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そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

能百番〔069 野守〕

2008年03月23日 |  / まんが能百番
3/23
「山伏が葛城山に行く途中春日野につき野守と会える()」
「近くなるいわくありげな池のこと聞けば答える『野守の鏡』と()」
「本当の野守の鏡は鬼神持つ鏡のことと色々話す()」
「山伏が野守の鏡見たいもの言えば翁はやめとけという
(池の水鏡にしろと言い、塚へ消える)」
「里人に聞けば鬼神が化けたのと言われて祈る鏡見せてと()」
「ややあって鏡をもって鬼神でる地獄のすべて鏡に映す()」
「終われれば鬼神は大地踏み破り地獄の底へと帰っていける()」

能百番〔067 鵺〕

2008年03月21日 |  / まんが能百番
3/21
「鵺なるは頭は猿で尾は蛇のその鳴き声はトラツグミなり()」
「旅僧が都の途路の芦屋にて一夜の宿を乞うができぬと()」
「化け物が夜毎現わる御堂にと泊まれば舟で漕ぎくるがいる(夜半に)」
「尋ねれば最初は海人言いたるが頼政の弓たおれし鵺と()」
「頼政に討たれし様を語りてはまた舟に乗り波間に帰る()」
「里人に鵺の退治の話聞き海辺にたちて鵺を弔う()」
「やがて鵺現れ供養に感謝して帝を悩まし退治されたと()」
「退治して源頼政恩賞を賜り一躍有名になる()」
「鵺なるは空舟ウツボフネにと入れられて淀川の屑なりて苦しい()」

能百番〔066 巴〕

2008年03月19日 |  / まんが能百番
3/19
「この能は巴御前の無念なる女の思い能にあらわす()」
「色白で髪長くして美人なり荒馬に乗り手練れの巴()」
「木曾殿につきしたがえる巴だが最後は一緒にいてはならぬと()」
「木曾の僧都の途路に粟津にて社に参る女とあえり(近江粟津)」
「同郷の木曾義仲を拝んでと頼んで亡者消え去りにけり()」
「拝めれば先の女が武者姿なって現れて苦戦を語る()」
「離れぬと誓った木曾は傷を負い後に続くを彼は許さじ()」
「そこにきた追手と戦うその隙に木曾は自害をしてしまったり()」
「逃げ延びた巴は武装解除して苦しい胸を訴えにけり()」
「女とて共に行かせてもらえぬを恨みにおもい今も苦しむ()」

能百番〔064 道成寺〕

2008年03月17日 |  / まんが能百番
3/17
「この能はわりに有名われもまた祖母より筋を聞いて知りおり
(歌舞伎の道成寺、安珍と清姫)」
「道成寺女人禁制寺なれど白拍子きて鐘拝ましてと()」
「舞いながら寺の階段のぼりゆき鐘引き落とし中に消えたり()」
「住職に報告すればその昔山伏・娘の話聞かせり()」
「山伏に恋する娘蛇となり隠れる鐘に巻き付き殺す()」
「怨霊のしわざと思い鐘に向け祈り始めば蛇あらわれる()」
「住職ら法力つくし祈れれば日高の川に蛇体は消える()」

能百番〔063 天鼓〕

2008年03月16日 |  / まんが能百番
3/16
「この能は中国の故事といわれしも本当は世阿弥の創作という
(室町幕府の迫害で弟子を失ったことから創る)」
「その昔天から降るという鼓天鼓はもちて妙音ならす()」
「勅命で鼓を献上せよという天鼓逃げれどつかまり処刑()」
「その後に誰が鼓を叩けども音を発せず父が呼ばれる()」
「王伯は毎日嘆き天鼓との薄き縁に覚悟を決める()」
「不安だが恐る恐ると鼓打つ不思議なことに美しく鳴る()」
「皇帝も妙なる音に感じ入り宝を授け王伯帰す()」
「王伯は呂水のほとりで管弦の講を催す天鼓のために()」
「ややありて天鼓が湖面に現れて喜び鼓打ちて舞たり()」