朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

キャビテーション

2016-03-10 22:49:58 | 21世紀
キャビテーション
2016/03/11
 40才の頃、24フィートのモーターボートを手に入れ、クルージングなどを楽しみました。北九州LNG工事に従事していた時、三方海の環境で、海を毎日見ていると、無性に海に出たくなり、一緒にいた槇山電機の槇山譲さんに指導受けながら、免許を取り、船を買い、姫島までもクルージングしたものです。
 キャビテーションと言う言葉は、そこで覚えました。波の大きい海をクルージングしている時、波に乗り上げ、スクリューが水の外に出ると、抵抗が少なくなり、高速回転し異常な音を出します。それをキャビテーションと習いました。
 後、50才の頃、曽根製作所で、機械部品製造に従事した時、部品洗浄の為超音波洗浄機を買いました。フロン液に油まみれの部品を入れ超音波振動を与えると、きれいに油は除去されます。この超音波洗浄もキャビテーションとよばれていました。超音波で気泡が出来て、その気泡が汚れを引きはがすのです。
 フロンが地球温暖化の原因だと禁止され、使えなくなり残念でした。
 77才になった今、テレビ通販番組みていたら、痩身器具として、キャビテーションが宣伝されていました。
 これは、超音波振動機を皮膚に当て、皮下脂肪層を超音波振動させると、脂肪細胞が衝突して、破壊され、脂肪は液状に戻り、排泄される状態になるものでした。
 実例として、何人もの人が何kg痩せた、ウエストが何cm減ったと言っています。
 これは面白そうだと早速、注文したところです。値段は、3万円です。
 私は、腰痛から、歩行困難になっているのですが、ロルフィング治療でかなり改善されています。
 ロルフィング理論では、正常な骨格の骨・関節・筋膜に代謝老廃物が、排泄が間に合わぬ場合、蓄積し、骨格を歪め、痛み・運動障害が出ると、されています。その溜まった老廃物を揉みほぐし、リンパマッサージで、体外に排出させ正常な体に戻すのです。
 このキャビテーション方式は、脂肪の液化はもちろん、関節等に溜まった老廃物の分離排除に効果があるのではないか? 自分自身で人体実験してやろう。 そして効果があれば、ロルフィングの時間短縮にもつながると、うれしく思っています。
 私の友人にも、腰痛で外出できないという、私に似た症状の人がいます。ロルフィングを勧めたいのですが、距離・時間・金額が掛かり、推薦できないでいます。
 このキャビテーションで解決出来れば、ロルフィングも短時間で可能でしょう?
 キャビテーションと言う言葉は、別の意味で昔から知っている言葉です。何か私のキーワードであるような気がします。
 お風呂に入り、超音波振動を掛けると、汚れが落ちる効果も大きく、又、身体に振動与えることで良い効果があるというジェットバス・ジャグジーバスもあります。
 大きな気泡が身体に当たり気持ち良いものですが、本格的超音波洗浄機として、身体全体に掛け、皮下脂肪など排泄され痩せるという本格的なものも出来そうですがどうでしょう? 誰か、企画製造しませんか? エステや腰痛治療などの治療院が出来るかもしれませんよ。
 痩せるのは 何歳になっても 憧れる     老廃物 排泄出来て 若返り

認知症への対応

2016-03-10 00:34:13 | 21世紀
認知症への対応
2016/03/10
 認知症の正確な診断は診療の最低ラインである。大事なのは、診断した医師は次に何をすべきか、あるいは患者や家族は本当には何を望むか、である。それを考えるうえで、認知症という病をどうみるのかを、改めて考えてみたい。二つの見方を紹介する。

 一つは「脳が萎縮し機能が衰える病」とみる生物学的な「脳」からみた見方である。記憶が悪くなり、料理や家電の操作が苦手になり、着替えに困り、道に迷 う。治療としては、これらの症状を克服しようと薬物療法が主に行われる。「認知症は脳の病」といううたい文句のもとに医療が従来行ってきた「医学モデル」 での対応である。

 もう一つの見方は「自己肯定感(自尊心)と役割を失う病」とみる。いわば心理学的な見方、「心」に注目した見方である。自分が変になったように感じて不 安が高まり、周囲の人たちから不本意な接し方をされて、ますます動揺し自信をなくしてしまう。これには薬は役に立たない。治療として大事なのは、周囲が本 人を受け入れ、自尊心を尊重することである。この対応はいわば「人生モデル」といえる。

 両方の見方や対応が必要なのが認知症診療のはずである。ところが現状は、脳の機能をよくしようと指導したり、薬を出したりしてよしとする「医学モデル」ばかりである。このモデルはなぜか人気がある。治るような期待 や「夢」を与えるからだろうか。しかし、治療法のない現在、このモデルを一般の人や患者をみる医師が用いようとするのは、患者や家族を追い詰めるだけでは ないか。このモデルは、薬などを開発する医学研究の人たちだけが使うものである。50年後には根治薬ができてノーベル賞が授与されるかもしれない。尊重す べき人をみるわれわれ医師や介護者は、そんな「夢」をみる前に、いま目前にいる人と家族を幸せにする「人生モデル」こそ重視すべきなのである。

 「人生モデル」ではまず、認知症という病と認知症の人を肯定して受け入れることである。忘れてもいいし、身の回りのことが苦手になってもかまわない。認知機能の低下は避けられないものとして、まだ多く残された機能を大事に、張り合いのある生活、周囲に認められる役割のある生活を再び取り戻し てもらう。医師は、対応の仕方を指導し介護サービスの活用を勧める。周囲の介護者は生活を工夫し、本人のためにお膳立てをする。治そうという意識を捨て、 張り合いある生活を作ることが、本人も介護者も幸せにすると信じる。(上田諭 日本医科大学講師)
 認知症の介護では、健常者には理解できない徘徊・怒りなどがあり、それに対し暴力的監禁などの事件が報道されます。難しい事かも知れませんが、この「人生モデル」と言う考えで、接していきたいですね。
 認知症の前段階として{MCI」という記事をこのブログ1月16日に書いていますが、その時点より、「人生モデル」を実行しましょう。それは、親の幸せです。絶対、親は理解し、感謝するでしょう。
 私達も、最後は認知症かもしれませんが、こんな考えで介護してもらえれば、本当に幸せだと、思います。
 私はこんな考えに、初めて接しました。是非、日本の認知病介護の標準として、広く知って貰いたいと感じます。
 理想的 現実的でない そう感じ        本人の 幸福感を 第一に