「世界の日本人ジョーク集」(早坂隆著、中央公論新社)をご存知でしょうか?
こんなときに「ジョーク?」とお叱りを受けそうですが、世界の人々が日本人をどう見ているかがよくわかり、またその鏡として日本人特質を理解することが出来る一冊です。
是非、読んでみて下さい。
最初に紹介されているのが「不良品」という話。「不良品は千個につき一個とすること」というアメリカの会社からの注文に、「難しいので納期を延ばして」というのはロシアの会社、「不良品の設計図を送って下さい」というのは日本の会社である、と。
解説するまでもありませんが、日本の製造現場では不良品などは出ない、ということです。これって本当に素晴らしいことなのですが、日本人にとっては当たり前すぎて、素晴らしさに気付いていないのです。
この本は、こういう日本の素晴らしさを気づかせてくれるジョークがいっぱい詰まっています。
各国の特質がわかるジョークも紹介されています。
「集団行動」という話があります。この例は、今の危機を思うと引き合いに出したくないので、ちょっとぼかしますが、責任者がそこにいる世界中の人にあるところに飛び込んでほしいという設定です。
アメリカ人には「飛び込めば英雄ですよ」
ドイツ人には「飛び込むことが規則となっています」
フランス人には「飛び込まないで下さい」
日本人には「みんな飛び込んでいますよ」
(一部の国は割愛しました)
こう言って、無事全員が飛び込んだというのです。
すごく各国の国民性を表していると思います。
日本人は「みんながやっている」ことが大好きです。
先日も書いた「新しい当たり前」は、こんな日本人には作りだすのは難しいかもしれませんが、誰かが思い切ってやって、両隣りの人もやれば、あっという間に「新しい当たり前」がただの「当たり前」になります。
誰もが今言っていますが、実行できるかは誰もが疑問に思っている「クール・ビズ」。
私は女なので、昨年の夏は、徹底的にクール・ビスでした。女性はよくわかると思いますが、首のまわりがあいていると、本当に涼しいですよね。腕のあたりもついでにゆったりしていると、風が通ってとても涼しいです。
男性のクール・ビズはどうでしょうか?
ネクタイは外しますが、ワイシャツの襟は思い切り立っています。中には、長袖のワイシャツの人もよく見かけます。
それもよいでしょう。しかし、隣では女子社員が、セーターを着て、ひざかけをしたりしていませんか?
襟のない半袖を着ればいいではないですか!!!!!
室内の温度を5度上げられます。どれほどの消費電力が助かることでしょう。
先日、某銀行の支店長に、クール・ビスを徹底したらどうでしょうね、と、かる~~~く話しました。
「私は、どんなに暑くても、ネクタイを締め、長袖のワイシャツに、上着を着るのがモットーなんです。」
との支店長の言葉に、こういう銀行はだめになるなぁと思った次第です。
が、いろいろ聞くと、企業によっては「服装規定」があるそうですね。
ここが、ドイツだったら即法律で「夏は、長袖を着てはいけない」とするべきかもしれません。
が、日本ですから・・・
首相に半袖の開襟シャツを着てもらうか、ニュースキャスターに着てもらいたいですね。
それとも、某銀行の隣の銀行の理解のありそうな支店長にお願いしてみますか?
