わまのミュージカルな毎日

主にミュージカルの観劇記を綴っています。リスクマネージャーとしての提言も少しずつ書いています。

私たち日本人だからこそできること

2011年04月05日 | リスクマネージャー
「世界の日本人ジョーク集」(早坂隆著、中央公論新社)をご存知でしょうか?
こんなときに「ジョーク?」とお叱りを受けそうですが、世界の人々が日本人をどう見ているかがよくわかり、またその鏡として日本人特質を理解することが出来る一冊です。
是非、読んでみて下さい。

最初に紹介されているのが「不良品」という話。「不良品は千個につき一個とすること」というアメリカの会社からの注文に、「難しいので納期を延ばして」というのはロシアの会社、「不良品の設計図を送って下さい」というのは日本の会社である、と。

解説するまでもありませんが、日本の製造現場では不良品などは出ない、ということです。これって本当に素晴らしいことなのですが、日本人にとっては当たり前すぎて、素晴らしさに気付いていないのです。
この本は、こういう日本の素晴らしさを気づかせてくれるジョークがいっぱい詰まっています。

各国の特質がわかるジョークも紹介されています。
「集団行動」という話があります。この例は、今の危機を思うと引き合いに出したくないので、ちょっとぼかしますが、責任者がそこにいる世界中の人にあるところに飛び込んでほしいという設定です。
アメリカ人には「飛び込めば英雄ですよ」
ドイツ人には「飛び込むことが規則となっています」
フランス人には「飛び込まないで下さい」
日本人には「みんな飛び込んでいますよ」
(一部の国は割愛しました)
こう言って、無事全員が飛び込んだというのです。

すごく各国の国民性を表していると思います。

日本人は「みんながやっている」ことが大好きです。
先日も書いた「新しい当たり前」は、こんな日本人には作りだすのは難しいかもしれませんが、誰かが思い切ってやって、両隣りの人もやれば、あっという間に「新しい当たり前」がただの「当たり前」になります。

誰もが今言っていますが、実行できるかは誰もが疑問に思っている「クール・ビズ」。
私は女なので、昨年の夏は、徹底的にクール・ビスでした。女性はよくわかると思いますが、首のまわりがあいていると、本当に涼しいですよね。腕のあたりもついでにゆったりしていると、風が通ってとても涼しいです。
男性のクール・ビズはどうでしょうか?
ネクタイは外しますが、ワイシャツの襟は思い切り立っています。中には、長袖のワイシャツの人もよく見かけます。
それもよいでしょう。しかし、隣では女子社員が、セーターを着て、ひざかけをしたりしていませんか?
襟のない半袖を着ればいいではないですか!!!!!
室内の温度を5度上げられます。どれほどの消費電力が助かることでしょう。

先日、某銀行の支店長に、クール・ビスを徹底したらどうでしょうね、と、かる~~~く話しました。
「私は、どんなに暑くても、ネクタイを締め、長袖のワイシャツに、上着を着るのがモットーなんです。」
との支店長の言葉に、こういう銀行はだめになるなぁと思った次第です。
が、いろいろ聞くと、企業によっては「服装規定」があるそうですね。
ここが、ドイツだったら即法律で「夏は、長袖を着てはいけない」とするべきかもしれません。
が、日本ですから・・・
首相に半袖の開襟シャツを着てもらうか、ニュースキャスターに着てもらいたいですね。
それとも、某銀行の隣の銀行の理解のありそうな支店長にお願いしてみますか?
「みんなが着れば、私も着ます」これが日本人ですからね。

冗談はさておき、ここからは、リスクマネジメントとして提言します。
企業の部課長である中間管理職の皆様は、従業員は、社長の言うことではなく、皆様の言うことに従っていると認識がありますか。皆様が、多くの周りの人間に影響を与えていることを自覚して下さい。
中間管理職は日本人の鏡と言える「みんながやっている」ことを大事にする方々で構成されています。
しかし、以前にも書きましたが、大きなリスクがあるときには、「みんながやっている」ではなく、強いリーダーシップがそのリスクを解決します。
部課長や支店長が「徹底したクール・ビズで節電をする。それが、日本を元気にすることなんだ。」と認識し、「新しい当たり前」を実行して下さい。

沖縄のビジネスマン・スタイルが、関東地域にまで広がるのが楽しみです。
そうですよ、沖縄に行けば「みんながやっている」ことですよ。「みんな!!!!!」がです。


おっちゃん、逆や~~~!

