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そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

百人一首#45 謙徳公

2007年02月22日 |  / 百人一首

2007/02/22

「あはれともいふべき人は思ほえで身のいたづらになりぬべきかな(謙徳公)」

「あわれだとなぐさめくれる人はなくあってもなくても同じ身の上()」

「この人は伊尹コレタダといい梨壷の五人の監督したる人なり()」


2014/10/10

「あはれともいふべき人は思ほえで 身のいたずらになりぬべきかな(#045 謙徳公)」

「【訳】かわいそうに、と言って同情してくれる人が思い浮かばない。この身は空しく死んだと同じだ(#045 謙徳公)」



◎-066    「もろともにあはれと思え山桜 花よりほかに知る人もなし(#066 前大僧正行尊)」 


「わが思える人の心は依りつかず 身のいたずらになりぬべきかな(付句遊戯-#045)」

「諡の謙徳公は死後につく名前であって生前徳が()」

「梨壺の五人のボスで命じたり後撰和歌集編纂しろと(坂上望城/源順/大中臣能宣/清原元輔/紀時文)」

「女々しいか坊っちゃん育ちのコレタダは何かしたのか嘆く前には()」

「政治では摂政までもしたるらし花山天皇外祖父らしい()」

「高価なる陸奥紙で壁飾る父に似ないで浪費家らしい()」

【参考】
「憐れみをさそふしぐさはピエロにて 身のいたずらになりぬべきかな(安野光雅-#045)」


 


百人一首#44 中納言朝忠

2007年02月22日 |  / 百人一首

2007/02/22

「あふことのたえてしなくばなかなかに人をも身をも恨みざらまし
(藤原朝忠)」


「会うことをやめてしまえばこれほどに人や自分を責めることなし()」
「朝忠は和漢の学に秀でたり、また笙の名手なりしか()」

【訳】未練を捨てて会わなければあなたのこともわたしの身の上も恨むことはないでしょうに、会わずにばいられないわが身が情けない
【注】和漢の学問にすぐれており、笙の名手でもあった。36歌仙の一人。


 2014/10/10

「逢ふことの絶えてしなくはなかなかに 人をも身をも恨みざらまし(#044 中納言朝忠)」

「【訳】もし逢ふことがなかったらつれないあなたやわが身の辛さをあれこれと恨まなかったのに()」

 ◎-019  「難波潟短き蘆のふしの間も 逢はでこの世を過ぐしてよとや       (#019 伊勢 )」
 |      「あしびきの山鳥の尾のしだり尾の ながながし夜をひとりかも寝む (#003 柿本人麻呂 )」
003


「未練なく諦めきれる人ならば 人をも身をも恨みざらまし(付句遊戯-#044)」

「朝忠は定方の子で歌うまく笙の名手でもて男らし(36歌仙で中納言にもなった)」

「朝忠がこの歌詠むは51歳まだ現役で浮き名流せり(老いらくの恋か)」

「歌合わせ六番出して五番勝つなかなか見事な歌詠みらしき(天徳内裏歌合わせにて)」

「平安の恋はなかなか変化あり庶民は如何な恋をしたのか()」

【参考】
「忘れむと誓いし恋は歌にせず  人をも身をも恨みざらまし(安野光雅-#044)」

 


百人一首#43 権中納言藤原敦忠

2007年02月21日 |  / 百人一首

2007/02/21

「あひみての後の心にくらぶれば昔は物を思はざりけり(藤原敦忠)」

「会った後の気持ちにくらべ会ふ前の気持ちはないも同じことかな()」
「時平は伯父から妻を奪いたり敦忠の父国経という(時平の伯父)」
「この男右近と誓い裏切りて捨て台詞など怨みをかいし
(右近の恨みか、38才の若さで死んだらしい)」


2014/08/01


「逢ひ見てののちの心にくらぶれば 昔はものを思はざりけり(#043 権中納言藤原敦忠)」

「【訳】逢って一夜をすごした後のこころに比べたら、寝る前は薄っぺらで何も考えていなかったと思はざるをえない()」


080  「ながからむ心も知らず黒髪の 乱れてけさはものをこそ思へ   (#080 待賢門院堀河)」
 |   「今はただ思ひ絶えなむとばかりを 人づてならでいふよしもがな (#063 左京大夫道雅)」
 ◎ 
 | 
063



