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そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

百人一首#35 紀貫之

2007年02月16日 |  / 百人一首

2007/02/16

「人はいさ心もしらずふるさとは花ぞ昔の香ににほひける
(紀貫之)」


「人はさて何を思うか故郷の梅はにほえる昔のままで()」

「貫之は正岡子規の槍玉に上げられており評価を落とす()」

「古今集編みし貫之それなりに重要なりし文学史上()」


20140/90/06

「人はいさ心も知らずふるさとは 花ぞ昔の香に匂ひける(#035 紀貫之)」

「【訳】あなたの心はどうだかわかりませんがせっかく帰ってきた故郷のこの梅の花は昔のままのいい香りで迎えてくれます。人と違って。()」



◎-080 「ながからむ心も知らず黒髪の 乱れてけさはものをこそ思へ(#080 待賢門院堀河)」 



「ニナリッチ香水好きという女は 花ぞ昔の香に匂ひける(#035 紀貫之)」


「貫之は古今和歌集の撰者にて36歌仙の一人なり()」

「『土佐日記』女に扮し著せる子規の評価は低いがそれはおかしい()」


「この歌は長谷に行くとき泊まりたる宿の主の皮肉に答う()」


「貫之は政治的には藤原氏実権握り歌で実力を()」


「勅撰の和歌集にある歌のかず貫之・定家双璧をなす()」


「花だにもおなじ心に咲くものを植えたる人の心しらなむ(宿の女主人の返歌)」


「『土佐日記』『古今和歌集』あるけれど今だ読まれず吾を待ちたり()」「()」「()」「()」「()」 


【参考】
「友達の家の残りて故郷は 花ぞ昔の香に匂ひける(安野光雅)」 


 


百人一首#34 藤原興風

2007年02月16日 |  / 百人一首

2007/02/16

「たれをかもしる人にせむ高砂の松も昔の友ならなくに
(藤原興風)」


「どの人を友達にせんか高砂の松も昔の友でもないし()」


 2014/09/06

「誰をかも知る人にせむ高砂の 松も昔の友ならなくに(#034 藤原興風)」

「【訳】年老いてしまった今誰を心が許せる友としたらいいのでしょう。
    あの高砂の松も年老いているが昔からの友達というわけではありません。()」



    073  「高砂の尾の上の桜咲きにけり 外山のかすみ立たずもあらなむ(#073 前権中納言匡房)」
     |   「立ち別れいなばの山の峰に生ふる まつとし聞かば今帰り来む(#016 中納言行平)」
 025~◎   「名にし負はば逢う坂山のさねかずら 人に知られで来るよしもがな(#025 三条右大臣藤原定方)」
     |
    016
     

「のたり松角界同期で頑張れど 松も昔の友ならなくに(付句遊戯-#034)」

「興風は紀友則らと仲間らし36歌仙で琴の名手と()」

「高砂は能の演目あるけれど翁媼の長生き思う()」 


「櫛の歯がかけるごとくに友が逝き長生きするも辛きことかな()」


「定家も79歳まで生きたけど興風これをいくつで詠みき()」



【参考】
「わが恋を知る人ありや故郷の 松も昔の友ならなくに(安野光雅)」

 


百人一首#33 紀友則

2007年02月15日 |  / 百人一首

2007/02/15

「久方の光りのどけき春の日にしづ心なく花のちるらむ
(紀友則)」


「永遠の長閑な光り指す春にしづ心なき花が散るらむ()」

「友則は紀貫之と親戚で古今の撰者も成る前に死ぬ()」


2014/09/05


「ひさかたの光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ(#033 紀友則)」

「【訳】日の光のうららかなのどかな春の日に落ち着いた心もなくあわただしく桜の花は散り急ぐのでしょう()」


096      「花さそふ嵐の庭の雪ならで ふりゆくものはわが身なりけり (#096 入道前太政大臣)」
  |       「小倉山峰の紅葉葉心あらば いまひとたびのみゆき待たなむ (#026 貞信公)」
026~◎  「いにしへの奈良の都の八重桜 けふ九重に匂ひぬるかな     (#061 伊勢大輔)」
  | 
061