2011年04月05日 | リスクマネージャー
この題名にしてカテゴリーが「リスクマネージャー」もどうかと思いますが・・・

今日は4月5日。金融機関が混む「5・10日」の中でも非常に空いている日です。
大都会の有人店舗のATM(S支店)で用事を済ませて、出ようとした時だった。

話は横道にそれますが、現在の三大銀行の頭文字をアルファベットで表すと全部「M」。銀行名を出すと申し訳ないので頭文字にしようと思うけれど、全部「M」ではどうにもなりません。
私の行った銀行はM1、としましょう。

もとい。

警備員に話しかけるおっちゃん。
「どうしてM1銀行のA駅の出口にあるATMはやっていないのか」
警備員は、「地下の店舗で聞いてみて下さい。」
おっちゃんはさらに言った「向かい側にあるM2銀行のATMはやっているんだから、おたくもやってよ。」

おっちゃんの言っている「A駅」は「S支店」とは地下鉄で一駅。自転車ならすぐ。歩けばいい運動になる、というほどの距離です。言っては何ですが「A駅」の近くに以前はとても人の集まる会社があったのですが、移転してしまってからはほとんど人が行きかわない駅とその周辺となってしまいました。三大銀行の無人ATMは揃っていますが、今となってはどれほどの利用者がいるのでしょうか?ちょっと歩けばとても大きな有人の支店が揃うのですから、何の不自由があるのでしょうか?

今、この時に警備員さんに言うべきことは
「M1銀行は素晴らしい。M2銀行にも見習わせなきゃ」
じゃなかったのではないでしょうか、おっちゃん!!!


しかし、全国銀行協会もこういうときに足並みを揃えられないんですね。まあ、会長に頭取をだす順番だったM3銀行が大コケにコケたせいもあるかもしれませんが。


節電できるよ

2011年04月02日 | リスクマネージャー
前回の記事を読んだ高層マンション在住の皆様には、「なんだこいつ」と思われたかもしれませんが、計画停電を体験した方なら、計画停電になれば同じだから協力しよう、と思って下さったかもしれません。

なんで、こんなにいろいろ言えるかと言いますと・・・
皆様は、江戸東京博物館に行ったことがありますか?常設展示に「昭和30年ごろの家」とかいう展示があります。おじゃまします、と入れるのです。が、子どもが小さいときに見学して「これってうちの家じゃない!」と大笑い。我が家が博物館にある不思議さでした。
わが家は確かに昭和30年代に建てられました。その後リフォームを繰り返し、まあ、文明の利器もたくさんあります。が、住民の数にしたら、電力量が少ない。ですから、ちょっと電気を使い過ぎるとすぐ停電になります。暑い日や寒い日はなるべく家族が一部屋に集まり、消費電力を抑えます。アイロンを使っている間はドライヤーは使わない。トースターと電子レンジは同時に使わない。など、電力消費量の多い家電の使用には心配りをしなければ停電してしまう毎日を送っています。
当然、洗濯乾燥機もありませんし、食器洗い機も食器乾燥機もありません。
洗濯物は外に干せばいいし、部屋の中でも干しておけば乾きます。食器洗いも野球中継のある時期なら楽しい時間です。
まあ、マンションに住んで、家族は一人一部屋、その部屋にはテレビ、エアコン、パソコンがあって、洗濯も食事の片づけも機械が全部やってくれる生活が平成の生活だとすれば、我が家は昭和30年の生活のままかもしれません。
でも、今、節電節電、と言われた時、さほど不便は感じていません。

