朝礼の話題

見たり読んだりして、感じたことを朝礼で話しています。この頃は仕事の話は少なくなりました。

景気を身近に当てはめて見る

2010-12-14 08:25:18 | 21世紀
自社の業績と景気
2010/12/10
 特別の才能も能力もない企業は、景気の波に上下に振られ、時には水面下に沈むと感じていました。
 リーマンショック以降売上は下がりっぱなしで、セーフティネット融資のお陰で生存している。業績回復は世の中の景気次第、中国の勢いが落ちるまでだめだろうと暗く考えていました。
 民主党政権になって、鳩山お坊ちゃん政治、菅仙石小学生左翼政治のドタバタを見ながら、日本の景気を頼りにしても無意味と気付きました。
 折しも、私は坐骨神経痛で動けず、従業員から「営業しないと仕事は増えない」とチェックです。インターネットホームページ業者の話を聴き、グーグル・ヤフーのアドワーズ広告を始めました。引き合いもボチボチあって、受注も出来るようになりました。仕事を発注して呉れているメーカーから中国との競合見積をされ、数の多い品番の値下げを余儀なくされ200万円/月の利益が飛んでしまいました。発注会社に泣きつきこれでは倒産する、数が少なく赤字に成っているものを返上したい。再見積もりしてくださいと申し入れをしました。
 他社との競合見積の結果、160万円/月の赤字を解消する事が出来ました。
 その他外注していた作業の自社取り込み、役員・定年後再雇用社員の給与引き下げ、材料発注のコンピュータ化などのコストダウンを実行しました。
 その結果、確実な利益を予測する事が出来て、過去3カ月及び先行き3カ月の黒字は確保出来ました。コストダウンに対する社員他の抵抗はなく、結局は自分の甘えが赤字を招いていたのだと恥ずかしくなります。
 「道は無限にあり」と本などもありますが、自分で考え、皆にお願いすることがその第一歩だと実感します。
 世の景気が悪いと、テレビ・新聞が言っても、自分には一切かかわりのない事としましょう。
 失業率が高く、新卒者の就職がないのも景気が悪いせいではない。
 歩が、飛車角になりたがっているだけだ。歩は歩の仕事をするか、金を目指すかそこを教育者は指導するべきだ。そこが行きとどかないから、混乱が起こっているだけで景気のせいにしない。
 「老兵は消え去るのみ」とも言われます。
 私も老兵ですが、業績の悪かった会社と同じで、現実に対応し施策を廻らせば、道は無限にある気がします。
 生涯現役と粋がって、若いものとの競合を楽しむより、「人生は今日が始まり、昨日まではリハーサル」として自分の道を作りたいです。