わまのミュージカルな毎日

主にミュージカルの観劇記を綴っています。リスクマネージャーとしての提言も少しずつ書いています。

封印を解く人 その6

2009年09月12日 | 雑記
8月はじめに夏休みを利用して、長野の山に行きました。
丁度体調を試すのによいぐらいの山歩きをしました。
一番の問題は、翌日の体力回復にあるのですが、山歩きをし、夕食に一杯飲み、カラオケをして寝ました。
翌日も問題なく活動できました。
どうやら、体調は自分が思っている以上に回復しているようでした。

このことがきっかけで、名古屋日帰り観戦を企画する元気が出ました。

それでも、今一つ体調に自信がないので、ナゴヤ球場ではなく、ナゴヤドームにしようと考えました。真夏の暑さや日焼けは、その日より後で疲れを呼ぶことはよくわかっていましたので、ドームに行くことにしました。
が、ドームには大きな欠点があります。それは、ブルペンが客席からは見えない位置にあるということでした。
投手コーチは、投手交代の時にマウンドに行くコーチで、常に監督のそばにいるコーチもいれば、ブルペンでリリーフの用意をする投手を見守るコーチがいるのです。
中日ドラゴンズHPのファームのブログにある写真に注目します。ベンチに高木コーチがいない!!!やはりブルペン担当か・・・
かなり悩みましたが、動く高木コーチを見たい、という気持ちが勝ったので、ナゴヤドームへ行きました。

長年野球を見てきた甲斐があったというべきなのか、予想は的中し、高木コーチはブルペン担当でした。
それでも、ベンチに戻ってきた時や、最後のミーティング(ファーム特有ですね)のとき、しっかり動く高木コーチを見ることが出来ました。

どんな気持ちだったかは、言葉に出来ないです。

最初のうちは、カメラを持つ手が震えて、オートフォーカス、プラス、手ぶれ補正機能付きにもかかわらず、焦点がまったく合いません。

ナゴヤドームに行ったのは、丁度お盆休み。家族そろって観戦というファンで溢れていました。そんな中、本当に変なおばさんでした、笑。自分でも、他人が見たら、「この人、何???」だろうなぁとわかっているのですが、まあ、一生のうち1回ぐらいはこんな奇行も許されるかも、とちょっと開き直っての観戦でした。

そして、試合が終わり、ナゴヤドームの外をブラブラしているとき、お子さんの年齢からすると私と同世代と思われるファンの方に思い切って声をかけてみました。
なぜ、同世代かというと、高木コーチの現役時代を知らないファンでは「高木コーチを見に来ました」と言っても、そうとう引かれると思いますし、悪くすれば「高木コーチって誰?」ということになるからです。私だって、現役選手にキャーキャー言っている頃はコーチなんてまるで興味ありませんでしたからね。
そのファンの方(Mさん)の「高木コーチ、すてきですよね。」という反応に、相当気をよくし、いろいろ語ってしまいました。
この後も、Mさんには、本当にお世話になるのですが、比較的短い現役時代しかなかった高木さんが、多くの方の記憶に残る選手だったとわかって、とにかく嬉しかったのです。

こうして、私は満足してナゴヤドームをあとにしました。帰りの新幹線はすごく混んでいて、新横浜まで立っていたのですが、全然疲れませんでした。名古屋までならこれからもなんとかなるかもと、あまり付けてはいけないような自信を付けた、小旅行でした。

(つづく)

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