朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

冒険の森へ

2015-07-06 23:01:34 | 21世紀
冒険の森へ
2015/07/07
 新しい文学全集が、発刊されました。集英社 創業90周年企画 傑作小説大全 全20巻 冒険の森へ です。
 先日、透析中にベッドで読もうと、電子辞書を買いました。中に2000冊の古典が入っており、面白いものもあるだろうと思いましたが、夏目漱石・源氏物語などの著作権の必要ないものばかり集めたもので、現実離れし、読ませるものとは思えません。全然読まず放置です。
 過去に、文学全集は、筑摩書房の日本文学全集・三笠書房の世界文学全集・創元社の随想全集というのを通読しました。あまり面白くなかった記憶があります。リーダース・ダイジェスト発行の名は忘れましたが、通俗読み物の要約全集は面白かったです。この中にあった、ディック・フランシスの競馬シリーズの1巻に魅せられファンになり、彼の本が早川書房からでるものは、全部読みました。無名作家の「煉瓦積み」という、労働者から出世して、汚職で破滅する物語を記憶していますが、続編などありませんで残念でした。
 「冒険の森へ」は、日本作家の現代ものがほとんどで、聞いたこともないものも沢山あります。大沢在昌・北方謙三など現役作家が編集委員として選んだ作品を入れています。各巻に長編2作・短編数作を編集して、2,000円です。
 広告を見て、注文したところですが、大衆小説?人気小説?を全集にしているのは、新しい感じで嬉しくなりました。
 こう言う、新しいアイディアは、岩波書店や文藝春秋社 などではできないでしょう? 若者向けの青春出版社などでも無理でしょう?
 この大全がヒットすれば、日本の出版業は発展するだろうし、人々が本を楽しむ習慣が根付く気がします。
 暇な年寄りは、これらを読んで、若い人に面白いことを宣伝しましょう。そして、高校受験などの読解力養成に良いことを、高校教師は教えてやりましょう。 文字からイメージを作り、頭の中で映画が動き出す、読書の楽しみを通俗小説から学びましょう。
 純文学とかを、有難がる時代ではありません。これらの本の続きは、坂岡真や大沢在昌たちストーリー・テーラーの本を読みましょう。彼等の語りを学ぶと、他人に自分の考えを伝える力が付きます。私(渡邉)は、土木現場技術者で、こんなブログなど書く柄ではないですが、本を読むことに抵抗なく、雑学おじさんになり、毎日、こんな作文を書いて、楽しんでいます。
 「冒険の森へ」が、読書の切っ掛けになりますように!
 読むことが 何かを作り 生きがいに  イメージは 自分の脳の 映画館

CO2の作戦

2015-07-06 00:13:57 | 21世紀
CO2の削減
2015/07/06
 地球温暖化防止のためには、CO2削減しなければならぬとされ、国際的に排出規制がなされています。日本は、福島原発事故後、原発停止となり、火力発電が主力で、排出量は増えるばかり、削減目標も立てられず、国際的批判を受けています。
 日本国内で削減できなければ、他国で削減し、排出権取引で処理できないでしょうか?
 それは、インドネシアの泥炭地における泥炭火災を防止し、CO2排出を減らすことです。
 インドネシアの低湿地には、樹木や葉などが微生物分解されずに地表に積み重なった、広大な熱帯泥炭地が存在し、非常に多くの炭素が蓄えられている。1990年代に、排水路を掘り乾燥させるといった手法で泥炭地の大規模な開発が進められ、急激に地下水位の低下と土地の乾燥化が進んだ。このため、泥炭・森林火災が起こりやすくなり、微生物分解も同時に進み、大量の炭素が大気中に放出されている。
広大な森林と泥炭地を抱え、その消失が進むインドネシアの場合、生態系から排出される温室効果ガスが、全排出量の78パーセントを占めており、これら生態系からの排出を含めると中国、米国、ブラジルに次ぐ世界第4位の排出国となっている。インドネシアにとって、泥炭地からの炭素排出を抑えることは、気候変動対策として極めて重要であり、対策が急務となっています。
私(渡邉)が以前担当した工事(高速道路御船工事)では、含水比1,000%の土があり、仰天しました。試料を取って測定すべく置きますと、側面から水がしたたり落ちる状態でした。圧縮しますと10分の1以下になる泥炭の軟弱地盤です。乾燥させると紙屑のようでした。
インドネシア・ムシ河橋梁工事に従事したパレンバンは、河口から300kmも上流なのですが標高8mで、満潮時には川の逆流速度が3m/secもありました。低湿地平野はものすごく広い範囲で、泥炭で出来ているのです。
排水乾燥させた開発地で、泥炭火災が起きると、手が付けられないのです。
泥炭火災防止は、土木的発想と工事で防止出来ると思います。
大規模の埋め立て工事、単純だけれど効果的でしょう。日本の開発業者は、新農地開発や新都市開発あるいは泥炭の燃料化など発案し、日本とインドネシアのCO2削減に夢を燃やしましょう。50km置きに大規模運河を作り、物流も出来るようになれば、いいですね。
火災消し 原発止めて 新時代  土木屋は 工事するだけ? いや違う