観る)度に、印象が違うのでしょうね。
簡単ですが、こんな感想でした。
シアター・クリエには何度か行っていますが、やはり、舞台を楽しむ、というにはこれぐらいの大きさの劇場が一番いいなぁと思いました。
2月6日まで上演しています。当日券もあるようですので、「暗いのはいや!」という方、笑える場面もたくさんあります。小説を読むのは面倒だけど、「アンナ・カレーニナ」は知りたいという方も、どうぞ劇場へ。
「アンナ・カレーニナ」
アンナは一路真輝さんでした。
「アンナ・カレーニナ」と言えば、映画や小説の印象が強く、とにかく「暗い」舞台だろうと想像して出かけました。
初演は観ていないのですが、相当前に一路真輝さんのコンサートで何曲か聞いていました。その印象も「暗い」でした。
が、実際の舞台はコミカルな場面も多く、とても楽しく舞台を観ました。
コミカルな場面を担当する、葛山信吾さんや山西惇さんが素晴らしかったですね。
小説も映画も学生時代に触れていました。
かなり理解できていないところがあったように思います。
今、アンナより遥かに年齢を重ね、子育てもして、この作品に出合うと、本当に印象が違いますね。
道徳に外れることをすると、罰を受ける、という主題だと思っていましたが・・・
もちろん、それもあると思います。
しかし、私がとても印象的だったのは、父カレーニンと息子セリョージャとの
心の交流であり、カレーニンがアンナとヴロンスキーとの間の女の子を
喜んで引き取ったようだ、とのくだりです。
親が子どもを育てる、と考えるのが普通かもしれませんが、
子どもと一緒に親も育っているのだと思います。
カレーニンも遅ればせながら、子どもとの時間が自分にどれほど大切なのかに気付いたのだと思えました。
こんなことには、自分が学生だったときには気がつきませんでした。
名作は、読む(観る)度に、印象が違うのでしょうね。
簡単ですが、こんな感想でした。
シアター・クリエには何度か行っていますが、やはり、舞台を楽しむ、というにはこれぐらいの大きさの劇場が一番いいなぁと思いました。
2月6日まで上演しています。当日券もあるようですので、「暗いのはいや!」という方、笑える場面もたくさんあります。小説を読むのは面倒だけど、「アンナ・カレーニナ」は知りたいという方も、どうぞ劇場へ。