朝礼の話題

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格好いい幕切れ

2008-10-22 10:28:21 | 健康
後期高齢者に近づきました。2008/10/22
 70才になったら、いいこともあります。厚生年金保険料は引かれなくなりました。 健康保険料は、10,660円引かれますが、自己負担額は30%から10%に下がりました。
 「後期高齢者保険は、後期高齢者を差別するものだ」「後期高齢者は死ねというのか?」「後期高齢者保険を廃止せよ」などとの意見が新聞・テレビ・民主党が言います。

 まだ後期高齢者まで5年ありますので、当事者としての不満はありません。
 70才になった今病院窓口負担10%は、有難いです。糖尿病医者通いに毎月15,000円支払っているのが、5,000円になりました。助かります。
 75才になったら、現在より条件が悪くなるようにも思えないけれど、どうなんだろう?

 長期入院やリハビリに期限が設けられ、治癒していないのに退院させられる。
「老人は早く死ねというのか?」と解説者は言いますが、昔は皆自宅で寝ていました。政府がすべて責任を持って、死ぬまで面倒を見よという意見のようですが、それは可能でしょうか?
 病気の責任は、自分にはない。災難だ。病気を治す責任は国にあると言わんばかりです。

 すべての不具合の原因は自分の外にある、自分自身には責任がないという教育が戦後60年続いた結果の、ひとつの状況です。

 75才にもなって、自分の死生観・生命観を持てない日本人が多いのは、何かが欠けていると感じます。
 それは、戦後無視してきた宗教教育・道徳教育の不足、損得勘定だけで善悪を決める未熟なエゴの表現に思えます。

 格好いい生き方とは、私たちの世代では、石原裕次郎のような太く短く生きる人、ヒルトンの小説「鎧なき騎士」の主人公のような自分の理想に尽くす人、菅原通済のような大きい夢を持つ人、植村直己のような冒険家、そして責任をすべて自分にあるとして自分の運命を受け入れる人です。(私の好みだけかな?)

 後期高齢者問題は、格好いい日本人ではありませんね。


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