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恐れていた時が来た。この日が来ることは、事故に会うとか、突然の病で意識が回復できないなどがない限り、既定の事実でいつか来るとわかっていた。未来にたいして準備をするというのが苦手なかれは、特に準備をしなかった。やめてから漠然となにかを始めるつもりでいたが時間だけが経つ。かれこれ1ヶ月がたち、桜のことも頭から消える頃旅行でもしようと思いたった。
2
行き先は出雲である。キーワードは古代史で、九州・出雲・近畿のトライアングルのうち高千穂を含む九州にも行きたいが、式年遷宮祭のある出雲に行きたいと思った。伊勢神宮は20年毎に式年遷宮をする出雲もその儀式があるという。伊勢神宮は20年ごとに式年遷宮をするが、出雲大社は60~70年ごとという。出雲と伊勢の儀式の違いを知ってみたいが、出雲大社の遷宮を伊勢に合わせてきたのは、意味があるのだろうか? いわゆる対抗意識だとしたら、興味深いことである。それはさておくとして旅の準備をしていこう。
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(続く)
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