今やっているのは、電子レンジを使わない。トイレのウォシュレットの温度は最低にし、必ず蓋をしめる、寝るのが最後の人は電源を抜く。私は、ドライヤーを余り使わないのですが家族にも控えさせる。電気ポットはやめて、一回一回ガスでお湯を沸かす。待機電力を使うものはコンセントを抜く。掃除機はやめて、ほうきにちりとり、雑巾がけ。
ですかね。
今後考えているのが、
ご飯をガスで炊く。以前やっていたのでお鍋を用意すれば苦ではありません。パンはガスのグリルで焼く。比較的つける時間が長い照明器具をLEDに替える。夏に備え網戸の増設や入替をして風通しをもっとよくする。

私は、もともとケチ。その上に、子どもたちがエコ教育を受けてきて、私の行動ではまだ足りない、と言ってもいたのでケチに拍車がかかっていました。温暖化の問題が本当にクローズアップされるまでは、「みすぼらしい」とか揶揄されましたが、今は「素晴らしい」と誉められます。なんとこそばゆいことでしょうか。

街に出てみれば・・・

山手線の車内の照明が全部消えていました。素晴らしい!!!

動く歩道は停止。当然です。

地下道に華々しくあった広告の照明はすべて消えています。当然です。そもそも、あの照明のおかげでどれほど地下道が熱くなっていたのでしょう。昨年の猛暑の一因だったのではないかと思ったほどです。永遠にやめてほしいです。

東京メトロの駅に最近設置された映像広告も消えています。当然です。これも、電車やアナウンスで騒々しい駅では音声がまったく聞き取れず、騒音の一部となっているだけでした。こちらも永遠にやめてほしいです。

しかし、細かいところはまだまだという気がします。
一番気になるのが商業施設のトイレ。本当にきれいなのはいいのですが、電気がなければ流せない状況になっています。手を触れないでいろいろなことが出来るのはいいのですが、ひとたび電気がないと大変なことになってしまいます。トイレから出て手を洗うのも自動的。これも電気がなくては出ないのでは?そして、手を乾かすドライヤ―。私は、使ったことがほとんどありません。タオルやハンカチを持ち歩いていますから、それで拭きます。皆さん、小学校でそう習いませんでしたか?
この手を乾かすドライヤーはすぐに使用禁止にするか、取り外してほしいです。
他の部分は、改修しなくては出来ない部分ですから仕方ないかもしれません。が、新設するときには是非考えてほしいです。

信号機も多くはLEDに変わっていますが、「ここに信号いる???」という場所の信号は以前の照明のままが多いですね。いっそ、信号を取ったらどうでしょう。

昭和時代の生活にどっぷりと浸かっているから、電気の大切さを感じます。
電気はライフラインです。ライフラインは日本語で言いかえれば「命の線」ですよね。
「命の線」としてしか使わなければ、こんなに多くの人に迷惑をかけなかったのではないでしょうか?

東京電力の責任が厳しく問われています。
政府の対応も厳しく問われています。
でも、電気が「命の線」であることを忘れ、「楽しみたい、楽をしたい」として電気を求め続けた私たち消費者にも責任が大いにあるのではないでしょうか?

夏のリスクを背負って下さい

2011年04月01日 | リスクマネージャー
地下鉄の駅の上り下りはほぼ階段。いい運動です。ほんの数年前までは、当たり前だったんですけれどね。
今回の災害や電力不足の危機を乗り越えて、また、新しいことが当たり前になって欲しいと思います。


リスクマネージャーの立場でなくとも、ライフラインは一つにまとめない方がいいのではないかと、普通考えると思うのですが・・・それが当たり前かと・・・

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110323-OYT1T00569.htm

「オール電化」の「快適さ」、「安さ」を享受している皆様に、リスクマネージャーらしからぬ質問をしたいと思います。
「今、この状況をどう考え、また、どう受け止めていますか?」と。

利用者の皆様の中には、あるいは大部分が「東電に言われたから」とおっしゃるかもしれません。
しかし、一度でも「停電」を体験したことがあるなら、停電時のリスクは分かっていたはずです。
リスクは「停電」というだけではなかったことに、初めて気づいた方も多いと思いますが、原発というリスクをどう受け止めていらっしゃるのでしょうか?

