朝礼の話題

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無意識(潜在意識)

2012-04-22 20:12:54 | 21世紀
「無意識」を意識しよう
2012/04/22
 「人生の科学」(The Social Animal)のはじめにに書いてある事です。
 自分の意識の下に流れている、考えになっていない働きとはこんなものだと言うイメージが私に出来た気がします。
 無意識は感情的、感覚的で、衝撃的でもある。また、はたらきを予測するのは難しい。しかし素晴らしい可能性を秘めている。一度に大量のデータを処理することで、行き詰まった状況を一気に打開する発想を生むこともある。
 何より大事なことは、無意識がきわめて社交的であるということだ。無意識は心の内側にありながら、いつも外を向いていて、いつも他人とのつながりを求めている。友人や家族との交流を必要としているし、仕事をし、使命を果たすことで社会に貢献したいと望んでいる。
 人間という生物の重要な特徴は、社会性だ。人間は互いに物事を教え合うことができる。お互いに学び合える。感情を表現し合い、相手の気持ちに共鳴することができる。皆で協力して、文化、文明をつくることが出来る。その文化文明が、一人一人の思考、感情に、複雑に作用することになる。
 一人の人間の頭の中では、絶え間なく多数の知覚や感情が行き交い、通り過ぎていく。通り過ぎた知覚や感情の行く先はそれぞれ違っている。誰もがコミニュケーションの中継点なのだ。その仕組みは、まだ明確には分かっていないが、私達には、常に大量に流れている情報をうまく処理する能力がある。
 どの情報に注目すべきかを瞬時に判断しているのだ。
 私達の人格は、その情報処理を通じて作り上げられていると言ってよい。
 人格の深い部分は、外界、他者との関係で成り立っているのだ。
 私達の日々の行動を支配しているのは、意識ではなく無意識である。
 私たちが、こうあるべきだと意識で考えて実行していることは間違いが多い。
 政治や経済で良かれと考えて決めたことは、中々成果が出ず、改革に改革を重ねても、理想的なものにはならない。現在日本の学校教育は、意識で考える知性のみであり、結果、道徳・宗教を信じ実践する人はいなくなった。
 アメリカでは、進化論を教えず、神の存在を信じる人が多い。イスラム教の国では、アラーを信じ、自殺せず、国のため理想のために死にます。
 宗教を選択科目として、義務教育の内の受験科目として教え、理性・知性の教育に反するものも教えるべきではないか?
 文部省・日教組の採点しやすい記憶力・判断力だけでは、日本人の未来は暗いと感じます。教育は生きていく力を養うことです。中学卒業で実学に進むことが、最高の人生教育だと、称え、大学教育は人間を損なうと忌避しましょう。


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