朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

モンキードッグ

2014-12-23 22:59:37 | 21世紀
モンキードッグ
2014/12/24
 先週、ペット犬が多数山中に捨てられていることについて、食用犬を飼おうと言いました。顰蹙を買っています。
 テレビで農作物を荒らす野生動物の被害を防止するのに、犬を利用して実績を上げているは話をしていました。
 大町市周辺に生息しているサルの群れは、平成20年度の調査ではおよそ31群から46群が確認されているそうです。大町市で農作物に被害を与えている群れは9群。その個体数は約500頭とのこと。
「市の農協の調査では、サルによる農作物の被害額は年間2000万円を超えます。ただし、ここには家庭菜園の作物の被害額は入っていません。苦労して作り、やっと収穫するというときにサルに食べられてしまったのでは意気消沈しますよね」 高齢化した農家では生産意欲をなくし、耕作を放棄する例も目立っているといいます。耕作放棄地が増えれば、それだけ野生動物が隠れ、生息できる場所が増えます。そんな悪循環が各地で起こっているのです。
犬猿の仲を狙ってあげた成果
大町市がモンキードッグを導入するきっかけになったのは、被害農家から「飼い犬がサルを見つけて吠えたてたら、サルの逃げ方が違った」という話を聞いたことでした。 それまでは農作物に被害を与えている9群の群れの中の1頭を捕獲し、発信機(テレメトリー)を付けた後、活動域の調査を続けるほか、ほ場を電気柵で囲ったり、ロケット花火による追い払いを行っていました。それでもなかなか成果はあがりませんでした。
農家の声を参考に検討を重ねた結果、モンキードッグ事業に着手。当初は「犬猿の仲事業」というネーミングも候補にあったとか。まさにことわざ通りの狙いでした。
「サルが来ると、クロが変な鳴き声を立てるので分かります。すぐに放してやると山にサルを追い立てに行き、周辺を監視しながら30分くらいしたら戻って来ます。朝夕の散歩のときに周辺の地形を学習させているので、行動範囲は覚えているんですね。最後はいつも近所にいるメス犬に挨拶をしてから帰ってくるみたいですよ」 訓練士の磯本隆裕さん曰く「とにかくサルにイヤな思いをさせ、ここが来る場所ではないことを知らしめることが大事です。サルにとってイヤなことのひとつが、犬に追い立てられること。山に檻などを仕掛けても被害を出しているサルが捕獲できるとは限りません。里に来て被害を出しているサルを適切に追い払うことが大切です」 犬の使い方はこうあってほしいですね。こんな犬はもう捨てられません。大切にされます。


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