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そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

能百番〔016 杜若〕

2007年11月29日 |  / まんが能百番
11/29
「杜若在原業平の都落ちテーマとしたるあでやかな舞()」
「旅の僧三河の国に至るとき今を盛りに杜若咲く()」
「ながむれば若い女が現れてここは八つ橋花の名所と()」
「その昔業平一行八つ橋で花を折り句の歌を詠えり()」
「唐衣着つつ馴れにし妻しあればはるばる来ぬる旅をしぞ思ふ
(業平の歌で『かきつばた』を折り句に)」
「その女僧をつれゆき打ち明ける花の精なり業平讃歌()」
「あでやかに舞いを披露し業平の生まれや挿話語りきかせり(伊勢物語の叙情)」

能百番〔015 女郎花〕

2007年11月28日 |  / まんが能百番
11/28
「この能は小野頼風とその妻の死にいたりたる哀しい話()」
「男山に男と女の塚があり秋には寂し女郎花咲く()」
「肥後の僧都に上るその途中石清水へと参らんとする()」
女郎花道ばたに咲き手折らんとすれば老人あらわれ止める()」
「歌により二人はバトル繰り広げ老いは誉めたり旅僧のことを()」
「社前まで案内をして女男の塚われは頼風名乗り消え去る()」
「村人に話を聞きて夜もすがら弔いたれば夫婦幽霊()」
「その昔頼風と妻ケンカして妻は身を投げ塚に埋めらる()」
「亡骸を埋めた塚から女郎花咲けるも嫌う頼風のこと(頼風が近づくと花がそっぽを向く)」
「頼風は妻の心を憐れみて川に飛び込み共に死にたり()」
「しかし今邪淫の悪鬼に攻められて苦相を呈し回向を頼む()」

能百番〔014 姥捨〕

2007年11月27日 |  / まんが能百番
11/27
「姨捨は月の名所も里人の哀話が残るそんな山なり()」
「姨捨は楢山節考深沢の坂本・緒方の映画を見たり()」
「歌舞伎とか新作狂言あるというどんな演出あるというのか()」
「あるときに都の人ら月見んと姨捨山に出かけんとする()」
「登るとき女が現れその昔捨てられし姨いいて消えたり()」
「十五夜に月をバックに白衣着た老婆現れ月を愛でたり()」
「その老婆仏の慈悲を語りつつ昔を偲び舞を披露す()」
「舞う老婆その死に際はいかなりし生き仏かな獣の餌か()」

能百番〔013 大原行幸〕

2007年11月25日 |  / まんが能百番
11/25
「大原の寂光院を見舞いたる後白河院の行幸のこと()」
「滅亡の象徴である建礼門大原の地で死者を弔う()」
「恩讐の彼方で会える父娘語り始める稀有の体験
(清盛は父、上皇は義父、安徳の母)」
「子を抱きて海に沈めるそのようす助けられなば安らかなりし()」
「死の淵にいりて覗ける六道や奈落に沈むその様語る()」

能百番〔012 大江山〕

2007年11月21日 |  / まんが能百番
11/21
「大江山酒天童子が騙されて討ち取られたる物語なり(源頼光)」
「比叡山追われ大江に住み処なす童子に化けた鬼がありけり()」
「山追われあっちこっちに行きたれど都に近い大江にもどる()」
「その鬼は酒好きにより世間では酒天童子と恐れられたり()」
「頼光が山伏に化け鬼退治大江に入れば女に出会う
(鬼にとらわれて洗濯女になっている人)」
「そういえば一行の中金時という人がいる主役ではなし()」
「その女の案内により館へといきて頼めり一晩泊めて()」
「大江山いるのを内緒の条件で泊めてもてなす酒など出して()」
「酒に酔いもう寝るという鬼襲い攻防の末退治をしたり()」