清潔が日本を亡ぼす

反うがい・手洗い
2010/11/30
　インフルエンザ予防のためとして、幼稚園・小学校で児童が手洗いを強制されています。石鹸で泡だらけにし、指の間もきれいに洗いましょうと指導されています。そしてそれが良いこととテレビも言います。
　あんまり清潔にすると免疫力が付かないよ！　清潔思想にかぶれるとキスも出来ないしセックスも出来なくなるよ！　少子化日本に進ませる気ですか？

　若い頃、賠償の工事で、インドネシアに３年居ました。着任して３日目に激しい下痢をし、痛くて堪りませんでした。先輩達は心配もしてくれません。アメーバ赤痢は、誰でも来てすぐ罹るのです。一度罹ると免疫が出来てもう大丈夫です。後輩達が次の年来た時は、先輩ぶってアメーバ赤痢に罹って小学校卒業だなどと冷やかしたことです。

　西堀栄三郎南極越冬隊長に講演して頂いたことがあります。
　「先生の健康の秘訣は何ですか？」と訊きますと「たもとくそじゃよ」と言われました。先生が子供の頃、転んで擦り剥き傷を作るとお母さんは袂から綿ぼこりのゴミを取りだし、その傷に擦り付けたそうです。黴菌が入って化膿すると「ついた、ついた」と喜んだそうです。けがする度に免疫が付いて健康になりました。蠅やアブは汲みとり便所と食べ物の間で菌を運ぶ免疫造り虫です。　

　インフルエンザで死んだり、後遺症があったりする訳でもないのですからテレビで大げさに言うのは馬鹿げています。
　不潔な環境にも生活出来るのが強さです。フィリッピンのゴミ捨て場で生活する子供たちの逞しさ。戦後日本の戦災孤児の逞しさ。戦後の星の流れの中に生きた人たち、黒沢映画「酔いどれ天使」の闇市で生存した人々。北朝鮮や中国が攻めて来たらあんな生活出来ないと生きられませんよ。

　下水道完備の都市生活・清潔なコンビニ・ペットボトルの飲料水　あんなものが普通だと考えると「深夜特急」には乗れません。
　
　うがい・手洗いは、重病のもと。人間嫌いにする清潔思想。不用品廃棄のシンプルライフは、昆虫・節足動物放棄につながり生物多様性社会に反しますよ。

　くさむらに寝ころび、ムカデと遊びましょう！　健康の基・免疫の友です。