わまのミュージカルな毎日

主にミュージカルの観劇記を綴っています。リスクマネージャーとしての提言も少しずつ書いています。

武器を持つということ

2015年03月07日 | 雑記
3月6日についての日記です。

比較的日が差していた時間が長かったので、暖かく感じました。夕方からは曇って、夜遅くには雨が降りだしました。
花粉症の私には恵みの雨です。
今年は昨年よりいっぱい飛んでいますね(-.-)


自衛権をはるかに越える軍事行動を認めさせようとする内容が政府からどんどん出てきます。
本当にこの方向でいいのですか?

平和主義への反論として、攻撃されたらどうするの?と質問される。

皆さんは銃を持った人に囲まれたことがありますか?
私も囲まれたとは言いませんが、とても怖い思いをしたことがあります。
南回りでヨーロッパへ行ったときのことです。
アラブのある空港に給油のため着陸。運動もかねて機外へ出ました。砂漠の夜。空には見たことのない数の星。
感激しながら空港ロビーへ。
お手洗いを借りて、さて飛行機に戻ろうと思ったら、銃を持った警備員に足止めされました。
どうやらその飛行機から降りた人を集め、身体検査をするということらしいのです。
最初の搭乗時に検査しているし、空港ロビーといっても外と接触できる場所ではないのですから、一体なぜ?
(この前にも既に数ヶ所着陸して、空港見学を楽しんでいたのです。検査などなく搭乗カードで機内とロビーの行き来は可能でした。)
テルアビブでのテロの話が頭をよぎりました。確かアラビア語で、臥せろ、と言って臥せた人は助かったはず、大きな声がしたら伏せよう。
私は心の中で自分に言い聞かせました。日本語と言えども、言葉を発することのできる状況ではなくなっていました。
夏服で薄着だったので身体検査はわりと直ぐに終わりましたが、今までで一番厳しかったです。
男性は大変だったそうです。
一時間に駐機予定をはるかに過ぎ、無事全員が検査に通り、機内に戻れることになりました。
その間、銃口は向けないまでも、銃身に手をかけている警備員を前に、生きた心地がしませんでした。

お互い言葉も解らず、お互い銃を持っていたら、ちょっとした不審な行動、それは自分たちの民族では何気ない行動であったとしても、が切っ掛けとなって衝突は起こりかねないと思いました。
緊張した空気が漂っている場所では、武器を持っていること、それだけで危険は数倍になるのだということをわかって頂きたいです。

武器を持たない私達日本人だからこそ、リラックスした空気を作り出し、本当に建設的な話し合いが出来てきたのではないでしょうか?


ヨーロッパからの帰りは、その空港に再び給油で立ち寄りましたが勿論機内に留まりました。
今度は昼間だったので回りの風景が見えました。
その風景とは・・・

滑走路のすぐ脇に、建物とは言いがたい囲いが並び、ボロボロの布、多分着るもの、が干されていました。
お母さんと子どもたちがこちらを見ていました。

あの子どもたちは無事大人になったでしょうか?

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1 コメント

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Unknown (sica)
2015-03-08 06:42:53
その警備員は皆の安全を守るために銃を持って身体検査をしたのでしょう?
ブログ主さんの例えは基本的に「善意の人が銃を持っている」場合の事例です

問題は、強盗が銃を持って金品や家や土地、あるいは命を奪う目的のために銃を向けられたらどうするかという話のハズです

>武器を持たない私達日本人だからこそ、リラックスした空気を作り出し、本当に建設的な話し合いが出来てきたのではないでしょうか?

韓国による武力での竹島侵略により何の罪もない日本人漁民4名が殺害され、4000名もの人が非人道的な抑留を受けました
その当時まだ海上自衛隊の前身組織である海上警備隊さえ誕生しておらず、事実上日本は「武器を持たない」国家でした

韓国の李承晩大統領は「武器を持たない日本」という千載一遇のチャンスを見逃さずに武力に訴えて領土を侵略しています
武器を持たない日本には「建設的な話し合い」さえ必要ないと判断したことが、歴史的事実です
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