朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

福島の決着は?

2011-04-15 08:07:06 | 21世紀
国乱れて忠臣現れ、家貧にして孝子出ず
2011/04/11
「国乱れて忠臣現れ、家貧にして孝子出ず」と云う言葉がありますが、福島原発の推移を見ていて、民主党は忠臣・英雄を作らないよう努力しているように見えます。
 原発の放射能漏れが1カ月たっても止まりません。そしてその責任者が誰か分らないまま、東電を悪者にするばかりです。枝野さん・海江田さんが責任者のように名は付けられているようですが、実務能力の無い人は責任の持ちようがないと感じます。
 東芝・日立・三菱・大成建設など福島原発の建設当事者で、放射能封じ込め技術チームを作り、知恵を集め対策工事を行うべきところ、東電に責任押し付けるのみで、何の方針も立てられず、フランスやアメリカの技術チームが来ても、これに対応出来て、その知恵を活かす体制は無いようです。
 この混乱の中から、主導権を取り、放射能を止めた人は、英雄になるでしょう。しかしあえてそんな人間を作らないようにしているとしか見えない民主党政府です。小澤さんなど菅さんに協力し、大連立を進めるべきと感じますが、菅さんの足を引っ張る行動を止められないようです。
 佐賀大学前学長上原春男先生が、民放のニュースに出ておられました。
 先生は、海洋温度差発電の研究実用化されておられ、高率の熱交換器を作られておられます。福島原発の壊れた復水器の替りが出来る外付けの小型のものですが、「それを責任もって採用する組織がはっきりしないし誰が決めるのかも分らない」と発言しておられました。
 避難所を慰問したり、地方自治体を訪問するより、今必要とされているのは、放射能の封じ込めです。このことが失敗すれば、日本の破滅となります。
 東電にすべて押し付けるのは、能力ない子供に席に押し付けるようなものです。国を挙げての戦いと考えて、実務者を集め活動させなければなりません。
 大学の研究者など実務経験のない口舌の徒は排除し、復旧チームを作り権限を与えましょう。
 今は、ランボーが活躍する場面です。保安官や州兵が管理する場面ではありあせん。非常時には非常時の対応をするのを認めましょう。
 現在、マスコミは平時のように、農業・漁業の風評被害を助長する報道を続けています。放射能封じ込めの一点のみを政府に求め、農産物の放射能測定など、地方大学アルバイト学生程度の仕事にしてしまいましょう。
 100点満点の政府でなく、50点ぎりぎりの政府であると認識し、それを選んだのは、国民自分自身だとし、不具合を受け入れ耐えましょう。