暇つぶし日記

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霧の夜ジムに出かけた

2011年11月30日 04時14分41秒 | 日常

3日間で75kmほど田舎を歩いて戻った夜はさすが疲れもあり毎週月曜のジムはパスしたけれど翌日の夜には脚と足首に注意しつつも下腹部の脂肪はそれぐらい歩いただけでは取れずはずもなく、腹と上体の筋トレのつもりで夕食後自転車で家からも5分ぐらいのところまで出かけた。

霧が出ていた。 街灯の色はともかくも信号の青がそこにアクセントをつけてそれがそろそろ近づくオランダのサンタクロースの祭り、シンタクラースの飾り付けのようにも思え、またそんなことで夜に明るさをつけなければこれからの長く暗い、だから鬱陶しい北ヨーロッパの冬の夜には備えられない。 

それにしても町の外縁と昨日まで歩いた国境付近の田舎の夜の違いを思わないではいられない。 隣まで500mあまり、見渡す限りの闇で遠くに明かりがぽっつりと見えるようなところは町の人間からすれば別世界だ。 けれど車があればその距離も暗さもなんでもなく、だから田舎に車が必需品となることも分かり、そうなると交通機関に頼ることも少なくなり、そうなると当然バス路線も寂れる、というような経緯が分かる。 それに一番打撃を与えられるのが我々のような他所から来て田舎を歩き、時にはバスで移動しようという人間だ。 バス路線とその少ない便の時間を見合わせその間を縫って歩くというようなこともするからそんな時せめて自転車でもあれば、という気にもなる。 けれどその間便さを比べ合わせてみればそのときに歩きながら見る景色、自転車に乗りながら見る景色、バスに乗って見る景色などの肌の、温度の、匂いの違いははっきりしている。 時間があれば歩くのが一番だ。 

1時間のジムが終わりまだ温かい体で外に出ればしとしとと雨が降っていて霧が消えていた。 来たときほどのんびりペダルを漕がずに頭をかがめてしっかり自転車を漕いで出来るだけ早くうちに帰れるよう急いだ。 熱いシャワーとそのあとの冷たいビールはこの何日かの夜には欠かせないものでそれは今日のような1時間のジムのあとのものとは変わらないけれどそのありがたさは自分の足で一日25km歩いた後のシャワーとビールのありがたさにはとても叶わない。 

それに比べると3日間他所のベッドで眠ったけれどゆっくり寝付くにはやはり慣れた自分のベッドに潜り込むほどの気持ちよさはない。

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