製造業の復活なくして、今後の日本はありません。というと大ごとですが、平たく言えば、普通の生活はできません。

昼間の電力を大幅に減らすことが出来そうなのは、このオール電化している高層マンションの電源を切ってしまうことです。
一棟で、400戸から600戸の電気が簡単に節電できます。
オール電化していなくとも、高層マンションはエレベーターの利用、廊下も含め全館一律空調。エコ設計です、と言われても、疑問を感じます。
ただ、逆に言えば、遮熱設計でもあるはずなので、冷蔵庫と同じで、数時間冷房が切れても、涼しいのではないでしょうか。
生産活動にほとんど参加していない、消費する一方の施設でもありますから、是非、検討して頂きたいです。

サービス業「シエスタ」と高層マンション超節電で一日のピーク時の電力量がかなり抑えられると思いますが、いかがでしょうか?


余談ですが、計画停電をされなかった地域は、いろいろな理由があるそうですが、もし一部で囁かれているように、それが権力やお金の力によるものだとしたら、本当に悲しいです。
しかし、本当のお金持ちなら・・・どうしますか、また、どうして欲しいですか?


リスクマネージャーらしくない感情論だと言われそうな内容ですが、勿論、きちんとリスクマネジメントしての内容です。が、あまり書き過ぎると、高層マンションのありようにも、またライフマネジメントの議論に発展しますので、やや感情論的表現とさせていただきます。

こう書くと、なんだか辛く思えますが、一番のポイントは、過去のピーク時を今年のピーク時にしないことです。

次回からは、もっと見直せる小さな節電の積み重ね、や、リーダーシップにかかっているオフィスの節電について書いてみたいと思います。


夏のリスク・電力不足

2011年04月01日 | リスクマネージャー
今日、青山墓地のあたりを通りましたら、桜が咲いていました。桜を見ると、少し心が安らぎました。
桜が咲いている間は、暖房も冷房もほとんどいらないので、計画停電はないでしょうから、少しほっとします。
しかし、このほっとしているときに、いろいろ試して欲しいのです。

興味深い新聞記事を
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819591E1E3E2E39B8DE1E3E2E1E0E2E3E39797E3E2E2E2

サマータイム

電力使用制限の実施
について、考えてみたいと思います。

まず、現状の電力供給量では通常の夏の電力量は賄えないというリスクがある、という認識は利用者に共通していると考えたいと思います。

次に、考えるべきなのは、今実施している計画停電の長所と短所の検討です。
長所は、大規模停電を解消できている点です。
短所は、計画停電が実施されているところが非常に偏っている。それによって、計画停電が実施されている地域の産業、特に製造業が立ち行かなくなっているという点です。

昨日も、ある工場にお邪魔しました。
同じ市内なのに、同じ業種の別会社の工場は計画停電がなく、受注がすべてそちらに行ってしまった。対応策として、発電機をリースすることを決定していました。設置に1000万円、年間リース料も同額ほどかかるそうです。そして、何より、発電機は不足していて、別工場への設置は断念したとのことでした。そして、ものはあったが、発電機と工場の配電盤をつなぐコードがない、という事態になっているそうです。そして準備はしたが、停電時にうまく機械が動いてくれるかは試してみるまでわからないとのことでした。

また、別の物流業者は、在庫はあるが、底が見えてきている。生産がないと、品不足は必至、とのことでした。

私の本業はサービス業です。製造業と違って、比較的細切れに仕事が出来ます。

私たちは今、何を一番に考えるべきでしょうか?
いろいろな産業の方の話を聞いていると、この復興期には、なんといっても製造業、最近の流行語で言えば「ものづくり」を優先させなければならないのではと思えます。そして、ものづくりには、長い時間に安定的に電力を供給しなければならないのです。
ましてや、東北太平洋側の工場の分も関東地方が代わって生産しなければ、思いもかけないものが品不足になっていってしまいます。是非、このことを理解して頂きたいと思います。
ですから、記事にもありますが、「電力使用制限の実施」は生産量の減少になりますから、やらない方がいいはずです。