「世は無情花の命は短くて しづ心なく花の散るらむ(付句遊戯-#033)」

「友則は紀貫之の従兄弟にて平安はじめの36歌仙なり()」 

「明日しらぬわが身と思へど暮れぬ間のけふは人こそ悲しかりけれ(貫之)」

「友則は古今和歌集撰者なり完成前に亡くなると()」

「春霞かすみていにしかりがねは今ぞ鳴くなる秋霧の上に
 (紀友則,初雁の題で『春霞』と出たから物議をかもしたがさすがのまとめかたをした。)」


「のどけさに花もゆるりとすればいいでも散り急ぐ桜かな()」



【参考】
「ゆく春や君の娘の嫁ぐ日に しづ心なく花の散るらむ(安野光雅)」



 

 


百人一首#32 春道列樹

2007年02月15日 |  / 百人一首

2007/02/15

「山がはに風のかけたるしがらみはながれあへぬ紅葉なりけり(春道列樹)」

「山の中流れる川の柵シガラミは風が作りし紅葉でできる()」

「この列樹プレイグランド九州で壱岐への赴任前に死にたり()」


2014/09/05

「山川に風のかけたるしがらみは 流れもあへぬ紅葉なりけり(#032 春道列樹 )」

「【訳】山を流れる川に風が吹いてかけた堰は流れず止められた紅葉だったのですね()」



012-◎-069   「天つ風雲の通ひ路吹きとぢよ 乙女の姿しばしとどめむ  (#012:僧正遍昭)」
                     「嵐吹く三室の山のもみぢ葉は 竜田の川の錦なりけり    (#069:能因法師)」 



「屋上のドレイン詰まり調べれば 流れもあへぬ紅葉なりけり(付句遊戯-#032)」

「列樹とは役人なれど消息はあまりわからず歌が残れる(『古今和歌集』など勅撰和歌集に五首残っている。その中に歳末の気持ちを詠んだ歌)」

「中央で出世はできず壱岐守任じられたが直前に死す(?-920年)」


「この歌は京から志賀に山越えをしたときの歌響きがよけれ()」


【参考】
「青春の逆は丹秋しがらみは 流れもあへぬ紅葉なりけり(#032 春道列樹 )」


 


百人一首#31 坂上是則

2007年02月14日 |  / 百人一首

2007/02/14

「朝ぼらけ有明の月とみるまでに吉野の里にふれる白雪()」

「明けがたにいやに明るく月が照る思えば雪が降り積みており()」

「是則は田村麻呂から四代目曾曾孫らしき蹴鞠が上手()」


2014/09/04

「朝ぼらけ有明の月と見るまでに 吉野の里に降れる白雪(#031 坂上是則)」

「【訳】朝がほのぼのと明けようとする有明の月と見まがうばかりの明るさで吉野の里に白い雪が降っています()」 


021       「今来むといひしばかりに長月の 有明の月を待ち出でつるかな     (#021 素性法師)」
 |         「有明のつれなく見えし別れより 暁ばかり憂きものはなし         (#030 壬生忠岑)」
 ◎-052 「明けぬれば暮るるものとは知りながら なほ恨めしき朝ぼらけかな (#052 藤原道信朝臣)」
 |
030


「けはいして目が覚めたればほの白く 吉野の里に降れる白雪(付句遊戯-#031)」


「羽を持つ虎が隠れる聖地なる 吉野の里に降れる白雪(付句遊戯-#031)」



「坂上田村麻呂の子孫らし学者タイプも蹴鞠の名手()」


「おもしろい醍醐の前で蹴鞠して二百六回連続で蹴る(こんな記録が残っているとは)」 


「あるときに吉野に旅し明け方に外の明るさ気づけば雪が()」


「この歌は『体言止め』が効いており白銀世界の余情がでたる()」


「朝ぼらけ・有明の月・白雪と三位一体朝のひとこま()」


【参考】
「いつになく白き障子は古歌にいふ 吉野の里に降れる白雪(安野光雅)」