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そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

能百番〔062 定家〕

2008年03月14日 |  / まんが能百番
3/14
「旅の僧空ながめれば時雨降り急ぎ駆け込む亭の中へと()」
「里女現れ出でてこの亭は『時雨の亭チン』といわれを語る()」
「定家から思われ人の式子内親王様の墓が近くに()」
「その墓は葛まつわり絡みつくわれは親王苦しいという
(といって消えていった)」
「旅の僧定家葛のいわれ聞きその夜弔う式子のことを()」
「墓覆う葛ほどけて現れる式子の霊が楽になったと()」
「お礼にと歓喜の舞を披露してやがて帰れる墓の中へと()」
「その途端葛が伸びて墓覆う定家葛の執念深し()」

能百番〔061 経正〕

2008年03月12日 |  / まんが能百番
3/12
「経正は清盛の甥敦盛の兄にあたりて琵琶の名手だ()」
「都落ち琵琶青山を仁和寺に返せる逸話佳き話なり()」
「仁和寺に僧都行慶やってきて経正のため追善供養()」
「あずけたる琵琶青山を仏前に添えてしたる法事の儀式()」
「夜も更けて経正が出て礼をいい琵琶を奏でて付き合いかたる()」
「琵琶や笛音楽語り興に乗り夜遊の舞を舞い始めたり()」
「そのうちに修羅の苦しみ襲いきて自分の姿恥じて灯を消す(経正の幽霊が)」

能百番〔060 土蜘蛛〕

2008年03月11日 |  / まんが能百番
3/11
「源頼光武勇に優れれど理由分からぬ病に倒る()」
「胡蝶なる侍女が薬を持って来て元気になれと励ますという()」
「その夜に見知らぬ僧があらわれて古歌を詠じて蜘蛛糸投げる()」
「頼光は手元の刀で斬りつけば手応えありて怪僧逃げる()」
「独ヒトリ武者事情を聞いて血の跡を追えば至れる古塚のもとに()」
「その塚を崩せば土蜘蛛現れて闘いになる糸吹き出して()」
「難儀する千筋の糸を吐き出して来る土蜘蛛をなんとか退治()」

能百番〔059 張良〕

2008年03月10日 |  / まんが能百番
3/10
「通常は能のシテ役動けるがワキの張良クルクルと舞う()」
「鞍上の老人落とす靴拾う夢を見ました漢の張良(兵法の奥義を授けると)」
「約束の日に行きたれば待っている老人『遅い』と怒り返せる()」
「志しもしあるならば5日後に再び来いといいて消え去る()」
「約束の日の夜明け頃行きたれば公は試さん靴川に投げ()」
「飛び込んだ川急流で見失う竜神出でて靴を持ち去る()」
「取り返すために張良刀抜き襲いかかれば竜は平伏()」
「張良は黄石公に靴履かせ兵法奥義授かるという()」

能百番〔058 竹生島〕

2008年03月09日 |  / まんが能百番
3/9
「竹生島弁財天が祀られて参詣したる臣下がいたり()」
「釣り舟に頼み島へと向かいたりのどかな陽射し湖は広けれ()」
「島につき翁・媼は案内す臣下は問える女人禁制()」
「かまわない弁財天も女なりいかに隔てをすることはなし()」
「そのうちに媼は社に入り行き、翁は隠る湖の中()」
「社殿にて宝を見れば建物が揺れて現れる弁財天が()」
「湖からは竜神現れ玉捧げ激しく舞いて国土鎭護を()」
「伊井の殿能には殊に堪能で独自解釈この能にする()」
「おかかえの能の流派の喜多流は今も大事に伝承をする()」