次に、「サマータイム」ですが、一日の電力使用量の偏りからすると、皆が同じように1時間ずらしても、意味がないように思います。
私は、サービス業「シエスタ」を提唱します。
シエスタは、スペイン語で昼寝の意味ですが、スペイン語圏を中心に生活習慣として社会的に認められている昼寝を含む長時間の昼休憩(13:00~16:00が目安)をも意味しています。
真夏のクーラーの最大現に稼働するのは、丁度13:00~15:00ですよね。クーラーの稼働は仕方ないとしても、もしこの時にオフィスの他の電気製品を切ったとしたら、電気使用量も減りますが、電気製品自体の発する熱もなくなりますから意外にクーラーの効きもよくなるのではないかと思います。

銀行や鉄道、デパートなどの商業施設もこのシエスタ時間はほぼ休業します。製造業に電気を優先的に使ってもらうためです。
そのかわり、日が落ちて涼しくなり始めたら、営業すればよいですし、18時頃には製造業の電気使用量も減ると思います。
いつ、停電があるか分からないでは、対応するのが大変です。
でも、はっきりと、この時間は営業しないと決めてしまえば、対応の方法はいくらでもあるはずです。

労働基準法の関係もあり、この時間の休憩をどう取り扱い、残業手当をどうするのかという問題が発生します。
ここは、政府がどう考えるかです。また、サービス業の労使の話し合いになるかと思います。

が、先程の繰り返しになりますが、サービス業は製造業の皆様が作って下さったものの上に成り立っています。ここは、是非皆で協力していこうではありませんか。
そして、季節がよい今、電力がどう推移するか試して欲しいのです。
計画停電をやったからこそ、分かって来たことがたくさんあるのです。
とにかく、早く取り組むことが大切だと思います。


夏のリスク

2011年03月31日 | リスクマネージャー
本業はちょっと言えないのですが、派生して「リスクマネージャー」という資格も持っています。
まあ、ブログですから、あまり固くならず、でも、いい加減過ぎないことを書けたらと思います。

原子力発電所の抱えるリスクは、一般市民である私たちではどうにもならないと思います。
が、これから迎える夏の電力不足は一般市民私たちこそが、そこにあるリスクを理解し、努力することによって、リスクを回避することが出来ると考えられます。

政府がしっかりと主導して欲しいのですが、それはほとんど期待できないので草の根から、ボトムアップしていくしかないのかと思います。
リスクマネージャーの立場としては、こういう危機が起こっているときは、トップダウンで行かないと、解決しない問題が多いので、政府あるいは東京電力管内の都道府県知事がひっぱって欲しいですね。ところが、統一地方選挙・・・なんというジレンマでしょうか!!!!!

トップダウンと言えば、昨日、東京電力の勝俣会長が会見をしました。
私は、東電の会見時に社長が登場しないことに、東電の危うさを感じていました。
歴史の中で、何度もトップが先頭に立たなかったばかりに、勝てる勝負に負けたケースがたくさんあるからです。実際に動くのはトップつまり社長でないとしても、トップが矢面に立たなければ、その組織の結束力はガラガラと崩れてしまうことが多いことを、歴史は語っています。
勝俣会長の会見もいろいろな批判を浴びていますが、二つはっきりしました。

一つは、原発4機が廃炉になること。

もう一つは、この事故の終息には数カ月かかるということ。

このことが分かっただけでも、今後のリスクを考える上でとても役に立ちます。細かいことは追々書きますが、

以前の発電量には戻らないこと

長期的なリスクへの対応をしなければいけないこと

が分かったからです。
振り返っている暇はありませんので、清水社長のふがいなさは言わないことにして、勝俣会長の頑張りに期待します。


最後になりましたが、嘆いていたセ・リーグの開幕もパ・リーグと同じ4月12日となりました。本当に良かったです。頑張っていた選手会会長の新井貴浩選手(阪神タイガース)、解決したからかやっと本業の調子も出てきたようです。おめでとうホームラン!