2016/07/29
【蝿叩/夏155】
「舌戦に割って入りたる蝿叩(鬼形むつ子)」
「棕梠シュロの木の頂きにある蝿叩き(隆夫)」
【棕梠シュロの日曜日/春251】
「棕梠シュロの日曜日なんのことかと調べれば復活祭の前の日曜
(カトリックでは、枝の主日とも言う。その後の一週間を大週間・聖週間・聖週期といい、荘重な典礼が行われる。新教では棕梠シュロの聖日、パーム・サンデーとも)」
「長老の法衣の襞や聖週期(月舟)」
「クロス垂る市場の婆々も聖週期(蛇笏)」
【棕梠シュロの花/夏183】
「梢より放つ光やしゆろの花(蕪村)」
「棕梠シュロの花こぼれて掃くも五六日(虚子)」
【棕梠シュロ剥ぐ/冬197】
「古寺に皮むく棕梠シュロの寒げなり(鬼貫)」
「墓城にて棕梠シュロ剥ぐ音の透きとほる(ひろし)」
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