朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

格付け会社

2013-02-11 21:56:52 | 21世紀
格付け会社提訴
2013/02/12
 「格付け会社スタンダード・アンド・プアーズに対して米司法省提訴50億ドルの制裁金」 米司法省は5日、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)を民事提訴したと発表した。
この提訴は、2007年に金融機関から販売された住宅ローンなどを裏付けとした債務担保証券(CDO)で、低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローンも含まれる。
S&Pは高い格付けを与えたが、約半年後に格下げされ、08年末までに投機的水準に引き下げられて市場の混乱を招き、金融危機の一端となった。
 
 日本の年金基金組合は、預かった資金の運用を証券投資プロに委託します。
 自分では、運用する能力がないので、相手を信頼したとして、責任逃れの意味もあり、任せています。元野村証券の浅川の餌食になった組合は多数に上ります。 アメリカでもS&Pの格付けを頼りに投資し、大きな損害を受けた人が多く、リーマンショックの一因になったのです。
 私達は、自分に自信のないことについて他人の言う事を、何か根拠があるのだろうと思いすぐ信じてしまいます。
 先日、娘が言います。「加齢臭は、首筋から発するからよく洗え」 自分は何も知識もなく信じて仕舞いましたが、本当に根拠があるのでしょうか?
 考えてみると、私は、他人の言う事を、良く信じます。自分も他人に話すのに嘘を言ってはいけないと雑談でも真剣に話します。
 しかし、時々、「嘘を言う。そんなことは無い」と言われることがあります。
 反省するのは、話を理解して貰うため、例え話や、似たような例を引っ張り出し説明するのですが、それが理解して貰えていないのだと言うことです。
 50億ドルというと4,500億円の罰金ですからすごいですね。
 人の話を信じてはいけない。信じるのは、それだけの根拠を持ってからだ。
 政府の言う事も、マスコミの言う事も、自分なりに納得し、信じた責任を自分で取らなくてはならない。
 アベノミックスで株が上がった。円安になった。しかしこれで流れが決まった訳でもありません。日本人は株を売り、外人が投機として買っているのだそうです。株が下がり、円が高くなればマスコミは総叩きするのでしょうが、上がったものは下がり、下がったものは上がるのです。そう信じて現在と来週はどう変わるかと理解すべきです。長期にトレンドが続くと考えるのは直線思考です。それは間違った考えです。


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