「みんなが着れば、私も着ます」これが日本人ですからね。
冗談はさておき、ここからは、リスクマネジメントとして提言します。
企業の部課長である中間管理職の皆様は、従業員は、社長の言うことではなく、皆様の言うことに従っていると認識がありますか。皆様が、多くの周りの人間に影響を与えていることを自覚して下さい。
中間管理職は日本人の鏡と言える「みんながやっている」ことを大事にする方々で構成されています。
しかし、以前にも書きましたが、大きなリスクがあるときには、「みんながやっている」ではなく、強いリーダーシップがそのリスクを解決します。
部課長や支店長が「徹底したクール・ビズで節電をする。それが、日本を元気にすることなんだ。」と認識し、「新しい当たり前」を実行して下さい。
沖縄のビジネスマン・スタイルが、関東地域にまで広がるのが楽しみです。
そうですよ、沖縄に行けば「みんながやっている」ことですよ。「みんな!!!!!」がです。
こんなときに「ジョーク?」とお叱りを受けそうですが、世界の人々が日本人をどう見ているかがよくわかり、またその鏡として日本人特質を理解することが出来る一冊です。
是非、読んでみて下さい。
最初に紹介されているのが「不良品」という話。「不良品は千個につき一個とすること」というアメリカの会社からの注文に、「難しいので納期を延ばして」というのはロシアの会社、「不良品の設計図を送って下さい」というのは日本の会社である、と。
解説するまでもありませんが、日本の製造現場では不良品などは出ない、ということです。これって本当に素晴らしいことなのですが、日本人にとっては当たり前すぎて、素晴らしさに気付いていないのです。
この本は、こういう日本の素晴らしさを気づかせてくれるジョークがいっぱい詰まっています。
各国の特質がわかるジョークも紹介されています。
「集団行動」という話があります。この例は、今の危機を思うと引き合いに出したくないので、ちょっとぼかしますが、責任者がそこにいる世界中の人にあるところに飛び込んでほしいという設定です。
アメリカ人には「飛び込めば英雄ですよ」
ドイツ人には「飛び込むことが規則となっています」
フランス人には「飛び込まないで下さい」
日本人には「みんな飛び込んでいますよ」
(一部の国は割愛しました)
こう言って、無事全員が飛び込んだというのです。
すごく各国の国民性を表していると思います。
日本人は「みんながやっている」ことが大好きです。
先日も書いた「新しい当たり前」は、こんな日本人には作りだすのは難しいかもしれませんが、誰かが思い切ってやって、両隣りの人もやれば、あっという間に「新しい当たり前」がただの「当たり前」になります。
誰もが今言っていますが、実行できるかは誰もが疑問に思っている「クール・ビズ」。
私は女なので、昨年の夏は、徹底的にクール・ビスでした。女性はよくわかると思いますが、首のまわりがあいていると、本当に涼しいですよね。腕のあたりもついでにゆったりしていると、風が通ってとても涼しいです。
男性のクール・ビズはどうでしょうか?
ネクタイは外しますが、ワイシャツの襟は思い切り立っています。中には、長袖のワイシャツの人もよく見かけます。
それもよいでしょう。しかし、隣では女子社員が、セーターを着て、ひざかけをしたりしていませんか?
襟のない半袖を着ればいいではないですか!!!!!
室内の温度を5度上げられます。どれほどの消費電力が助かることでしょう。
先日、某銀行の支店長に、クール・ビスを徹底したらどうでしょうね、と、かる~~~く話しました。
「私は、どんなに暑くても、ネクタイを締め、長袖のワイシャツに、上着を着るのがモットーなんです。」
との支店長の言葉に、こういう銀行はだめになるなぁと思った次第です。
が、いろいろ聞くと、企業によっては「服装規定」があるそうですね。
ここが、ドイツだったら即法律で「夏は、長袖を着てはいけない」とするべきかもしれません。
が、日本ですから・・・
首相に半袖の開襟シャツを着てもらうか、ニュースキャスターに着てもらいたいですね。
それとも、某銀行の隣の銀行の理解のありそうな支店長にお願いしてみますか?
「みんなが着れば、私も着ます」これが日本人ですからね。
冗談はさておき、ここからは、リスクマネジメントとして提言します。
企業の部課長である中間管理職の皆様は、従業員は、社長の言うことではなく、皆様の言うことに従っていると認識がありますか。皆様が、多くの周りの人間に影響を与えていることを自覚して下さい。
中間管理職は日本人の鏡と言える「みんながやっている」ことを大事にする方々で構成されています。
しかし、以前にも書きましたが、大きなリスクがあるときには、「みんながやっている」ではなく、強いリーダーシップがそのリスクを解決します。
部課長や支店長が「徹底したクール・ビズで節電をする。それが、日本を元気にすることなんだ。」と認識し、「新しい当たり前」を実行して下さい。
沖縄のビジネスマン・スタイルが、関東地域にまで広がるのが楽しみです。
そうですよ、沖縄に行けば「みんながやっている」ことですよ。「みんな!!!!!」がです。