「憧れの彼女を知れば知るほどに 昔はものを思はざりけり(付句遊戯-#043)」


「敦忠は時平の子で道真のたたり怖れて若死にをした(38才で病死)」

「敦忠は36歌仙の一人にて管弦特に琵琶の名手と(琵琶の中納言と呼ばれていた)」

「中納言昇進をして翌年に病に倒れなくなれり(生没年906-943年)」


【参考】

「天の下生まれて遊び戯れし 昔はものを思はざりけり(安野光雅)」


 


百人一首#42 清原元輔

2007年02月21日 |  / 百人一首

2007/02/21

「ちぎりきなかたみに袖をしぼりつつ末の松山浪こさじとは(清原元輔)」

「お互いに袖を濡らして誓いたりゆく末までも心変えじと()」

「この人は清少納言の父なりきカエルの親に威厳のありや()」


2014/10/04


「契りきなかたみに袖をしぼりつつ 末の松山波越さじとは(#042 清原元輔)」 

「【訳】固く契りましたよね。涙を流して、袖を濡らすまで泣きましたよね。末の松山を波は越さないとは言うものの、
        心変わりすると言うむごい仕打ちをするのですか()」 



065-◎-072  「恨みわび干さぬ袖だにあるものを 恋に朽ちなむ名こそ惜しけれ (#065 相模)」
                    「音に聞く高師の浜のあだ波は かけじや袖のぬれもこそすれ     (#072 祐子内親王家紀伊)」


「屋根の上船が乗りあぐ大津波 末の松山波越さじとは(付句遊戯-#042)」 

「松山は多賀城辺りの海岸に位置するらしい歌枕とて()」

「ルポライター浅見光彦謎を解く波が松山を越す場所がある(見る位置で逆現象が起こるらし)」 


「最奥といえど津波は無情なり歌枕とて配慮はしない(元、中、末とあるらしいどうなったかは調べていない。)」


「元輔は清少納言の親父らしハゲでひょうきん愛すべき人()」



【参考】
「われこそはゆびきりげんまん名を惜しむ 末の松山波越さじとは(安野光雅 #042 )」


 


百人一首#41 壬生忠見

2007年02月20日 |  / 百人一首

2007/02/20

「恋すてふわが名はまだき立ちにけり人しれずこそ思ひそめしか(壬生忠見)」

「恋するとわたしの噂が立ったけどばれていないと思っていたのに()」

「この歌は恋敵なる兼盛と競い敗れしときの歌なり()」


2014/09/25


「恋すてふわが名はまだき立ちにけり 人知れずこそ思ひそめしか(#041 壬生忠見)」

「【訳】恋をしていると言うわたしの浮き名が早くもたってしまった人に知られないようにこっそりと思い始めたばかりなのに()」


048  「風をいたみ岩打つ波のおのれのみ くだけてものを思ふころかな       (#048 源重之)」
 |   「夜もすがらもの思ふころは明けやらぬ ねやのひまさへつれなかりけり (#085 俊恵法師)」
 ◎ 
 | 
085



「あちこちでわれを冷やかす人がいる 人知れずこそ思ひそめしか(付句遊戯-#041)

「忠見とは忠岑の子で父に似て官位上がらず歌で傑出(36歌仙)」

「歌合わせ平兼盛の歌と競いあい負けてショックはただごとでなし()」

「忍ぶれど色に出でにけりわが恋は ものや思ふと人の問ふまで(040 平兼盛)」

「判者さえ判断つかず天皇に委ねたれれば兼盛選ぶ(歌を呟いただけみたい)」

「わたしなら忠見を取れる『ばれた恋』出だしも奇抜軽い感じで()」

【参考】
「別れにはバッハの無伴奏チェロ組曲と 人知れずこそ思ひそめしか(安野光雅)」