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そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

能百番〔011 絵馬〕

2007年11月20日 |  / まんが能百番
11/20
「この能は神のめでたさ讃えたる天の岩戸の再現能だ()」
「伊勢にある斎宮の戸に絵馬かかるそれで判じるその年の雨
(節分に誰かがかける)」
「ある時に勅使が行ける伊勢参り途中で会える翁と嫗()」
「絵馬かける実はわれらジジとババ、今年は白・黒二枚をかける()」
「ジジとババほんとは伊勢の二柱いいて二人は消え失せにけり()」
「そのうちに蓬莱の鬼現れて二枚の絵馬がかかると言えり()」
「蓬莱の鬼が槌振る宝でるめでたい予感神々栄え()」
「そんなとき天の岩戸のトリオ出て故事を再現神話を舞で
(天照大神、アメノウズメ、手力雄命のトリオ)」

能百番〔010 江口〕

2007年11月17日 |  / まんが能百番
11/17
「江口とは二つの川の合うところ人や物とか宿で賑わう
(摂津の国、淀川・神崎川の合うところ)」
「その昔摂津の国の船着き場西行法師が宿を乞いけり(江口の君に断られた)」
「旅の僧西行の歌呟けば遊女がヌゥーッと現れ出たり()」
「西行に宿乞われるもわがもとに泊められぬゆえ断りたりと(江口の幽霊だった)」
「里人に江口の君のこと聞けば普賢菩薩の生まれ変わりと()」
「旅の僧奇特なことと弔えばやがて出てくる舟の遊女が()」
「舟からの江口がのべる口上は無常を嘆き舞を始める()」
「執着をなくせば迷いは生じない説いて消え去る菩薩の姿()」

能百番〔010 善知鳥ウトウ〕

2007年11月16日 |  / まんが能百番

11/66「名人や上手が舞えばこの能は背後に地獄ありありと見え()」「棟方の版画の作に月の中善知鳥が赤く染まるのがあり(『善知鳥版画巻』)」「善知鳥とは親が『うとう』となきたれば子は『やすかた』と啼ける鳥らし()」「立山に登りし僧が感動し下山の途中老人に会う()」「老人は僧に頼める人尋ね簑笠手向け伝えてくれと()」「証拠としこの片袖を持ってけと言われ向かえる漁師の家へ()」「片袖は形見の衣とぴったりし簑と笠とを供えて供養()」「やがて出る猟師の霊が頼みたり生前の罪、科を消してと()」「善知鳥をばだまして捕らえ殺生し親鳥啼かす罪を反省()」「地獄にて受ける責め苦は呵責なし()」「愛したる妻子の顔も見られない助けてほしいと訴え消える()」


能百番〔009 歌占〕

2007年11月14日 |  / まんが能百番
11/14
「白山の里の男とさる子供会いに行くなり歌占い師()」
「ひも引き歌が出てくるそれを見て、占いをするよく当たるらし()」
「占い師年は若いが真っ白の髪をしておりその理由を聞く()」
「死にかけて地獄の淵を垣間見て恐ろしさゆえ白髪になる()」
「里男父の病気を尋ねればやがて直ると占いは出る()」
「子は尋ね父の消息いかなりし占いは出るすでに会いしと()」
「よくきけば探し求める父と知る父は語れり地獄のさまを()」
「曲舞で地獄のさまを舞う内に憑依をしたり恐ろしげなり()」
「憑依とけおだやかになり諭されて子供とかえる白山の里()」
「曲舞いは能に先立つ芸なりき謡いて舞える面はつけずに()」

能百番〔008 鵜飼〕

2007年11月13日 |  / まんが能百番
11/13
「面白うてやがて悲しき鵜飼かな(芭蕉)」
「旅の僧たぶん日蓮モデルらし法華経の徳讃える能か()」
「甲斐国石和の辺りで宿を乞うだめだと言われ代わりに堂を()」
「その堂に鵜飼いの翁現れる僧は忠告殺生するな()」
「従僧が昔話で密漁した鵜飼いの亡者の話をしたり()」
「その亡者懺悔のために鵜飼いする様子を見せて消えてしまえり()」
「次の日に石に法華経書き込んで川に沈めて鵜飼いを供養()」
「それをみた閻魔大王現れて鵜飼いの罪を極楽行きに()」
「ほんまかな閻魔大王法華経の功徳を讃えPRする()」